続・気ままに”ぱちり”

気ままに撮影した写真をアップ

CONTAX TVSⅡ

2007年09月24日 17時22分36秒 | カメラ
2005年6月に事業を終了した、京セラのコンタックス部門のカメラです。
このカメラは、コンタックス=高級コンパクトカメラという
ブランドイメージを決めたカメラのT2の正統な後継機種であり、
最後のモデルといえるカメラです。

T2からのチタンボディーを引き継ぎ、レンズをCARL ZEISS SONNAR38mm F2.8から
ズームレンズのVARIO-SONNAR28-56mm F3.5-6.5にしたモデルです。

前身のモデルはCONTAX TVSが1993年に発売され、そのTVSで見にくいと不評だった
液晶式ファインダーを明るくして、レンズキャップを廃して
レンズバリアーを新設したマイナーチェンジモデルです。

TVSが1993~1997年まで4年間発売されたのに対して、
TVSⅡは1997~1999年の2年間しか生産されていないため
中古の出数が少ないようです。

また、TVSⅡの後継モデルのTVSⅢは電動ズームになってしまい、
露出ダイヤルが押しボタンなってしまい、
今風のカメラになってしまったので、
TVSシリーズの中ではこのモデルが一番人気があるようです。

コンパクトカメラと言うのがもったいないほど高機能で、縛り優先機能、
マニュアルフォーカス、露出補正機能までついています。

とうぜん、こんな高機能でカールツァイスレンズ搭載のコンパクトカメラは、
ほぼ史上最強レベルで、このカメラがあれば他のカメラが要らないと言っても
大げさではありません。
デジタル化以前は私の最強お散歩カメラでした。
(値段も最強だけどね)

Nikomat FT2

2007年09月17日 19時27分31秒 | カメラ
1975年発売のカメラ
なんかNikonの、まがい物みたいな名前ですけど、正真正銘Nikon製のカメラです。
この時期は輸出用などでNikonの別ブランドが存在しており、
当時の普及モデルはNikomatブランドで販売していました。

このカメラにはちょっと変わった機能がついています。
このカメラの元祖「NikonF」はシャッター速度と露出両方に連動させるため、
外部測光の着脱可能な露出計となっており、これとカメラ側を連動させるため、
「露出計連動爪」(通称かにの爪)をもっていました。
しかし、測光の技術が進歩するなかでTTL測光方式が開発され、
これを実現するためには、レンズの開放f値をボディー側の露出計に
伝える必要があります。
このため、このカメラでは、かにの爪を使って「開放F値半自動設定」を実現しています。

ただし、この機能がちょっとめんどくさい。

開放F値半自動設定(通称「ガチャガチャ方式」)の手順
 ①レンズの絞りをF5.6に合わせる
 ②レンズの(c)露出計連動爪をボディの(L)露出計連動ピンに合わせて
  装着する
 ③レンズの最小絞りまで左に回す
 ④続いて今度は右一杯に回す
(失敗すると、レンズ装着時に”ピン”と”かにの爪”が合わずに
取り付け時に苦戦したり、絞りを回し忘れると旨く測光が出来ないので注意)

このときの操作音が「ガチャガチャ」いうので、この機能は”ガチャガチャ”と言われています。
この写真では、ちょうど"Nikomat”の”m”の下にある機構がその部分です。

このカメラもNew F-1と同じように直線主体で全金属カメラで
ガッシリしていていかにもカメラって感じです。
実は、このカメラは前の会社の引き出しの奥に放置されていたものを、
会社に断って頂いたものなんです。
そんなわけで、長期使われていなかったこともあり、
モルト類がやばい状態なので、一回オーバーホールしないといけない時期です
(一応、露出計等も完動)
(Blackモデルは少ないみたいなので大事にしないとね!)

