マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

感冒性腸炎

2009年12月11日 | 診療
医者になって以来、感冒性腸炎でやってきましたが、
感染症センターなどの正式?名称は感染性胃腸炎なんですね。

何はともあれ、例年11月頃から流行するはず?の腸炎が今年は未だにおとなしいのは何故か?
と小児科医の間でも話題になっていました。
インフルエンザの大流行のため、例年になくみんなが手洗い、うがい、
マスクをしているからという意見は確かに一理ありそうです。

そうはいうものの、ゼロになるわけではなく、当院でも入院が続けてありました。

http://blog.goo.ne.jp/gto8513/e/7d1e59ad799fdb64b3b531e696df62c6

で色々書いてみましたが、そうそううまくいくものでもありません。
当院では夜間の対応が難しいことから、特に嘔吐の際は早めの入院で、
できるだけ翌日の退院もおすすめ?しています。
なお、深夜に吐き続けているのを朝まで我慢するのは極力避けたほうがいいと思います。
このあたりの判断は個人差が大きいので我々でも難しいのですが。

予防は手洗い、うがいしかありませんので、これまで通り頑張ってもらえたらと思います。
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