秘めやかな月の光が辺りを濡らし
冬だというのに裸の幽霊たち
風のように・・・
そして一人の年老いた少年
墓石の前に佇み
顔をひきつらせ
「悲しいんだ・・・」
ほんとは淋しいだけなのに
つくった微笑み
あふれた涙
「・・・また来るよ・・・」
――ただいま
――こんな時間にどこへいってたの
――腹へった
――手を洗ってきなさい
ジャージャージャー
(おれどこへ行ってたんだろう・・・?)
ジャージャージャ・・・
――あなた あの子ったらまた・・・
――・・・そっとしておきなさい、今は
窓の外
冬だというのに裸の幽霊たち
風のように
冬だというのに裸の幽霊たち
風のように・・・
そして一人の年老いた少年
墓石の前に佇み
顔をひきつらせ
「悲しいんだ・・・」
ほんとは淋しいだけなのに
つくった微笑み
あふれた涙
「・・・また来るよ・・・」
――ただいま
――こんな時間にどこへいってたの
――腹へった
――手を洗ってきなさい
ジャージャージャー
(おれどこへ行ってたんだろう・・・?)
ジャージャージャ・・・
――あなた あの子ったらまた・・・
――・・・そっとしておきなさい、今は
窓の外
冬だというのに裸の幽霊たち
風のように