きららのきらきら生活

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映画 『王妃の紋章』

2008-04-13 | ☆2008年*鑑賞映画☆

  ☆公式サイト

『HERO』や『LOVERS』などのヒットメーカー、チャン・イーモウ監督による絢爛豪華(けんらん)な歴史大作。
きらびやかな宮廷の裏に渦巻く陰謀と策略のドラマを華麗に描き出す。

10世紀、唐時代の中国。
美貌の王妃(コン・リー)は継子である皇太子(リィウ・イエ)と不倫関係にあった。
王(チョウ・ユンファ)はそれを知りながらも“重陽節”を祝うため、第二王子ジェイ(ジェイ・チョウ)を伴い王宮に帰還する。
だが盛大に儀式が執り行われる最中、数千に及ぶ黄金の甲冑姿の兵士たちが城内に姿を現し……。


チャン・イーモイウ監督の作品。内容がどうとかよりも、とにかく衣装やセットが見てみたくて鑑賞♪
それに関してはかなり満足な一作。まさに豪華絢爛!圧倒されます。

 王妃、コン・リー。

ってか何でこんなタイトルなんだろうね。映画見ているとタイトルとの関係は分かってくるけど、かなり多くの人が「王家の紋章」と間違えてしまうのでは?
私は最初あの漫画の映画化なのかと思ってしまいました。それはそれで興味あるけど☆

とにかくはじめは衣装や王妃のメイクなどに目を奪われました!
金色の豪華な衣装、アクセサリー、そしてメイクは爪の先まで豪華。中指~小指につけていた爪のアクセサリーも印象的。

 王にはチョン・ユンファ


この2枚の写真で2人がまとっている衣装はすべて職人による手縫いの刺繍が施されているんだってー!すごい。そして重さもそれぞれ40キロくらいあるらしいのです。
これ以外の衣装もかなり重そうだったのに、コン・リーはかなりパタパタはや歩きしたりして「すげー」なんて、全然ちがうところで感心してしまいました。

 300万本の菊の花も圧巻!
この写真じゃわからないけどこの階段、、、相当長そうでした。登るのきつそうー。


とにかく圧倒されっぱなしの2時間。オープニングの使いの者たちの起床シーンから目を奪われてしまいます。
(女性人の衣装は全部胸もあらわな感じでちょいセクシー♪)
そしてこの作品は衣装やセットだけにあらず。
ストーリーは昼メロもびっくりな愛憎劇。使い古された感もあるけど、人間関係ドロドロ系が好きな私には好みかな。
そしてラストの戦いのシーン。ちとやりすぎじゃないー?とも思ったけどやっぱり圧倒されてしまう。
またこういう戦いって誰がどっちのチームなのかわからなくなってしまい、そうなると見る気もうせてしまうものなんだけど、この作品ではチームごとに(笑)戦闘服のカラーがきちんと区別されているからとっても分かりやすかったです。
戦いのあとのお掃除シーンが見てておもしろいんだけど恐怖を感じてしまった。。。
だって、、、あの人たちって結局「家族の愛憎劇の犠牲」になってしまっただけなんだもんね。いくら国王といえどもよくよく考えるとくだらない。。。笑


劇中にたくさん登場してくる「菊の花」。王朝時代での菊ってなにかの象徴なのかなー?調べてみたけどイマイチ分かりませんでした。

不満点をあげるとすれば、ちょっと抽象的っぽかったラストがいまいち気に入りませんでした。
あれだけの戦いの後のとてつもないむなしさ、、、王は絶大なり~♪


  ★★★★☆    衣装やセットで★1コプラス!


