映画鑑賞感想綴

映画館で観た映画の感想です。

『ソーシャル・ネットワーク』

2011年01月20日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 期待してました!

 デイビット・フィンチャー監督作品は
 デビューの「エイリアン3」から全て観ています。
 (中でも「セブン」が一番好きです。)

 ジャンルはさまざま違っていても、きちんと作品ごとに
 監督らしい独特の味付けがされていて
 デイビット・フィンチャー味の作品になっているんです。

 今回は主人公のマークと途中から出てくるショーンの
 早口(スピード感)がそれだったのかと思います。

 ご存知のとおりSNS「Facebook」の創始者
 マーク・サッカーバーグのサクセスストーリーなので
 当初は「Facebook」も製作に協力的だったようですが
 撮影が進むにつれて、マークがあまりにも似ているからなのか
 協力してくれなくなり最後には音信不通になってしまった!
 などというウワサを耳にしました。
 自分にそっくりな人が近くにいたら嫌なものですよね。
 その辺は分かる気がします。

 「何かを得るためには、何かを失わなければならない」
 全てのモノは手に入らへんですよ、と言っているようにも感じて
 しかしそのために頑張って大きな人間にならなアカンでって
 今のボクには思えました。人間的に大きくなって迎えに来ます

 それに何かを創めるきっかけというのも、だいたいあんな感じだと思うし
 ボクも似たようなことをきっかけに、頑張ります
 (でもマークにはこんな意気込みはなかったように思えますけどね

 とりあえず「Facebook」5億人の仲間入り(登録)
 してみようかな・・・と思います。 

『ノルウェイの森』

2011年01月12日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 20年くらい前にあの赤と緑の本を読んだ記憶がありますが
 ほとんど内容は覚えてないので、また読み直して観てみようかとも
 思ったけれど、結局読み返すことのないまま観に行きました。

 村上春樹さんの作品は、特に好きということもなかったので
 いくつかしか読んだことはありません。
 
 当時の彼女が貸してくれて感想を期待されていたので
 無理やり読んで当たり障りのない感想を言ったような気がします。

 原作というよりも、トラン・アン・ユン監督の「青いパパイヤの香り」
 「シクロ」「夏至」の独特な映像美?がとても好きでしたので
 「ノルウェイの森」を監督すると聞いた時は少し、エッ!と思いました。

 しかし以外に良かったです!!!
 山(施設)のシーンはもちろん、大学や寮のシーンでも
 それにお色気シーンでも独特な映像美?は健在だったように思えました。

 村上文学の世界観とトラン・アン・ユン監督の映像や
 キャスティングも期待以上に合っていて、
 こういう愛があってもいいのかもしれないと感じて
 当時の妄想をはるかに超えていました。
 (当然ですね。)

 後半くらいから原作の内容を少し思い出してきてしまって
 この人はもっと重要な人ではなかったなぁ~と思う部分もあって
 機会があったら読み返してみようと思いました。
 (でもきっと読まないなぁ~)

 愛って何だろう?改めて考えます、悩みます。

『ばかもの』

2011年01月08日 | Weblog
 ☆☆☆★★(満点5星)

 半地元の高崎市などが沢山出てきて、面白そうと思って観に行って来ました。
 観音様が出てきたり、高崎市内もたくさん出てきたり、
 それに時々行く前橋市の花屋さんが出て来たのにはびっくりでした。
 
 冒頭のような恋への入り方をしたら、しかも二十歳前後の男子だったら
 誰でもあんな風に堕ちて行くのは分かるような気がする。

 堕ちてからも色々あり、恋から本当の愛を探していたようにも見えたけど
 その中でもどんどんと堕ちて行ってしまうヒデ(成宮くん)が切なく感じたり、
 反面うらやましくも感じたり、この年齢で良かったと思ったりもしました。

 普通の精神状態?だったら、もっと☆が付いたかもしれないけれど
 ボクの年齢で恋に落ちて破れると性質が悪い、
 まだ完治していないので素直に観ることが出来ていないような気がする。
 スイマセン。

 主演の内田有紀さんも成宮寛貴くんも、いい演技をしていて
 二人ともいい役者さんだと改めて感心しました。

 ラストシーンがとてもキレイな場所で、これも群馬県内なのかな~と
 思いながら観て、行ってみたくなりました。
 

 P.S.
 少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
 今後もマイペース映画を観て感想を書いて行きたいと思いますので
 またこのブログを見て頂ければ幸いです。
 今年も、よろしくお願いいたします。