ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

たばこ

2008-09-30 | Weblog


犬の散歩にほぼ毎日通っている左沢線羽前高松駅の近くに、M商店がある。

かって、M商店は酒の販売で大いに繁盛していた。

近年酒販売の自由化の波で、酒の小売店はほとんどすべての店が販売不振に陥ちいっている。

この店も例外なく酒の売り上げは皆無のよう。

代わりに店先にたくさんの自動販売機が並べられていた。

私は42歳のその年の暮れ、一念発起し禁煙。(理由はいろいろあった)

以後20年近く今もって禁煙が続いている。

隣で誰かがタバコを吸うと、さっとその場から遠ざかる。今では、2度とタバコを吸うことはないだろうと自負している。

私が禁煙した頃吸っていたタバコは、マイルドセブン。一箱120円だった。

20年も経てば240円位かなとこの頃思っていたが、改めて自動販売機を見て驚いた。

マイルドセブン一箱が300円。他のほとんどのタバコも一箱300円。

健康を害するとわかっているものが、なぜ売られているのか不思議。

なぜ金を払ってまで自分の健康を害するものを買い求めるのだろう。

先日タバコの値段を1箱1000円に値上げする話題が駆け巡った。

いろんな意見はあるだろうが、タバコは所詮ニコチン中毒、一日も早く禁煙し、自分の健康を回復すべきと思う。

9月もあっという間に今日でおしまい。明日から10月。

いよいよ今年も一年の3/4を過ぎてしまった。これから先の月日は何もかもがみな足早に過ぎ去ってしまう季節。

それ故、一日一日を大事に過ごしていかねば・・・・・・。


カマキリの卵

2008-09-29 | Weblog

初冠雪の月山

里の季節はまだまだ秋なのに。

柿の実の色はまだ青く、ススキは真直ぐに立ち、まだ半開きの穂も。

山が緑のうちに月山に雪が降ると冬が長い・・・・・といわれている。

今年の冬、長い冬になるのかもしれない。


線路の土手に カマキリの卵、わらびの新芽も見える

カマキリの卵

今朝裏の線路の土手で、偶然カマキリの卵を見つけた。

生んで間もなく?、薄黄色をしたふかふかの真綿のようだ。

つい先日まで賑やかに鳴いていた虫たちの世界、もう冬支度の真っ只中なのだろうか。

自然界の生き物ほど、季節の移ろいに正直なものはない。

秋の夕暮れ

2008-09-28 | Weblog

まだ雨が降っている今朝の田んぼの風景



りんご畑から見える朝日連峰・大朝日岳

冠雪した月山の夕焼け

夕闇の中の葉山

今日で無事パート終了。

午前中はまだ小雨模様の天気。雨合羽を着て摘葉作業。

昼休みの会話の一部・・・・・・・・・・・

パートのおばちゃん・・・・・あんたここに来る前は何してたのや?

