海の見えるダイアリー

音楽・趣味・育児・・・海の見える家より日々のひとこまを。

ピアニストという肩書き

2007-03-27 12:47:15 | 家庭
今年に入ってから執筆していたピアノ雑誌の原稿、あがってきた校正にチェックを入れ、一応私の仕事は終了~。ふぅ~(安堵のため息)。

ところでちょっと気になったのが、私の肩書きである。
名前の横に「ピアニスト」。
ピ、ピアニスト~?そりゃ人前でピアノ弾いているけどさ・・・まあ、ピアノを弾く人はみな「ピアニスト」ですわね、うちのムスメでも(笑)。ここではもちろん「職業」としての肩書きのこと。

私の思う「ピアニスト」のイメージは「○○コンクール優勝(入賞)、○○オケと共演し、CDもリリース、数多くのリサイタルを開催」。。。ってとこだろうか?
自分自身を振り返ってみると、「コンクールの経験なし、オケとは共演してるけどソリストではなくオケ・メンバーとして、CDはリリースしてないけど録音はある(笑)、マイ・ペースで細々と演奏活動・・・」って、中途半端やなぁ、つくづく。

そもそも「ピアノ科」というところで専門に勉強しよう、と思ったのがすでに20代後半。子供の頃からちんたらと習っては来たものの、きちっと練習する能力に欠けていたのか、好きな曲は弾くけどツェルニーやバッハの進みの遅いこと!(ハッ、ムスメと一緒だ!爆。)

大学卒業後、人に教えるようになって「もっとしっかり勉強しないとなあ」と常々思っていたこともあり、留学中に思いがけずピアノを学ぶチャンスに巡り会ったことは本当に良かった。秋に受験することを決め、半年間、それまでの人生の中でも一番練習に励んだ。6時間くらいピアノの前に座っていても苦にはならなかった。今では信じがたいことであるが。(ただし、体はガタガタになった)

その頃は「今更ショパンコンクールとかは無理だから(笑)、私は私のできることを目指そう。まずは全音で言うなら、青帯第5課程くらいの曲はマスターしよう」などと実にいい加減な目標。(もう全音青帯なんて、わからない世代の方が多いよね・・・)
それまで歌をやっていたので、歌の伴奏なら人より得意かも、と積極的に伴奏をしまくり、それがきっかけでオケ合唱団のピアニストになり、またまたそれがきっかけでオケの仕事をするようになったり。人生、無駄なことは何もないなあ。

で、現在。お世辞にも「精力的に活動してます」とは言えないし、あくまでの~んびり、という性分は変わってないのだけど、確かに自分にしかできないことはあるのだ、と確信している。しかし思うだけでは何にもできないので、「ピアニスト」の肩書きがウソにならないよう、再び練習に励む日々を送っている。(というわけで、最近ネットさぼり気味だったのですね~。いや~、遅いっちゅうに!と一人ツッコミ。)
ところで自分のHPには「ある時はピアニスト、またある時はチェンバリスト、時々歌っておまけにママもやっているのんびり音楽家」という肩書きを載せているのだけど、ダンナが「それ、雑誌でも使ってもらったら?」だって。ハハハ。。。

ムスメとデート

2007-03-19 23:19:09 | 家庭
   

昨日は風はまだ冷たいものの、透き通るような青空がまぶしい春の日曜日。そんな中、ムスメを連れて昼間の演奏会へ。ムスメとそう変わらない年長の男の子が、子供向きの曲とはいえ、オケの前で堂々とピアノ・コンチェルトを披露。お辞儀などもパリッとして素晴らしかった。

ムスメは初めは静かに聴いていたが、途中で飽いて「もう帰りたい。。。」と前半でリタイヤ。ま、こんなもんでしょう(笑)。騒がず聴けるようになっただけ、成長したかな?

会場が平和公園内にあったので、帰りは公園をゆっくりお散歩。いつもは電車の中から目にするだけの原爆ドーム、ウン十年ぶりにしっかり間近で見る。ムスメにもわかる範囲で説明したつもりだけど、どのくらい理解してくれたか。。。色とりどりの千羽鶴に引きつけられたムスメ、しばらくそこから離れなかった。


この日は広電に乗って、JRに乗って、滅多に乗らないバスに長時間揺られて帰ってきた。ムスメはバスの旅が面白かったらしい。たまには車に乗らないこんな日もいいな。

5年

2007-03-12 12:48:15 | 家庭
先日、広島のあるオケ(ってバレバレだが)から初めて仕事の依頼が来た。・・・というのに5月の本番。日本にいませ~ん!(涙)残念だけど、自分で決めたこと。また次回よろしく。。。と電話を切った。はぁ~。(ちょっと凹んだ)

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さて、この前の土曜日はムスメの誕生日でした。や~っと5才。あの、壮絶な出産から5年か~・・・と感無量。

難産のストレスで肺に穴が空いたムスメ、生まれてすぐ別の病院に搬送された。やっと無事に生まれたと思ったら、今度は命の危険。くたくたの体だけど頭はパニック、最悪のことも考えて涙が出た。

幸いすぐに回復し、今では札付きのお転婆娘(!)と化してしまったが、それもあの時助かってこそ。ムスメが小さい頃のあれこれはどんどん記憶が薄れていくけれど、あの日のことだけは絶対に忘れられないと思う。

ちなみにその時、ムスメの主治医だったのは高校の同窓生、メガネがトレードマークでピアノが上手かったIクン!その時はメガネがコンタクトになっていたので全然気がつかなかったのだけど。向こうも全然気付いてないわね、ワタシの苗字も変わってたし。なんにせよ、ムスメの「命の恩人」、ありがたいことです。

さて、またこの1年、どんな成長を見せてくれるのか?たのむよ~♪

P.S. 私のHPも同じ日、丸2年を迎えました。ほそぼそ更新してますが、これからもよろしくね!

