ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

雨雪

2009-01-31 | Weblog

山形市内 AM11時頃


今日も山形まで車で出掛けた

昨日の天気予報通り 山形は朝から雪模様

出発時の寒河江市内の天気はまだ霙だった

山形市内に近付くにつれ 

道路は次第に積雪が目立つようになって来た


山形市内 PM1時頃

同上


太平洋の低気圧がもたらした

今日の雪は 重く 水気の多い雨雪

雨雪が降る時は 気温が高く

間もなく解けてしまう

車が通ると 解け出した雪がビシャビシャ

はねるので

歩道を歩く人は

サッと身をかわす


雨雪に比べ

北西の季節風と一緒に降る

大陸からの高気圧による雪は

軽くて サラサラ雪

ツルツルして滑りやすい


車を運転する人は神経が磨り減ってしまうほど

クタクタに疲れてしまう


山形市内


何よりも

雨雪の時は

寒河江市より山形市の方が

なぜか多く降る


明日から2月 いよいよ春間近・・・・・・・

2月は 逃げる・・・・・・・・・

と言うわけではないが 

すぐに解け出してしまう今日の雨雪のように

日々自分を見失わぬよう 

改めて しっかりせねばと思う・・・・・・


2009-01-30 | Weblog




昨日 

朝の散歩の途中 

梅の木の

少し膨らんだ蕾

を見つけた


この辺りの梅の開花 

は 3月下旬
 

間もなく咲きそうに見えるのだが

春はまだまだ 

名のみか・・・・・・・・・・・・・・・



夕方4時過ぎから久し振りに日帰り温泉に行って

のんびり体を休めてきた


我が家から10分ほどのところにあるこの温泉の裏を 

最上川が流れている 


夕方4時過ぎの

静かな最上川の流れ

明日からまた大雪との

天気予報が出ている




かた雪

2009-01-29 | Weblog

                             無数の輝きを放つ かた雪の上を歩く ナナ

かた雪は 雪国の

春の訪れの兆し・・・・・・・・・・・・・


まだ誰も歩いたことのない

雪の上を

大人の私でさえ

足をとられることもなく

一面雪に覆われた

広い田んぼの中を

ガサッ ガサッ  

と 鈍い音を立てながら

自由に歩き回ることが出来る



この季節になると

日中 気温が上がり

積もった雪が溶け出す


そして

夜半から明け方に掛けての

氷点下の厳しい寒さで

解け始めた雪が

再び カチンカチンに凍ってしまう


翌朝

かた雪となって

この時期だけ

雪の上を走り回ることが出来る



サラサラした

薄く 今にも壊れそうだった雪の結晶

かた雪は 

ざら目砂糖のように

硬く 大きな結晶に変わって

無数の輝きを放つようになる





この時期

かた雪に埋まった果樹畑を歩くと

いろんな動物の足跡に出会える


ウサギかな・・・・?

タヌキかな・・・・?

キツネかな・・・・?

などと・・・・・・・・・・・・・・・・ 

まだ1度も出会った事のない

動物に思いを馳せて・・・・・・・・


雪に刻まれた

小さな足跡を追い掛ける



今朝の愛犬 ナナ

最低気温-7℃の

かた雪の上を

夢中で走り回って

いつもより元気?・・・・ちょっと疲れ気味?・・・・・


朝日連峰を背にして

遠くに左沢線下り列車が

通り過ぎていった

檸檬&蜜柑

2009-01-28 | Weblog

梶井基次郎 「檸檬」

あらすじ

普段から気に入っていた京都 寺町通りの果物屋で檸檬をひとつ買ったが、肺病で熱を帯びた手にその果実の冷たさは丁度良かった。

暫らく遠ざかっていた丸善に立ち寄った

普段気に入ってみていた画集を見ても不安な気持ちが変わらない事に不満を覚えた私は、本棚の上に時限爆弾に見立てた檸檬を置いて立ち去った。・・・・・・・



見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の諧調をひっそりと防錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかへっていた。