私           ・・・・・定年退職して家で孫の子守

このおばちゃん、実は私をだいぶ心配していてくれたらしい。

働き盛りの男が、こんな所でりんごの摘葉などしていて、家族が困っていないかと。

・・・・・・真相を聞いて納得してくれたようだ。

自然の下で、雨に降られたり、晴天だったりの天気の中、体を動かし、汗を流して働くことの喜びを存分に味わうことが出来た。

誰もが同じ立場で、黙々とただひたすらりんごの摘葉。サラリーマン時代の煩わしい人間関係など一切無し。これが実に健康にいい。

この1週間、身も心も大いにリフレッシュ出来たような気がする。

パートを終え山から降りてくる途中、月山、葉山の夕暮れの景色がとてもきれいだった。

明日は久し振りに朝から天気がよさそうだ。

月山・初冠雪

2008-09-27 | Weblog

葉山

寒河江市北西部 右手の山並は奥羽山脈     写真は三日前のもの


今朝、月山(1984m)の初冠雪が観測されたそうだ。

今日の月山、厚い雲に覆われ、麓からはその姿を見ることは出来ない。

平年より18日、昨年より25日も早い初冠雪らしい。

今日は10月下旬の気温で、最低気温9.1度、最高気温15度。1日中雨が降ったり止んだりの、肌寒い1日。


りんご摘葉のパートもいよいよ明日で終了。

今日、その果樹園で事件が起きた・・・仕事を終えて帰り際、1.8mの脚立の一番上から落下・・・・・・。

危うく怪我しそうだったが、危険を感じ自分で飛び降り、運よく無事に。

本当の事件はその3分後に続いて起きた。

山を切り開いて作られた広い果樹畑。2mほどの幅の狭い道。軽トラック専用の道。

私のような乗用車では、初めからちょっと道幅に無理があった。

直角に曲がろうとしたのだが側溝が気になり、車を降り確認しようとしたその時、車が動いた。

そばににいた人が、「車が動いてる」と、叫んだ。

およそ2m、私の車は無人のままするすると坂を下ってしまった。ギアをニュートラルにしたまま、運転席を離れ車外へ出たのだった。

後10cmで道路からはずれ畑の中へ。そこから先は、急な斜面の果樹畑がずっと続いていた。

とっさに車に戻り、ドアを開け運転席に飛び乗り、ブレーキとアクセルを一緒に踏んだ。もちろん、どちらがブレーキか考える余裕などなかった。

一瞬、もうだめかなと諦めたその時、

間一髪、車は奇跡的に止まった・・・・・・・。あ~・・・疲れたア・・・・・

その後何事もなかったように帰宅。

こんな時に限って、妻は還暦の中学の同窓会で、今晩は外泊で留守。

あのまま畑に落ちていたら今頃どうなっていただろうと思うと、一人己の強運に改めて感謝。

もしかして、今日初冠雪の月山からのご祝儀かも・・・・・・・

風呂に入り、手伝いに来ていた娘の作った酒の肴でをゴックンと一口・・・・・。

時にはそういうこともあるさ・・・・・・・・。いや、猛反省・・・・・・・の今日の1日。

秋霖

2008-09-26 | Weblog


秋の夕刻は釣べ落としの如くあっというまに日暮れが進む。そして,もの想う秋の夜長に。

朝から1日中冷たい秋雨が、日中の最高気温は15度。

ストーブが恋しい。

今日のような寒い日の夜は、虫たちの声さえも聞こえない。何処かへ行ってしまったのだろうか。







昨日の午後から雨降りで、昨日の午後と今日と、パートは休み。体力に自信のない私にとっては、恵みの雨。

夕方、小雨のなか犬の散歩に出掛けた。(仕方なく・・・・)

公園の紫式部の実、いつの間にか鮮やかさを増して来た。

真っ白い蛾、色鮮やかな蜘蛛、どちらも小雨に濡れて寒そうにしていた。

今年は冬は駆け足でやって来そうだ・・・・・・・・・。

秋・日本一公園

2008-09-25 | Weblog

新旧二の最上橋が架かる最上川 左奥に蔵王連峰

花火大会で出店が並んだ中央の細い通り 遠くの山は「銀のうさぎ」の舞台となった暖日山

JR左沢線終着駅、左沢駅と、大山自然公園。右奥、朝日連峰主峰大朝日岳

昨日の昼休み、摘葉手伝いに行ってる畑から車でおよそ10分の所にある日本一公園に行ってきた。

仙台から車で来たという5人の女性がいて、パンフレットを持ちながら、私に尋ねて来た。

パンフレットに載っている最上川の小船が映っている景色はどこかと?

