本ブログを始めて5ヶ月経ちました。
毎日書き続けてきて、ほぼ800本になりました。昨日までで延べ9199人の方が訪問してくださいました。トータルページビューは26872です。ありがとうございます。玉石混交と言いたいところですが、そのバランスは読者のご判断次第です。「玉」がゼロでないことを願います。
以前にも述べたことですが、本ブログのメインは「村上春樹を英語で読む」のカテゴリーです。英語頭の人はどのように日本語を読んで英語に訳しているのだろうか、というのがテーマです。
最近新訳が出た『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』は、旧訳がAlfred Birnbaumのもので、これのインターナショナルリリースを村上春樹自身が拒否してきたということだったのですが、今回Ted Goossenによる訳でより多くの人が読むことができるようになりました。
私は、本ブログ6月3日の「大風呂敷を広げる」の中で、Birnbaum氏は5歳から日本で育っているので、「必ずしも英語頭の人ではないのではないか?」と書いたことがあります。これからしばらく両作の新旧訳を比較する記事をアップしていきます。この「英語頭」「日本語頭」ということがよりはっきりするといいのですが。
さて、この新訳が出たことで気になるのが『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』です。拙著『村上春樹はどう誤訳されているか』で例証したように、この作品の英語版は抄訳版と言って良いくらいの、ある意味「不完全版」です。私自身村上の最高傑作のひとつと考えている『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が「完全版英訳」で出ることを期待しています。
毎日書き続けてきて、ほぼ800本になりました。昨日までで延べ9199人の方が訪問してくださいました。トータルページビューは26872です。ありがとうございます。玉石混交と言いたいところですが、そのバランスは読者のご判断次第です。「玉」がゼロでないことを願います。
以前にも述べたことですが、本ブログのメインは「村上春樹を英語で読む」のカテゴリーです。英語頭の人はどのように日本語を読んで英語に訳しているのだろうか、というのがテーマです。
最近新訳が出た『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』は、旧訳がAlfred Birnbaumのもので、これのインターナショナルリリースを村上春樹自身が拒否してきたということだったのですが、今回Ted Goossenによる訳でより多くの人が読むことができるようになりました。
私は、本ブログ6月3日の「大風呂敷を広げる」の中で、Birnbaum氏は5歳から日本で育っているので、「必ずしも英語頭の人ではないのではないか?」と書いたことがあります。これからしばらく両作の新旧訳を比較する記事をアップしていきます。この「英語頭」「日本語頭」ということがよりはっきりするといいのですが。
さて、この新訳が出たことで気になるのが『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』です。拙著『村上春樹はどう誤訳されているか』で例証したように、この作品の英語版は抄訳版と言って良いくらいの、ある意味「不完全版」です。私自身村上の最高傑作のひとつと考えている『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が「完全版英訳」で出ることを期待しています。