ピアノの練習でケンカはイヤ~・・・

2007-03-09 10:55:05 | 家庭
昨夜、ムスメのピアノの練習で大げんかになった。全て新しい曲なので(ムスメは4冊も教本やっている)、まずは曲を覚えてもらう。読めるところは自分で読ませ、歌になっている曲は歌わせ、メトードローズの練習曲にはムスメに歌詞を付けさせる。(歌になってないと絶対弾かないのだ、彼女は。)

しかし、ムスメは即興好きなので、ピアノに向かうと好き勝手に弾いて遊んでいる。時には「ネコ踏んじゃった」などをリズム編曲して弾いている。こういう傾向はとってもいいし、尊重してあげたいんだけど。。。

理想としては、同時にレッスンの課題もやって欲しいわけだが、そちらに取りかかるまで、いつもメチャクチャ時間がかかる。私も夕飯作らにゃあならんし、無限に付き合ってあげられないので「ねーねー、この曲も弾いてみようよ」とやさ~しく切り出してみる。

。。。無視。

あくまで「やさ~しく」促し、ようやく弾いてみるムスメ。ちょっと間違っているのでこれまた「やさ~しく」直そうとすると、拒否反応。

こういうことが続き、さすがの私もぶち切れた!「もー知らんっ!勝手にし!」と一人部屋を出る。後に聞こえるのはムスメの号泣、悪態、そしてすさまじいピアノ演奏。

♪ジャジャジャ~ン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャジャ~~ン!!!♪

おおお~、現代音楽か?!
怒りの即興曲~!(などと言ってる場合ではない・・・)

子供のピアノ練習には悲しい思い出を残したくないと常々思っているのに、なんでこーなるのか・・・あ~自己嫌悪。「優しいママ」の器じゃないのね、私。(でも言わせてもらうと、こんなに優しく教えるお母さん、そうそうおらんぞ!←誰かムスメに言って!笑)

その後、なんとか事態を収拾し、最後は機嫌良く弾いて終わったのだけれど。。。最近ムスメの練習でストレス貯まりまくり。まだこの子には早いのかな~?

ま、そんなことのあった翌日には、早起きして遠足のお弁当もちゃ~んと作った。明日はムスメの誕生日だし、今日は「ぶち切れないママ」でいることにしよう!(苦笑)

記憶喪失?!

2007-03-05 11:40:31 | 家庭
5月にノルウェーに行くので、水面下で徐々に行動をおこしている我が家。(って隠密かい?!)
メインはベルゲンだけど、オスロのナオミさん宅にも遊びに行こうと思い、メール連絡も付けた。ちなみにナオミさんはご主人がノル人で、私とほぼ同時期にベルゲンに来られて、私もダンナも大変お世話になった方である。

で、ダンナも是非会いたいと思っているが、仕事があるのでオスロ行きは無理、だからナオミさんにベルゲンに来ない?と誘っているのだが・・・

そこで何日か前の夜、ダンナが電話してみた。ナオミさんはお留守で、長女のMちゃんが出たらしい。途中から英語で会話してたので、「Mちゃん日本語喋れるでしょ?」と聞くと、「うん、でもちょっとたどたどしかったから・・・あ、アナタ、ノル語喋るんだよね、変われば良かった。」。。。ほんとね、今更遅いけど。

そして昨夜、今度はナオミさんから電話が。ダンナが出て楽しそうに喋ってたけど、電話を切るなり「なんか、ボクの名を語って誰かMちゃんに電話したらしいんだよねー、それボクじゃないよ、ヘンな人多いから気をつけて、って言っておいた」と言うではないか。。。。

。。。。!!!!ダンナ、自分がノルウェーに電話かけたことをコロッと忘れているっ!!!!!

ダンナに問いただすが、本当に覚えてないらしい。記憶喪失?若年性アルツハイマー?!(サーーーッ・・・←「血の引く音」)

ダンナの弁解によると、アメリカ出張から帰ったばかりで時差ボケしてた、しかも飲み会の後で酔ってた、よって覚えてない。。。らしい。
でも、あんなにハッキリ会話してたのに???
私はお酒で記憶をなくしたことはないので、理解不能~。

その後、もう一度「どうやら電話したのはやはり私でした。そちらの疑惑を晴らせ、と奥さんから怒られマシタ・・・」とコールバックさせたけどさ~。

大丈夫なのでしょうか・・・(いや、マジで。)