詳しく知りたい人は”Nikomat FT2”でググって見てください。

TTL露出計:
カメラに使われる内蔵露出計の一種で、撮影用のレンズを通った光を
測定する形式の事である。TTLとは Through the Lens の頭文字からとった物で、
旭光学が世界ではじめてTTL方式の一眼レフカメラを発表した際に作った
造語である。TTL露出計を使用した測光方式をTTL測光という。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

NEW F-1

2007年08月31日 12時31分24秒 | カメラ
キャノンのフラッグシップMFカメラの実質上の最終モデルnew F-1
1981年(昭和56年)9月発売
このモデルの前身モデルはF-1で、キャノンが当時の全ての技術をつぎ込んで
設計され、「10年間は不変(モデルチェンジしない)」という約束をしていた。

当時のキャノンのカメラはAE-1、A-1という電子化を推し進めたカメラが売れており、
F-1は取り残された状態となっていました。
NEW F-1はそれら下位モデルで培った経験と10年間に進歩した電子技術、精密加工技術、
物理光学技術を全てつぎ込んで、最適、最良めざし、
満を持してのモデルチェンジをおこなったモデルです。

ただ、このカメラNEW F-1と呼ばれているがカメラの外観上NEWの文字は見あたらない。

今の一眼レフカメラと違い、全身金属ボディーと直線を基本としたデザイン、
なんとも強そうでしょ!

このカメラはアイレベルファインダーとAEファインダーの2種類があります。
内蔵のAE機能を使うためにはAEファインダを使用する必要があります。
(この写真のカメラはAEファインダー付き)
AEファインダーのほうが頭でっかちになるので、
スタイル重視の人はアイレベルのほうがいいかな?

優れた機能としてスクリーンを交換することで、
当時主流であった、中央部重点測光から部分測光やスポット測光に
変えることができる点が上げられます(現在の主流は評価測光)
でも現在は交換スクリーンが稀少で売っていてもすごく高値でたまりません・・・orz

それと、このスクリーンが秀逸で今のAFカメラではまねのできないほど
明るくピントの山の掴みやすいこと。

あと、いかにもプロユースと言える機能として、1/125以上のシャッタースピードは
機械式のため、電池切れや電子回路不調でもシャッターが切れる点。

当時のニコンのFシリーズ(F-3)と比較して一番色々言われているのは、
巻き上げ感と巻き上げ時のレバーの回転角、
ごりごりとする巻き上げの感触と回転角が大きすぎて吊り金具と干渉しそうな
巻き上げレバーはよく批判の対象になっていました。

1996年製造終了

EOS 5D

2007年04月24日 13時07分31秒 | カメラ
コンパクトフラッシュのところにも書きましたが、
3月の始めから、UPに使用しているカメラが
EOS 5Dに変わりました。
(1280万画素35mmフルスペックCMOSセンサ搭載)

EOS 5Dを選択した一番の理由は35mmフルスペックCMOSというところです。
これは、35mmフルスペックでないと、今まで使用していたレンズ群を使用すると
画角が変わってしまうためです。
(新しく始める人は問題ないですが、ずっとやっていると感覚的に・・)
それにセンサーが小さいと広角側が不利になるため、レンズを一本増やさなければ、
今までの画角を補完出来ないという理由からです(望遠側は有利ですが・・・)

今までは、EOS1V HSで撮影したフィルムを
フィルムスキャナーDiMAGE Scan Elite 5400II (5400dpi)
で読み込みしていましたが、一枚当たり2分程度かかってしまい、
36枚撮りフィルムをスキャンすると1時間以上かかっていました。
それが、このカメラならものの数秒!!
もう、フィルムに戻れないかもしれません。

個展を開いたり、コンテストに応募したり、雑誌に投稿する目的があれば
銀塩でもいいのですが、主な目的がブログへのUPや友人に見せるだけなら、
断然こちらの方が有利です(ランニングコスト(フィルム代)もかからないし)
ただし、できあがった写真はやはりちょっと違和感が・・・
(固いというか、色がちょっと不自然とか)

本当は、EOS 1Ds Mk2がほしかったけど、さすがに80万はちょっと無理
それに1Dsは設計が古くモデルチェンジを考えると・・・
(デジカメの技術進歩は日進月歩だから)
そんなにテクニック使わないし・・
(でも、ちょっと「これがあったらナー」って機能が2、3・・・)

全体的には満足ですので、これからどんどん使い込んでいきますよーーー!

コンパクトフラッシュ(CFカード)16GB

2007年04月23日 13時12分02秒 | カメラ
現在私が使用しているカメラは35mmフルサイズCMOSセンサーのカメラを使用しています。
35mmフルサイズでJPEGの最高画質とRAWを記憶する場合、1枚に付き約20MB必要な場合はあります。
この場合1GBのCFを使っても、およそ50枚(36枚撮りフィルム一本半分)にしかなりません。
そんな訳で、私の秘密兵器は16GBのCFカード。

このカードなら、1枚20MBとしても撮影枚数は800枚!!!
これなら予備のカードは必要なし、思う存分撮影可能です。

この、カードはあまり一般的ではなく、通販等で入手可能です。
(一応、一流メーカーOEM品となっていますが、どこだかわからない)
そんわけで、一流メーカーのうたい文句、撮影したデーターを復元等の保証してくれているわけではないので、
とにもかくにも大容量という人向きです。
(今のところ有名メーカー製のものは最大8GBが主流ですのでその倍!)

