錦糸町とんこつらーめん「ここだけ」

錦糸町とんこつらーめん「ここだけ」でラーメンをいただく。

バイクを停めている有料駐車場のほぼ目の前にある間口の非常に狭い、真っ赤なのれんがものすごくでっかいラーメン屋だ。

店の中にはラーメンの具や食材のうんちく、お客への感謝の言葉とかが紙に書かれてこれでもかというくらい貼られている。
食券「ここだけラーメン」６５０円購入、店の中はカウンターのみの１０席足らず。

麺の選択肢があるようなので太麺柔らかめで発注です、柔らかめは４０秒、普通が３０秒、固め２０秒、粉落としは１０秒というシステムらしい。実際に出てきた物は太麺は相当な太麺なので１０秒粉落としではいったいどうなってしまうのか？うちのバンドの硬麺大好きドラマーにチャレンジしてもらいたいところだ。

スープは博多ラーメンなどにもあるような白い豚骨、ただ一口すするとかなりな魚系のダシを感じる、一瞬しまった！と思うくらい。しかし、結構な脂分もスープに含まれているので二口三口目にはほとんど気にならなくなっている。やはり、太麺のせいかスープの持ち上げが若干悪く、麺も美味しいスープも美味しいが一緒に食べると物足りない、全体的な量も少なめなので、ここは一つ替え玉１５０円で細麺も頼んでみる。

さすがに、博多ラーメンが考えたこの組み合わせ、細くて密度の濃い麺は毛管現象のごとくスープをたっぷり持ち上げてくれる。好みで言えば博多九州系の細麺は大の苦手だが白濁豚骨ラーメンにはこのマッチングしかないのかもしれない。

具はトントロを使用したチャーシュウ、小さめだが２枚、シャクッとしたトントロ独特のかみごたえ、そのあと脂身のとろけ具合、とっても良い。幅広に刻まれたキクラゲの食感もまあまあ、面白いのは近頃のラーメンでは普通になっているデカ海苔が「韓国海苔」だということ、意外や意外普通の海苔より密度の薄い韓国海苔だとさほど邪魔にならない。表面にごま油をひいているので案外食感も変わらず、そのくせスープに溶けるとアオサ海苔のような風味もありこれは面白い発見だった。あとは味玉が半分のってなかなかにぎやかな上に６５０円とリーズナブル。

博多系ラーメンが苦手なので評価的には★★★☆☆＋になるが十分にがんばっている店と評価したい。