私は埃っぽい丸善の中の空気が、その檸檬の周囲だけ変に緊張しているような気がした。

私は暫らくそれを眺めていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


梶井基次郎(1901~32)の短編小説「檸檬」で主人公が檸檬を購入した京都市中央区・寺町二条の果物店「八百卯」が創業130年の歴史に幕を下ろした。

との記事が、インターネットで流れた。


「檸檬」は私の青春時代の大事な短編小説のひとつ

そしてもうひとつ大事な短編小説「蜜柑」

を思い出した

どちらも黄色い色をした小さな果物が主役の物語

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あまり正確に想いを伝えることは出来ないかもしれないが

思い出すままに書いてみたい・・・・・・・・・・・・・・




永井龍男(1904~1966) 「蜜柑」

あらすじ

これは女と別れようとしている男の話

男は45歳、病妻と年頃の長男がおり、女は30歳で一度結婚した過去を持つ

2年間続いた二人の仲が冷えたと言う訳ではない

しかしそれはいわば大人の恋であり、男はこの関係がある虚構の上に成立していることを知っている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



その時、車がブレーキを掛けた。

顔を上げた私は、前方に黒人兵が手を上げて立っているのを見つけた。

青っぽい軍服の、若い男だった。その背後に、同じ仲間を2、3人乗せた車を停めてある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

舗装道路のカーブに、吹き付けられた海岸の砂が積もっていた。

ゆっくりその脇を渡りきり、松林に沿ってカーブを曲がりきったと思うと、次の光景が鮮やかに私の視線に入ってきた。

舗装道路の幅一面に、途方もない数の蜜柑が散乱していたのだが、初めからそれと見たのではない。ただ鮮やかな色彩に、一瞬私は戸惑ってから、

「・・・・・・・やったね」

とつぶやいていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


国道134号線 至 鎌倉・逗子へ

短編小説「蜜柑」の海岸線沿いのアスファルトの舗装道路に鮮やかな色彩をした途方もない数の蜜柑が散乱していた光景は、このカーブを曲がった先・・・・・?(私の勝手な想像)

梶井基次郎「檸檬」と永井龍男「蜜柑」は どちらも私が高校時代に読んだ短編小説のひとつ

この二つの短編小説にはどちらも鮮烈なイメージがあった

「檸檬」には・・・・・・・・・・・・・・カーンと冴えかへっていた。

「蜜柑」には・・・・・・・・・・・・・・舗装道路の幅一面に、途方もない数の蜜柑が散乱していたのだが・・・・・・・


私の青春時代 

どちらも数ページの短編小説に過ぎぬのだが 30年以上過ぎた今も「檸檬」も「蜜柑」も私にとっては

大切な本である

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後日加筆しま~す

川沿いの街

2009-01-27 | Weblog

最上川・大江町

最上川・大江町

川幅が広く 流れの緩やかな最上川の川向こうに拡がっている 大江町


最上川・大江町

大江町

寒河江市の西隣町 大江町の雪景色

今冬の雪の量は極端に少ないようだ

去年も少なかった


毎年 々 

地球温暖化の影響で暖かくなっているようだ

いつもの年だと 屋根から下ろした雪で 

道路の両側は 大人の背丈を越す雪の壁が出現している頃なのだが・・・・・


最上川に平行して走っている道の両側の街並み

どの家も屋根の雪下ろしは

まだ1度もしていないようだ


最上橋

大江町・平野山

川沿いを平行に走る道を左に折れると 

最上橋の架かる道に出る


以前は人や車で大いに賑わった通り

人や車の流れは

上流に架かった新しい最上橋へと移ってしまい

今では

すっかり寂れた通りになってしまった


最上川

朝日山系

大江町から南西方向の朝日山系

雪原の向こうは

冬真っ只中のようだ


間もなく立春 ・・・・暦の上の寒明けも もうすぐだ


チェンジ

2009-01-26 | Weblog
//冷たい県政からあったかい県政へのチェンジ//


昨日投開票が行われた山形県知事選挙で当選した

無名の女性候補が掲げた選挙スローガン


山形県知事に東北初 全国4人目の女性知事誕生


山形県はこれまで長い間保守王国と言われ続けて来た


前回の総選挙は

三の小選挙区全て自民党が独占


よく言えば

あまり激しい変革を好まない穏やかな県民性・・・・・・・?