ただし、このCFカードは使用するカメラを選びます。
メーカーで16GB対応をうたっていないカメラで、フォーマットしてしまうと、
そのカメラで対応している最大の容量(8GBなら8GBで認識されてしまいます)
一度、この容量で認識されてしまった場合、PCでフォーマットしても
16GBで認識させることが出来なくなるので注意が必要です。
(もし間違った認識をさせてしまった場合、バッファローで無償配布している、
ディスクフォーマッターというソフトを使用して再フォーマットすると16GBとして復元することが可能です)

私のカメラ(EOS 5D ファームVer1.1)は16GB対応ではありませんが、
一度16GBで認識させてしまえばカメラ側でも16GBとして使用できます
(ただし、カメラで再フォーマットすると元に戻ってしまいますので注意)
今のところ、200枚程度までは、問題なく使用出来ています
(さすがに800枚は撮影出来ません)

※メーカー保証では、ないので、使用は自己責任で・・
また、動作確認はあくまでも私の環境下での事ですのでこれも自己責任でお願いします。

HEXAR RF

2007年03月24日 21時27分07秒 | カメラ
このカメラはコニカがコニカとして最後に開発したフィルムカメラじゃないかなー。
(なんか、最後に原点に戻ってみたいな・・・コニカらしさを感じる・・)

ちょうどこのカメラが発売される前のカメラ雑誌では、
その発表されてくるスタイル、スペック、完成の高さから
次期ライカ(当時M6)の後継機種はHEXAR RF
なのではないか?
まことしやかにいわれていたほどでした。

そんなわけで、当然のことながら、
レンジファインダー
Mマウント(一部をのぞきライカまたはその他のMマウントレンズがそのまま使用可能)
となっています。

ライカより優れている”もとい”ハイテクな部分は
1/4000フォーカルプレーンシャッター(ライカは1/1000)
フィルム装填時の巻き上げ、撮影終了時の巻き戻しがモーターにより自動化
絞り優先AE&AEロック機能搭載
といったところでしょうか。

コニカからHEXAR RF用として発売されたレンズは全部で6種類
M-HEXANON28mm F2.8
M-HEXANON35mm F2.8
M-HEXANON50mm F2
M-HEXANON90mm F2.8
M-HEXANON50mm F1.2(HEXAR RF Limited用のセット販売で全世界2001台(本)限定発売)
M-HEXANON DUAL LENS 21-35mm F3.4-4(800本限定発売)
の6種類です。
この内、私は、M-HEXANON DUAL LENS 21-35mm F3.4-4をのぞいて所有しています。

このころ、何となくレンジファインダーカメラがほしくなって、
それと同時にMマウントのレンズがほしくなって1年くらいで一気に買いそろえた記憶があります。

ただし、50mm F1.2は後日、中古で入手しました。
このレンズにはボディ(Limited)とレンズで同じ通し番号が打たれており、
私の入手したレンズには0771/2001の番号が打たれています。

このカメラ、一眼レフカメラを持って行きたくないときやお散歩がてらというときにすごく便利で、
現在2番目に活躍しているカメラです。中央重点測光とAEロックがいい感じにはたらいておりすごく使いやすいカメラです。
おそらく、私がフィルムカメラで最後まで使い続けるのはこのカメラではないかな?
(すでにディジタル化の波に飲み込まれようとしている今日この頃です)

テスト中

2007年03月09日 17時25分01秒 | カメラ
現在、新兵器をテスト中
まだなんか、しっくり来ていません。
本領発揮できるように機能を確認中です。
このところの新しいものは、機能が多くて覚えるのがつらい。
また、系統が違うと同じ機能でも操作性が異なるため、
間違った操作をしてしまう。
もっと、使い込まなければ・・・