かすかに見える小船を教えてあげたら、みな興奮して、喜んでいた。

私にも経験があるが、観光地などでパンフレットと同じ光景を見つけると、嬉しくて興奮するものだ。

昨日は一日中、久し振りに穏やかでいい天気だった。

日本一公園からの眺めも、水墨画のような冬(2月18日の記事)とはまるで違う、彩りのある景色を満喫させてくれた。

ここから遠くに海でも見えたら、それこそ感激するのだろうが、そうそう何事も自分の思い通りには行かないようだ。


寒わらび・どんぐり

2008-09-24 | Weblog


今年もまた、寒わらびが元気な姿を見せた。

昨日の記事の山王台公園山頂から5,60mくらい下った山道にひっそりと生えている。

20本くらい群生しているが、よく注意しないと、寒わらびに気付くことは出来ない。

寒わらび・・・・字のごとく秋に芽を出し、真冬でもしゃきっとして寒さに耐える。

ここ数年愛好者が増え、1本7~800円から1500円位で売っている。

写真左側ぐらいの寒わらび,鉢植えで1200円位。

私はわざわざこの山まで足を運んで、自然のままの寒わらびを見て楽しんでいる。



この道の草むらの中、寒わらびが生えている。

道を覆っているのは楢の樹。そして楢の樹に生っていたどんぐりの実。

この位の樹になると、どんぐりは直径7~8mm、大きさ1cmを超え、結構大きいと感じる。

生まれてはじめて見るどんぐりに、孫はびっくり。

私もこんな間近に樹に生っているどんぐりを見るのは久振り。本当は孫より私がびっくり。

身近な山も注意してよく観察すれば、自然がもっともっと溢れているようだ。


「マンジューシャカ」

2008-09-23 | Weblog

慈恩寺三重の塔

天上の花・マンジューシャカの群生






今日は彼岸の中日。

午後、慈恩寺に曼殊沙華を見に行った。(孫と妻と三人で)

まだ五分咲き位の、小さな群生地。緑の境内に、実に見事な花と色合い。

曼殊沙華・一般には「まんじゅしゃげ」。

山口百恵が、かって唄った歌「マンジューシャカ」。

この花、いろんな呼び方がある。マンジューシャカという発音、サンスクリット語から来ているらしい。なんとなくお洒落な感じがして好きだ。

別称、「天上の花」。まさにこの世の花とは思えない彼岸の世界の華なのかも。

「天上の花」に対し、「天上の音楽」と言えば、モーツアルトの音楽。

K466 ピアノ協奏曲第20番・24番どちらも名曲である。映画アマデウスに20番、第1、第2楽章が流れる・・・・・・・。

この曲に限らず神童モーツアルトのメロデイーが秋の夜長ヘッドホンから静かに耳元に流れてくると、まさに天上の世界に誘われる・・・・・。

・・・・・・・と思っていると、いつも聞きなれた女房の声に夢から覚め、たちまち現実の世界に引き戻される日常。・・・・・・昔々は手の届かぬ「天上の女性」だった筈なのに・・・・・・・あァ~~ (もしかして向こうも同じ、お互い様?)


慈恩寺山頂山王台公園より  まもなくこの辺も稲刈りが始まる

東・遠く奥羽山脈(蔵王連峰)が見える


いつものように山頂にある山王台公園から、寒河江市の眺望を楽しんできた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く

りんごの樹の摘葉

2008-09-22 | Weblog

りんご畑から見える田園風景

稲刈りが始まった田んぼとコスモス

真っ赤に色づいた早稲種のりんご津軽


昨日から隣町の農家へりんごの摘葉作業の手伝いに。

朝8時から5時まで、今日は12~3人の大勢の人たちと一緒に作業。

手伝い人の中ではなぜか?私が一番若い。



自然のままのりんごの樹は、果実の周りもたくさんの葉で覆われている。

摘葉作業・・・・・・果実に満遍なく光をあて色付けするため、果実の周りの葉、すべて一つ一つ摘み取る作業。

およそ150個以上の果実がついた1本の樹の摘葉を終えるのに、3人で20分ぐらいかかる。

畑はきつい斜面になっていて、脚立に登っての作業はそう簡単ではない。

大自然の中、何も考えずもくもくと手を動かし、一日中摘葉作業。

しかし、同じ仕事でもデスクワークとは違って、りんご畑での農作業は生き生きした自分を取り戻したような気分。

ワクワク・ドキドキ・・・・なんと楽しい1日なのだろう・・・・・

10時、3時の一服、世間話が弾み、またひとつ物知りに。

夕方、家に帰って一安心したのか、疲れでぐったりと。

明日は彼岸の中日で休み。ゆっくり体を休めるとしよう。






あけび料理

2008-09-21 | Weblog


この時期になるとあけびが無性に食べたくなる。

運よく今日はあけびが夕食に。

あけびの皮を好んで食べるのは山形だけ・・・・・?

ひき肉、味噌、砂糖、みりん、しめじ、・・・・など、あけびの皮の中に詰め込まれているらしい。よくは知らない。

私はあまり柔らかく蒸した皮は好みでない。

外は少しゴツゴツした歯ごたえがあり、中は反対にジューシーに。

噛むとあけびの苦味が口の中いっぱいに広がるのが好き。

私の分だけ、水を控えめにして、少し焦げ目がつく位硬めに仕上げてもらう。

あけびの皮を使った料理、若い頃はお世辞にも美味しいとはいえなかった。

食べ物(あけび)に限らず、ある程度歳をとらないと本当の良さが分からないものは、他にも結構ありそうだ・・・・・・・。