kouheiのへそ曲がり日記

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母のために生きる

2015-07-04 13:29:03 | 日記
手術を終えて退院した母は、家に戻った当初、身体が痛いと辛そうに声を漏らしていた。
だが有難いことに、一日一日と軽快していった。
身体の痛みはほとんどなくなったようだ。

僕と性格がそっくりなのでよく分かるのだが、母は息子に御世辞を言うような人間ではない。
それが「お前がいてくれてよかった」、「ありがとうね」、「ホントにお前のおかげで助かる」等々と最近よく口にするようになった。

母があと何年生きるか分からないけれど、いろいろあったけれど、まぁいい人生だった、と母が思いながら旅立っていけるようにするのが僕の仕事だと僕は確信してしまった。

これから僕は、母を喜ばすために生きるつもりだ。
母の願いは何でも叶える。
高齢で忘れっぽくなった母は、何を買ってくればいいのか、その指示をよく間違う。
だが僕は嫌な顔ひとつせず、何度でも買い物に出かける。
昨日も4回もスーパーマーケットに行った。

腹は立たない。
「お前がいてくれてよかった」という真実の声は、僕から怒りの鱗を取り去ってしまったようだ。

当たり前のことだが、自分のためにだけ生きる人生ほどつまらないものはない。
愛する者のために生きてこそ、生きる喜びが腹の底から湧き上がる。

母の余生が穏やかであること、これ以外望むことは、今の僕にはない(合掌)

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