Agfa Ambi Silette

2007年02月27日 12時27分44秒 | カメラ
このカメラは私が、一番最初に入手したクラシックカメラです。
ドイツAgfa社製Ambi Siletteと言うカメラで1957年に製造開始されたカメラで今年で50歳を迎えるカメラです。
Agfa社の製品はフィルムしか知らないが多いと思いますが、カメラも作っていたのです。
(agfa社のコンシューマー部門は2005/11/27に破産してしまいました)

このカメラはレンズ交換可能なカメラで、
私は
50mm COLOR-SOLINAR f2.8
35mm COLOR-AMBION f4.0
90mm COLOR-TELINEAR f4.0
の交換レンズと共にかなり安い値段で購入しました。
本当はもう一本 COLOR-TELINEAR 130mm f4
というレンズもあるのですが、このレンズはほとんど見かけることがありません。

このカメラは距離計もついていていわゆるレンジファインダーカメラです。
露出計はついていないため、外部の露出計使っての撮影もしくは大体の目安
(フィルムの箱に書いてある)で撮影します。
ライカなどのレンジファインダカメラはレンズを変えると自動的にファインダー内の表示が切り替わり、
レンズにあった撮影範囲を示しますが、
このカメラはマニュアルでスライドスイッチで切り替えます。

一番面白いのはなぜかファインダー部分に金属カバーがついていて、
そのまま覗くと何も見えないのです。
金属カバー部分をスライドさせて開いてから覗かないとならないという、
訳のわからない機構がついています。

あと、私のカメラは初期型のため、カメラに吊り金具がありません。
(後期型は改良されている)
専用ケース(あるのかな?)がないと携帯に非常に不便なんです。
どうした物かと思っていたら中古カメラ屋でオリンパスのカメラ用の
皮ケースが安く売られていたので、ダメ元で購入して、チェックしたところ
ちょうど、三脚穴とケースの止め金具の位置があっていたので、見栄えはよくありませんが、
加工して使用しています。

今見ると一応、完動品で写りには余り影響はありませんが、レンズに結構傷が付いていたり、
機構的にがたついている部分があったりと、不勉強だだった頃に購入した為、
難があるカメラですが、レンズケース、レンズの元箱などもついていて結構お気に入りです。
(このレンズケースが優れものでケースの底の部分に乾燥剤を入れるところがあり、
レンズのカビが防止できる)

このカメラから、古いカメラを集める趣味が始まってしまったのでした。

ZEISS IKON CONTESSA S312

2007年02月25日 20時17分36秒 | カメラ
ZEISS IKON CONTESSA S312

ドイツのZEISS IKON社が最後に発売したカメラです。
発売年は1972年(1970?)
調べていると二つ書かれています。
このカメラには連動距離計の無いモデルS310があり、
このモデルといっしょに考えられて、1970年記載されている場合もあるようです。

絞り優先AE搭載、コンパクトカメラ
レンズは当然、Carl ZeissのTessar 2.8/40mm です。

このカメラはちょっと変わっています。
まず、フィルムをいれるとき、
普通は裏蓋を「パカン」と開けて入れるのですが、このカメラはカメラの底にある
回転キーを90°ひねって開けます。その開き方がまた面白い、
なんと、裏蓋だけではなく、横の部分まではずれてしまうのです。

さらに、フィルムが入っていないとシャッターが切れないのです。
知らない人がカメラ屋で見せてもらうと、
たいがい第一声は
「フィルム巻けないし、シャッター切れない!!壊れてるんじゃない?」
ってことば、でもそれで正解なのです。
(それでも、S312は巻き上げレバーが元に戻るからいいのですが、
S310は巻き上げレバーも戻らなくなるので壊したのでは無いかと
不安に感じてしまいます)

ちなみにこのカメラはZEISS IKONがカメラから撤退した後、
ローライで外装を変更されフォクトレンダーVF101と言う名称で
販売され続けました。
(ZEISS IKON ローライ、フォクトレンダー、あー複雑)
S312は結構見かけないカメラでして、VF101のシルバーと比較すると値段も高めです
(VF101の黒はS312と同価格)
これは、S312は2年間の発売に比べて、VF101は6年程度生産されたので、個体数の差によるものでしょう。
だからZEISS IKONでなくてもいいのならVF101の方がお得です。

このカメラで撮った写真はさすが、本家Carl Zeiss Tessarという、
抜けがよくて、奥深い色合いです。手にしたときに試写したプリントを見て
「こんな小さいカメラなのに・・」
って、ビックリしてしまいました。
(大きさは有名なローライ35よりちょっと大きい程度です)

写りもいいし、操作性も変わっているし、小さいし持っていて面白いカメラですよ!

