乳がん、抗がん剤治療、その後の妊活日記

36歳の新婚で乳ガン発覚、治療のこと、その後、無治療にして妊娠を望む今の日記

トリプルネガティブ乳がん

2017-06-05 14:17:01 | 日記
会社の先輩が乳がんになり、先日最終のムンテラが行われた。

そして今日から急遽、抗ガン剤治療が始まった。

彼女の乳がんはトリプルネガティブ。ようするに、エストロゲン➖、プロゲステロン➖、HER2➖の3つ陰性の型だった。

治療は抗ガン剤しかない。今日からECという2種類混合の抗ガン剤を3週間毎に4クールやる。しかし、合わなかった場合、別の抗ガン剤にすぐ切り替えて再開するとのこと。
私は最初FECという3種類混合の抗ガン剤をやった。免疫抑制かかるが、私はすこぶる骨髄が強かったので、1ヶ月に1回しか採血しなかった。そして白血球を増やす薬ももちろんやらなかった。
しかし、彼女はトリプルネガティブで勝手に増殖する顔つきの悪い乳がんだけに、徹底的に抗ガン剤でたたく為、最初から白血球が減らないように増血剤を入れるらしい。

彼女は今日から抗ガン剤治療を始めたので、セオリー的に行けば、2週間後には脱毛が始まる。カツラの話しをしたら病院でも色々紹介はしてもらったらしいが、医療用カツラは目玉が飛び出るお値段。だからとりあえず私の以前使っていたカツラを差し上げた。今から美容院でカットして合わせたら、脱毛する前に準備が間に合うだろう。

数年前、『いつか、このカツラを誰かに貸してあげるときは、スッキリした気分なんだろうなぁ』と思った。しかし今日現実にカツラを差し上げた気分は全然スッキリではなかった。


今までに2人、乳がんかもしれないと相談された女性がいたが、2人とも良性だった。良いことなんだが、真剣に心配して涙を一緒に流して、結果『良性だった』とあっけらかんとされたあの時は、なんだかとっても腹が立った。
だから今回も良性か、例え悪性でも極早期の発見で抗ガン剤なんてやらないだろうと思っていた。
だから余計に、心臓をギューと掴まれるような苦しさを感じた。

トリプルネガティブだけに、合う抗ガン剤があればいいのだが、、、抗ガン剤治療中の気持ち悪さ、だるさ、顔色がどんどん悪くなっていく様子、つるっぱげる外見の変化、夏にカツラの蒸れる感じ、、、いろんなことをどんどん思い出す。

うちの旦那は『彼女の旦那さんの気持ちを考えるとね。。。』と、思い出したことがあるようだった。旦那は当時、私より泣いていたな。。


彼女のこれからの乳がんとの戦いに、私にできることを、必要とされたタイミングで、寄り添って、少しでも気持ちが軽くなってもらえたらなと思う。





そして、私自身、今の生活を取り戻すことができたことに、改めて周りのすべてに感謝をして暮らさねばとも感じた。



今、乳がんと戦っているすべての女性とその家族に明るい光が射しますように。。。







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