今週は観たい作品がいっぱい!どうやって時間を調整しようかな~♪


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33 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんわ~ (ななな)
2008-04-13 21:30:13
きららさん♪
そうそう、今週は観たいのがたくさんあって、一日が30時間あればいいのにー!!って思ったり。
そうそう、多摩センの桜今年は見れなかったので、きららさんの写真を見て満足したり。

あら、きららさんは意外とお気に入り?そしてラストは不満?
私はまぁまぁかなって感じだけど、ラストはお気に入り(笑
でもこの作品って一言でいえば「メンドイ」映画ですよねー。
圧倒される作品ではあるけど、ちょっと色々気に食わないものもあり、なんだか面白かったのか面白くなかったのかよくわからなくなっちゃいました(苦笑
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Unknown (マイマイ)
2008-04-14 10:16:47
映画の無料券があるからって友達と今日映画を見に行く予定なんだけど、
この映画にするか違う映画にするか迷ってます^^;
衣装や映像なんかは見ごたえありそうですね!
でもあまりこの時代のことわかってないからなぁ。。。
私にわかるかちょっと不安です^^;

コン・リーって、一昔前の女優さんって顔に見えるのは私だけかな?(苦笑)
綺麗な人だけどね^^
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「菊」の象徴 (通りすがり。)
2008-04-14 11:29:59
通りすがりですみません。
「菊」については中国独特の文化があるようで、
日本人には理解できない部分ですよね。
パンフに詳しい説明があったので補足させてくださいね。

●重陽の節句とは?
・昔の中国では、奇数を「陽」の数として尊んだ。一月一日、二月二日・・・と、どれも祝日として祝った。
特に一年で最後の九月九日の節句は極大の「陽」の数が重なるという意味で「重陽」と呼ばれ特に
めでたい日とされた。三月三日は桃の節句、九月九日は菊の節句。菊は漢方薬にもなるほど薬効があり
重陽の日には菊の花びらを浮かべた酒を飲んだり、部屋に菊を飾ったりして祝った。
重陽の節句には、大切な家族と一家団欒を楽しむべく、一緒に高いところ(映画では菊花台)へ昇り、
遠くの景色を眺めて過ごすという習慣があった。

●王妃が一心不乱に刺繍していた「菊の紋章」って?
・中国には日本の家紋のような「紋」はなく、あの菊には重要な意味があります。

●第一王子が王妃から菊の紋を刺繍した着物を〝重陽節〟に無理やり着ろと言われるが、
驚愕の表情をして青ざめる。あの意味は?
・中国文学にでてくる「菊」は二つの意味があり、一つは重陽の節句の象徴である美しい花
二つめは、血塗られた反逆者の花。王妃が刺繍していた菊の花は、後者のシンボル。
それを悟ったのであのように青ざめ、拒否った。→「俺が謀反をおこしたと思われるじゃないか!!」

●血塗られた反逆者の花とは?
・心ひそかに社会に対する復讐を誓った男の漢詩「賦菊」から由来。
唐の時代の末、黄巣(?~884年)という男がおり高級官僚になる夢を抱き長安の都にのぼった。
しかし試験(科挙)を受けるが不合格となる。おりしもその日は華やかな重陽節の前日。
街は華やかな菊の花があふれその眩い黄色が目にしみる。挫折した彼は、こう誓う。

「俺の姓は〝黄〟だ。菊の花は黄色。梅や桃は春に咲くが、菊は一番最後、秋に咲く。
俺は遅咲きの菊なんだ。今に見ておれ!いつか大輪の菊の花を咲かせる。
そのあかつきには、早咲きの梅や桃の花など、皆殺しにしてやるわ!」

その時詠んだ漢詩が下記↓ 
後にその通りに彼は蜂起し(黄巣の乱)、唐朝を滅亡させるに至った

賦菊 /黄巣

待 到 秋 来 九 月 八
我 花 開 啓 百 花 殺
冲 天 香 陣 透 長 安
満 城 尽 帯 黄 金 甲


訳)
秋、九月八日になるのを待って
(革命という)俺の花が咲き、他の花(高官)は皆殺し
天を衝くほどの花の香(軍隊)が長安にとどく時
長安城には俺の黄金甲(菊の一種)しか残らない