Konica C35 FD

2007年02月23日 00時15分15秒 | カメラ
「ジャーニーコニカ」「ピッカリコニカ」「ジャスピンコニカ」
これらはKonica C35シリーズのテレビCMでのキャッチです。

konica C35シリーズは1968年→1987年(最終モデルの生産終了)まで
19年間も続いたシリーズで日本のカメラの普及率アップに一番貢献したカメラのような気がします。
「ジャーニーコニカ」は当時流行っていたハーフサイズカメラ(35mmフィルムの一コマを2コマとして撮影)
と同じサイズ、軽量を売りにベストセラーモデルになりました。

私の所有しているカメラはKonica C35 FD(1973年)というモデルです。
このモデルは「ジャーニーコニカ」の最高級機種で、
どうやらこのカメラだけ「凄腕ジャーニー」のニックネームがついていたらしいです。

このカメラの特徴はなんと言っても、大口径レンズHEXANON38mm F1.8が装備されていることです。
シャープで発色のいい、このレンズは今のカメラと比較しても、全くひけをとらないすばらしい写りです。
それと専用ストロボと組み合わせると、簡単に日中シンクロが可能だったこと。

先日、紹介したキャノネットとほぼ同スペックであるが、小型、軽量、
唯一劣っているところはシャッター速度優先AEのみでマニュアル機構がないところぐらいか・・・
実際、撮れる写真も私はキャノネットよりこちらの方が志向に合います。

小型、高性能、高画質ということと、元々製造数が少ないこと、
ある評論家が絶賛した?ことにより、中古市場で超人気機種となってしまい、
他のC35モデルが安価であるのにこの機種だけべらぼうに
高くなってしまいました(T.T)
多分、美品完動品なら30,000円前後、黒はさらに高い・・・
当時の新品価格が33,000円だから34年たっても値段が下がらない。

それでも、手に入れるだけの価値があったと私は思っています。

(裏カバーを開けるとそこには懐かしのサクラカラーのシールが貼られている)


世界の中古カメラ市

2007年02月22日 01時05分34秒 | カメラ
今日から銀座松屋で第29回世界の中古カメラ市が始まりました。

I.C.S輸入カメラ協会加盟店19社と写真用品メーカーが出店して
アンティークカメラを中心に50000台のカメラ・レンズが
一つの会場で見られるという、クラカメファンにはとてもたまらない
イベントなのです。

今回の最高クラスの希少品は世界に30数台しかないと言われているらしい、
ニコンS3-Mというカメラで価格はなんと966万円・・
こんなものはとても買えません^_^;

クラカメたちは通常は各店1~2台くらい展示されていないのに、
このイベントでは各店1台づつぐらいあるので、
新品~ジャンクまで自分の手の届く価格帯のものが選べるという利点があります。
ジャンクでも直せば使えるものもあるかも・・・
あと、自分の持っているカメラのオプションがあると買ってしまったり・・・

そんなわけで、今日は仕事を定時で上がり、寄ってから家に帰りました。
2/24(土)にはその日限りの特別奉仕品や掘り出し物が展示される見たいですよ。

興味がある人はこちらを参照してください。
http://www.matsuya.com/ginza/index.html

Canonet G-Ⅲ QL17

2007年02月21日 01時18分05秒 | カメラ
Canonet G-Ⅲ QL17
売れに売れたキャノンのキャノネットシリーズの最終機種。

シャッタースピード優先EEであるがマニュアル撮影も可能、
なんと言っても40mm/F1.7の大口径レンズが魅力。

名前のGはアップグレードのG、Ⅲはキャノネット第三世代のⅢ
1972年発売で1982年まで11年間生産販売されてなんと一機種で120万台も売れた
超ロングセラー、ミリオンセラーモデル。
多分、世界で一番売れたカメラなのでは?

