私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

飲んだ席だったんでぇ~(雑学)

2006年12月06日 | Weblog



吉祥寺(ハモニカ横丁)の焼き鳥屋です。

師走に入り忘年会シーズンに入りました。
とは言っても、昔に比べると随分少なくなりましたねぇ~。

若い時は(気だけは、今でも若いつもりですが・・・)それこそ、飲んだ席なので「はめを外したり」上司を捕まえて「くだをまいたり」したものです。

今日は無礼講だと言った上司に限って、無礼を覚えていたり、あとでしっぺ返しがありましたね。

さて、飲む機会も増えることから、「はめを外す」と「くだをまく」の意味を雑学としてご紹介します。




10数年前、ドイツ(フランクフルト)の酒場で知り合った若者たちです。

彼らは、はめも外しませんし、くだもまきませんでした。
ドイツの若者に、くだをまかれても言葉が通じませんので影響はありませんね。(笑)

しかし、私が経験する限り外国人が「はめを外したり、くだをまく」人とは出会いませんでした。(国民性か?体質なのかなぁ~?)


先ず、「はめを外す」とは、どう言う状態か十分にお判りだと思いますが、つい飲み過ぎて調子にのり、あとから恥ずかしいくらいの行動をおこすことを言いますね。

本当は馬の口にくわえさせるクツワの部分を「はみ」と言うようです。

この「はみ」が「はめ」に変化したものですが、はみが外れると馬のコントロールが利かなくなり、暴れたり、とんでもない動きをしますので、「はみが外れる」が「はめを外す」になりました。

はめを外して、トラ箱に入るより、馬小屋に入る方が正解かも知れません。




我が家の酒置き場?です。
結構、溜まっちゃいました。女房も呆れています。

今度は「くだをまく」ですが、「くだ」とは何の意味だかお判りですか?

日ごろのウップンをここぞとばかりに晴らそうとして、とりとめのないことをグタグタ言うことを「くだをまく」といいますね。

あまりにも話が長いので、管(くだ)のように想像しますが、この「くだ」は、糸を紡ぐのに糸車をブ~ン、ブ~ンと音をたててまわしますが、その竿(さお)のことを言います。

では、何で「くだをまく」と言う意味になったのかですが、蚕を飼っていた農家などでは、自分で糸を紡いでいました。
農業の合間や夜なべ仕事として、長時間にわたって「くだをまく」音が聞こえていたようです。

毎晩のように、いつまで経ってもこの音を聞いていたのでうんざり(グダ、グダ)していたのでしょう。
これが、くだをまくと言う意味の語源なのです。

何気なく使っている言葉も、今では趣味の世界しか糸巻きがなくなりましたので、意味を理解することも出来なくなりました。

たまには、何処かで「はめを外したり」「くだをまきたい」ものです。

yuki 35
コメント (11)
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