今日より明日へ

平成20年7月、肺ガンと宣告された父(74歳)。

平成20年10月25日、永眠しました。。。

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2008年07月19日 | 告知から治療開始まで
7月9日午前中、初めての放射線科受診。
待合室の椅子に私と両親が腰掛けていると、私だけが診察室に呼ばれました。

私はいいチャンスだと思い、先生に質問をしました。
「父のガンはどのくらい進行しているのですか?あとどのくらい生きられるんですか?」
「肺ガンのステージⅣです。抗がん剤が効いたとしても1年もたないでしょう。」

そこまで説明した上で、「お父さんにはどこまでお話しましょうか?」と聞かれました。

私は(母だったらどう答えるだろう?)と考え、ステージⅣだという事は説明してもらっても構わないが“末期”という言葉は使わないで欲しい。1年もたないだろうと言う事も告げないで欲しいと頼みました。

後で父の居ないところで母に確認したら「それで良かった、ありがとう」と言ってくれました。

両親も診察室に呼ばれ、先生から色々治療についての説明がありました。
そしてどういう治療をしていくのか、家族でよく話して決めて下さいとの事でした。

その日の午後、二人の兄に実家に来てもらいました。
事前に、私だけが聞いた事(余命など)を兄達にも話しておきました。
そして父を含め、家族5人で話し合いました。

その結果、脳の腫瘍には放射線治療をし、他の腫瘍に対しては抗がん剤治療はせず、緩和治療をしていただく事に決めました。

この先、父が痛くありませんように・・・苦しくありませんように・・・


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