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3月2日、アップルが iPad 2 を発表するらしい

2011-03-01 21:59:18 | 日記
カリフォルニアで明日3月2日の午前10時(太平洋時間)にアップルが iPad 2 を発表する。
日本時間だと3月3日の午前3時と言うことになる。
今回発表される iPad 2 は大方の予想通り、より薄く、より軽く、そして FaceTime 可能(カメラが二つ)なモデルだろう。

一部で噂されていた画面の解像度の向上(レチナディスプレイ)は秋以降まで待たなければいけないはずだ。
コスト、技術、CPUスピードなどどれをとってもまだ環境が整っていない。
来年以降に発表される iPad 3 の目玉となると考える方が理屈に合っている。

最大の興味はサイドに存在するコネクターがサンダーボルトかどうかという点にある。
SDメモリーカードのスロットにしては小さすぎるし、その他に候補としてあげられる既存の外部接続も見あたらない。
今週発売になった MacBook Pro に装備されたサンダーボルトなら丁度良い具合だ。
もしかしたら、サンダーボルトがついてくるかもしれない。

スペック面では、CPU/GPUの処理速度向上が予測されている。
おそらく画期的なアップグレードではないと思われるが、個人的にはこの点を余り重要視していない。
$900(7万5千円)以下で買えるモーバイル・コンピューターに期待できる速度はわきまえているつもりだ。

FaceTime ができることが購入に踏み切る必須条件だが、この点はおそらくクリアーしそうだ。
その上、FaceTime HD だったりしたら即日予約を試みると思う。
台湾の部品メーカーからの情報ではHDは期待薄かもしれない。

外部接続としてサンダーボルトがついてくれば随喜の涙だ。
大画面テレビへのHDMI接続も可能となるし、これからラインアップが充実してくると予想されるサンダーボルト周辺機器を使えるのも利点だ。

本線からは外れるが白モデルが登場するという噂もある。
現在、日本国内用として使用中のの iPhone 3GS が白モデルだが、余り感動はない。
自分の場合、色は特に選択の基準とはならない。

とりあえずは勝手な予想だが、どうなるか。





今年のアカデミー賞を振り返って

2011-03-01 00:27:05 | 日記
今年のアカデミー賞は「英国王のスピーチ」が圧勝した。

BFTAで主要部門を独占したのはお膝元ゆえ当然として、ゴールデングローブ賞では「ソーシャルネットワーク」の前に苦杯を喫した。
今回、見事に雪辱を果たした。

主演男優賞は「英国王のスピーチ」のコーリン・ファースがゴールデングローブ賞、BFTAに続いて3冠を達成。
主演女優賞のナタリー・ポートマン(ブラック・スワン)も同様に3冠。
この二人は順当な受賞だと思う。

助演男優賞のクリスチャン・ベールはBFTAこそ逃したものの、ゴールデングローブや他の賞では圧倒的な強さを魅せている。
種々の映画賞における受賞数は26と上記二人(コーリン・ファース:24,ナタリー・ポートマン:20)を凌いでいる。
BFTAで受賞を逃したのは英国という事情があったと考えれば納得できる。
彼の鬼気迫る演技は、今でも脳裏に焼き付いている。

助演女優賞はメリッサ・レオとヘレナ・ボナム・カーターの二人が少し抜けていたものの、だれが受賞してもおかしく無かった。
個人的にはヘレナがオスカーを受賞するのではないかと予想していたが見事に外れた。

作品賞が「英国王のスピーチ」の上に輝いたのもアカデミーの嗜好を考えれば当然かなと思う。
少しシュールな「ブラック・スワン」や「インセプション」はオスカーレースではハンデを背負っているのを承知しているが、個人的な好みから言えばこれらは一推しの映画だ。
「インセプション」はそれでもサウンドや効果、撮影等でいくつかオスカーを受賞したが「ブラック・スワン」はナタリーだけの受賞と、寂しい結果に終わった。

今年の映画賞レースでは実在の人物をモチーフに使った作品が存在感を発揮した。
ジョージ6世、ザッカーバーグ、ミッキー・ウォード、ラルストンらをモデルにした映画が作品賞や男優・女優賞など主要な映画賞を総なめにしている。
唯一の例外がナタリー・ポートマンである。
「ブラック・スワン」や「インセプション」のような、映画でしか描けない空想物語は評価されないのだろうか。

「トゥルー・グリッド」が無冠に終わったのは往年の映画の焼き直しに対する批判があったのかもしれない。
演技、演出、撮影、編集等どれをとっても素晴らしい作品だから全く評価されないのは惜しい気がする。