※黄巣は自分を黄金甲(注)という菊の花に譬えて
腐敗した唐朝を倒そうという革命への強い意思と遠大な志を詠った。
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すみません! (通りすがり。)
2008-04-14 11:32:20
間違いました・・・「二月二日」ではなく
○・昔の中国では、奇数を「陽」の数として尊んだ。一月一日、「三月三日」・・・と、どれも祝日として祝った。
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なななちゃん☆ (きらら)
2008-04-14 16:55:24
こんにちはー☆
今年は桜見れなかったんだ。。。でもとりあえず私ので満足してくれてうれしーぞ

この映画はねー。どうなんだろ?
面白いと言えば面白かったし。ビミョーと言われればそうともいえるって感じかな。
でも普段あまりこの手のものを見ないから楽しめちゃった。
迫力あったよねー。見るなら映画館で!って思える作品でした。
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マイマイさん☆ (きらら)
2008-04-14 16:57:18
おお!
マイマイさんは月曜日から映画かー。イイナ
結局何を見るか決まりましたかー?
これね、どうせみるなら映画館で、って思いますよ。
時代背景のことはわかっていればより楽しめるだろうけど、わからなくても平気です

コン・リーはメイクが薄いほうがきれいだった。。。笑
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通りすがり。さん☆ (きらら)
2008-04-14 17:05:22
コメントありがとうございます!
とてもためになりましたー。
これでいろいろな「?」って思っていたところがすべてつながった気がします。

「重陽」については"中国の歴史的になにか重要な日なんだろうなー"程度にしか考えていなかったのですがそういう意味があったのですね。
しかも1年の締めくくりが9月になるなんて!
逆に偶数の月日は「陰」の意味があったりするのかな?
そして菊の意味も教えてくださってありがとうございます!

私は適当に「王妃を支持する象徴」かと思っていたのですが、それには「反逆」という意味があったとは!
これであの着物をひどく拒否した意味もわかりスッキリです。

ありがとうございました♪
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こんばんは (パピのママ)
2008-04-14 23:38:16
金襴豪華の宮廷絵巻。
前に見た「女帝」も凄かったけれど、こちらの方が金がかかっている。
チャン・イーモウ監督、北京五輪の総合演出をするそうだけれど、TVでしっかり見なくちゃね(笑)
コン・リーと監督とは、10年前にいい仲だったそうな、その後喧嘩別れでもしたのか、監督の作品には呼ばれなかった。
今回は、「マイアミ・バイス」の撮影中にアメリカまで言って、監督が頭を下げたそうです。
寄りが戻ったかな?・・・豪華な衣装がよく似合って、コン・リー綺麗でした。
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実は菊の花を敷き詰めたのは一回だった!? (えい)
2008-04-15 09:52:19
こんにちは。

あのお掃除シーン、そしてまた菊の花を敷き詰める。
これは圧巻でしたね。

ある方がここのシーンについて
なるほど思う推測をされていました。

それによると
あの敷き詰めるシーンは、
それを利用してセット作りしたのではないかと…。
これだと、2回敷き詰める必要はないですよね。(笑&汗)

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凄かったですね~ (マリー)
2008-04-15 20:24:34
こんばんは~
観て来て、なかなかレビューが書けなかったのですが~やっと書きました。はぁはぁ・・・(笑)

凄かったですね~~~!
いろんな意味で、凄かったですね~~~!!
私「凄い」を何度連発したことか・・・
どれだけお金がかかっているの?と、まず そこにびっくり!
よくあるストーリー展開にびっくり!!
そして、あの戦闘シーン&後片付け?(笑)にまたまたびっくり。
ラストは切なかった。
ジェイ・チョウが素敵に見えて~今まで気づかなかったんですけど。これまたびっくり。と何度も驚かされた作品でした。
そして思った。やっぱり、こういうの好きって(爆)
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