HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第819話≪「生活時間の国際比較―日・米・仏・韓のカップル調査」(連合総研)≫

2010年02月24日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、昨日は全国的に4月上旬の春の暖かさでしたね?

 HageOyajiが見た池では、鳥たちがこの暖かさを楽しんでいましたよ。

   

 さて、日本人のことを「まじめ」「勤勉」「働きすぎ」「会社のため」など多くの言葉で表していますね?

 そこで、本当はどうなのか?を、連合総研は「生活時間の国際比較―日・米・仏・韓のカップル調査」で発表していますので、覗いてみましょう・・・・

 この調査は、
   ◆ 雇用労働者の生活リズムと労働・生活時間
   ◆ 休日・休暇の取得状況
   ◆ 就労環境とストレスの関係
   ◆ 夫の長時間労働、家事時間と妻の就業選択
   ◆ 性別役割分業と平日の生活時間
   ◆ カップルの働き方と家族の時間
   ◆ 余暇活動の国際比較
   ◆ 仕事と生活における「時間」の有効活用と労働組合の課題
 の各章から見ています。

 日本の特徴の一つは、実労働時間に通勤時間、待機時間(始業前や終業後に勤務先で 過ごしている時間)、勤務先での休憩時間を加えた時間が長いことです。

 又、日本人は他の国に比べて「自分の病気」「子供」理由でよく有給取得するとの結果ですが、これは、家庭をサポートする体制の違いからなのでしょう。


 【調査目的】
  諸外国の労働者との比較をつうじて、日本における生活時間の特徴と問題点を明らかにし、ワークライフ・バランスと生活の質の改善という視点からの政策的諸課題を検討する。

 【調査対象者】
  各国都市部に居住する50歳未満の雇用労働者でかつ既婚者400名(男女200名ずつ、離死別を除く、配偶者と同居)とその配偶者400名。

 【調査方法】
  インターネット

 【調査時期】2007年11月

 調査する上で、 
  ◆生活時間問題の根本は、仕事と生活が分裂していることに起点。
  ◆ワーク・ライフ・バランスが最も重要な課題。
  ◆対象国は日本、アメリカ、フランス、韓国。

 詳細は「生活時間の国際比較―日・米・仏・韓のカップル調査」をクリックしてください。一部をその結果から抜粋しますと、

  ★日本と韓国の夫は帰宅時刻が20時台
  ★日本の夫は1日あたり残業時間が最長
  ★就労環境に対する評価は、ほとんどの項目で夫・妻ともに日本が最下位
  ★日本の妻の約3分の1は「子どもに関する行事」を理由に有給休暇を取得
  ★アメリカの夫・妻は子どもに関わる時間が最長
  ★日本の夫・妻の5割強が、家族との外出の頻度は週1 〜2回程度
  ★現在の仕事に満足している割合は、日本の夫・妻が4割台で最下位
  ★ パートナーの子どもとのかかわりに満足している割合は、韓国の夫が約9割で最高、日本の妻が5割強最低

 です。

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