また一つ駅を通り過ぎた
あの急行をこの夜行に乗り換えてから
いくつめの駅だろう
何も変わりはしないのだけど
とにかく
おめでとう
長い間涙が染み込み続けた恋人代わりの枕
よ
何も書かれていない手垢で汚れた切符
よ
二つのカーテンの向こうの寝台にいるかもしれない誰かさん
よ
おめでとうはいいけれど
あといくつ駅を過ぎたら日は昇るのか
体一面恥ずかしくなるような落書きだらけで
もう余白もないんだ
窓を破って飛び出してしまいたくなる
(ふと見つけた小さな余白)
去年の落書きをなぞってみた
自分の変化が何故か不気味
だ
あの急行をこの夜行に乗り換えてから
いくつめの駅だろう
何も変わりはしないのだけど
とにかく
おめでとう
長い間涙が染み込み続けた恋人代わりの枕
よ
何も書かれていない手垢で汚れた切符
よ
二つのカーテンの向こうの寝台にいるかもしれない誰かさん
よ
おめでとうはいいけれど
あといくつ駅を過ぎたら日は昇るのか
体一面恥ずかしくなるような落書きだらけで
もう余白もないんだ
窓を破って飛び出してしまいたくなる
(ふと見つけた小さな余白)
去年の落書きをなぞってみた
自分の変化が何故か不気味
だ