わたしのCanonet G-Ⅲ QL17は台湾で製造されたものらしい、
裏蓋にはMade in TAIWAN R.O.Cの文字が・・・

実はこのカメラは入手したのも日本ではない。
去年出張で長期間タイに出張している時、
現地の日本語ガイドブック(観光用ではなく、生活用)で
バンコクのチャイナタウンにあるスパーンレックエリアというビルにある
中古カメラ屋で買ってきたものです
(このビルには中古カメラ屋が10件くらい入っている)
ちょっとだけ日本語と英語のわかるタイ人の友人と一緒に行って、
お店の人と交渉して買ったのが懐かしいです。

外観もきれい、メーター類バッテリーチェッカー等も正常
ファインダーもきれい、レンジファインダーの2重像合致もほぼ問題なし。

写真の写りはさすが大口径レンズだけあってなかなかのものです。
ただ、私には少しレトロな色合いの写真になるような気がします。

ちなみに、キャノネットシリーズの後継がオートボーイシリーズになります。

私のカメラ(Retina ⅢC)

2007年02月18日 20時07分10秒 | カメラ
実は私はカメラで撮影する以上にカメラを集めるのが好きなんです。
数えてみたら、総数で13台持っていました。
そんなわけで、自己満足のために全部紹介してみようかと思っています。

まず最初はRetina ⅢCから
レチナと読みます。

このカメラはドイツKodak社のカメラです。
KodakといえばアメリカのフィルムのKodakが思い浮かぶと思いますが
このカメラはれっきとしたドイツ製のカメラです。
Kodak社がドイツのカメラメーカー数社を買収してカメラを作っていたわけです。

さてこのカメラの大きな特徴は、
蛇腹式カメラなのです。
蛇腹式カメラなんて写真館の大型カメラぐらいしか見たことないと思いますが
このカメラは35mmフィルムで蛇腹式カメラなのです。
蛇腹式なのでレンズがカメラ内部に収納できます。

このカメラには3種類のバージョンがあります。
まず、最初に発売されたのがRetina Ⅲcです。
Ⅲcは1954~1957まで製造されました。
このカメラは後発のものと違いファインダーの窓が小さいという特徴があります。
市場でも大窓の方が人気が高いのでこちらは比較的安価に入手可能です。

次にRetina ⅢC Cが大文字になっていることで、小窓と大窓の区別がつきます。
このカメラは1958~1960までの製造で製造台数が68000台と小窓に比べてかなり少ないため市場価格も高額となります。
大窓には2種類あって、後期のものはASA感度が3200までついています。
私の所有しているのは大窓の後期バージョンです。

このカメラには二種類のレンズがあります。
一つはHeligon(ヘリゴン)ともう一つはXenon(クセノン)
同じカメラなのに互換性はありません。
私のカメラのレンズはXenon f:2.0/50です。
このレンズは解放側は柔らかい描写絞るとシャープという非常に使いやすいレンズです。このレンズですが前玉を交換することによりf:4/35、f:5.6/35、f:4/80焦点距離が変えられます(こちらもXenon系とHeligon系の互換性はない)

古いカメラなのでいろいろな特徴が・・・
1,カメラ内部の露出計のメーター位置に指針をあわせ、その数値にレンズの絞りをあわせる必要がある(めんどくさい^_^;)

2,フィルム巻き上げレバーがカメラの底面にある。

3,フィルムカウンターが逆算式で設定し忘れると0になった時点で巻き上げができなくなる(壊れたかと勘違いしてしまう)
4,,レンズを収納するときに無限遠にしていないとレンズが収納できない
(レンズが出ている状態で収納すると壊してしまうので安全装置が付いている。
等々

全身が金属製なので重くがっしりしたカメラですが、
ごらんの通り、見栄えのいい、かっこいいカメラで大のお気に入りです。
もちろん写りもしっかりしていますよ。


香嵐渓3

2006年11月30日 00時20分01秒 | カメラ
今、載せている写真は携帯電話やデジタルカメラで撮影したものがほとんどです。
11月初めの東北や今回の香嵐渓も本当は銀塩写真(リバーサルフィル)で撮影したものがあるんだけど時間が無くてデータに変換出来ない!!
時間がほしいーー!

角館は紅葉の季節でも3

2006年11月14日 00時16分41秒 | カメラ
この写真はフィルムスキャナーでポジフィルムを読み込んだ画像です。
角館は紅葉の季節でも2の写真を紅葉している木に寄って撮影したものです。
紅葉している木の後ろ側に武家屋敷の屋根があるのですが、ちょっとわかりづらいですかねーー。もう少し全体に明るくするとわかりやすいのですが、そうすると葉っぱの紅葉の色が露出オーバーとなってしまうため、こんな感じで・・・