マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

ワクチンと母乳/妊娠

2009年12月28日 | インフルエンザ/ワクチン
「乳児がいて母乳を与えているのですが、母親はインフルエンザワクチンを接種できますか?」
これも毎年何度かは聞かれる質問ですね。
基本的にどのワクチンも、母乳育児中でも何の心配もせず接種してもらって結構です。

妊娠中でもインフルエンザワクチンは基本的に「推奨」されています。

個人的には妊娠初期はちょっと感覚的にどうなん?って思いはします。
でも実際に妊娠に気づかない時期にインフルエンザワクチンを接種した人は
これまでそこそこの数であると考えられます。
その後に特に問題のあったとの報告がないというのは
まあ多少の説得力を持っているかもしれませんね。

妊娠後期がインフルエンザの流行時期より前にあたるのであれば、
母体が予防接種を受けるのはむしろ「積極的に」でいいと思います。
まだワクチンを接種できない新生児から生後6ヶ月までの期間の赤ちゃんに
母親から抗体(移行抗体)を与えてあげられることになりますからね。
下手に内科などで相談すると敬遠されたりするかもしれないので、
産婦人科、もしくは小児科で。。。がいいかもしれません。

うちは下が9月生まれだったので、新型は当然として、
季節性もまだワクチンがない時期でしたのであきらめました。
上の時は6月だったので検討すらせず。。。
そうそううまくはいきませんね。

授乳中と違って、妊娠中には原則接種してはいけないワクチンもありますので
もし検討される場合は必ず産科医あるいは小児科医に相談してくださいね。
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