悪く言えば

時代の新しい風が読めない(を読まない)県民性・・・・・・・


しかし

前回と今回の2度続けて知事を変える選択をした 山形県民

もしかして

日本の政治のさきがけを走っているのかも・・・・(凄~い)


今回 私もチェンジを選択?(投票理由は皆と一寸違うが 一応勝ち組)

でも

落選した現職知事の敗因の弁を聞くと

行財政構造改革に少し性急過ぎた面があったのかもしれない・・・・

だとすれば・・・・・

やっぱり山形県民は現職知事の急激な変革を嫌ったに過ぎない(変革の早さについて行けない)のかも 

少し複雑な感じ・・・・・・・・・・・


いくら正しい判断だとしても

自分の物差しだけで

事を急ぎ進めようとしても

なかなかうまくはいかないようだ(何事も)


因みに私は

喜怒哀楽 全く表情もなく話す現職知事(日本銀行出身)の人間性がどうも好きになれなかっただけ

山形県の次回総選挙

3つの内2つ 民主党に議席が移りそう




出口調査

2009-01-25 | Weblog
今日の寒河江市の最低気温 -11℃

今冬1番 寒~い 寒~い 朝だった

こんな日の天気は決まって快晴


今日は山形県知事選挙の投票日

一期目の現職知事(自民 公明)と 57歳新人女性候補(民主 社民 共産)との一騎打ち

午後3時頃妻と二人で投票所に向かう

入り口付近に20代女性が腕章?をして 筆記用具を持ち 立っていた

もしかして・・・・・・・

出口調査・・・・・・・・?


案の定 入る時は 何事もなかったが

投票を終えて出てくると

すみません・・・○○○○TVですが

出口調査の御協力をお願いします  

と 言って 近寄ってきた


調査用紙の 性別 年代 投票候補者名 支持政党 ・・・・・

などに 丸を付け

2折にし 紙袋に自分の手で入れさせられた


後から出てきた妻はフリーパス・・・

ほとんどの場合 夫婦は相談し合っていると

判断しているからなのだろうと思った


さて 次の山形県知事は・・・・・・・・?

今夜遅くには結果が判明する筈


私が投票した 候補者が当選するといいのだが・・・・・・


旧東村山郡役所資料館

2009-01-21 | Weblog

旧東村山郡役所資料館 天童市

同上

同上


先日 寒河江市の東隣り

天童市 旧東村山郡役所資料館 に寄ってみた


たまたま休館日になっていて 中へは入れず


山間の林は

私以外 他に人の気配も無く

ひっそりと静まり返っていた


明治12年(1879年)今から130年前に完成した建物


3層造りの郡役所の建物

この時代の建物としては

かなり斬新なデザイン 

もちろん

定番の洋風バルコニーが付いている


新生日本が目指す 

文明開化の初々しい香り

を 130年を経た今も尚

力強く発散し続けているかのようだった


ぶ厚い漆喰

が塗り込められたられた外壁の 白壁

と 屋根を白く染める雪


どちらも

過去からの訣別

と 時代の新しい胎動の息吹

を 語るかのように

眩しく

天を仰いでいた





大寒 & 落日

2009-01-20 | Weblog

朝日山系に沈む夕日 中山町にて

同上

夕方4時半 山形からの帰り道

国道を走る車

の 車窓から見た夕日


朝日山系に沈もうとしている

白々しい 

弱い光を放つ 真冬の夕日


西の空一面 を

焼け焦がすような

茜色には

染めれない


今日は大寒

最低気温-3℃ 最高気温+3℃

とても暖かい1日だった


昨日 今日と 2日続いた暖かさで

一気に雪解けが進んだ


このまま 春の訪れが来るといいのだが・・・・・・・・・・

水沢温泉・・・・・・・・・・・・・・(2)

2009-01-19 | Weblog

西川町 県道寒河江西川線


幸生から国道112号線に戻って

西川町に入り 吉川と言う所から 山沿いの道を西進した

この辺りの積雪はおよそ1m位

何枚か写真をとってきた中で

一番お気に入りのアングルが この写真


県道寒河江西川線・寒河江川

県道寒河江西川線・酒倉

県道寒河江西川線・西川町 月山方面

国道112号線から吉川へ

吉川・月山方面

吉川

吉川

県道寒河江西川線

県道寒河江西川線・西川町 月山方面


この後再び112号線に戻って 

間もなく 水沢温泉に到着した


東西南北  遠 近 ・・・・・・・・・

刻々と時間を追って 流れる雲が 

激しく七変化

する 山里の空のドラマ

が 間近に迫って来た