柔道の世界選手権最終日は16日、リオデジャネイロで男女各2階級を行い、女子48キロ級で谷亮子(トヨタ自動車)が2大会ぶり7度目の優勝を果たした。優勝7度は世界選手権で男女を通じて最多。谷の左目は真っ赤だった。試合中に相手の指が入って充血したところに、感激の涙が混じっていた。
「また世界チャンピオンになれた。うれしい痛みです」。女子48キロ級の女王が世界の舞台に戻ってきた証しだった。アテネ五輪以来となる国際大会の初戦は格下の相手を29秒、大外刈りで仕留めた。続く3回戦がヤマ場だった。アテネ五輪決勝で戦ったジョシネ(フランス)。谷が休養中も世界のトップで戦い続けてきたライバルだ。組み手争いに終始した5分は決着がつかず。緊迫感あふれる展開の中で「体の中の感覚が目覚めるのが分かった」という。延長1分53秒、ジョシネの上体が伸びた一瞬のすきを見逃さず、大内刈りで効果を奪った。
現状で強豪に一本勝ちするのは難しい。この試合で谷は判断した。無理に一本を狙わず、確実にポイントを狙う方針に変えた。4回戦は延長戦の末に優勢勝ちし、準決勝も優勢勝ちした。ベルモイ(キューバ)との決勝は、押し込んでくる 相手に絶妙の払い腰を合わせ、有効を奪った。
2003年の6連覇後に結婚。出産、育児から復帰して7度目の優勝を成し遂げた。まだまだ本調子ではないが、「力負けもせず、スタミナも大丈夫だった。大きく深い自信を得た」とうなずいた。ゴールではない。ここから北京への道が始まる。(2ちゃんねる)
「田村(旧姓)で金、谷でも金、ママでも金」と宣言した五輪3連覇。「この金で、ぐっと引き寄せたというか、はっきりと見えた感じです」。
「また世界チャンピオンになれた。うれしい痛みです」。女子48キロ級の女王が世界の舞台に戻ってきた証しだった。アテネ五輪以来となる国際大会の初戦は格下の相手を29秒、大外刈りで仕留めた。続く3回戦がヤマ場だった。アテネ五輪決勝で戦ったジョシネ(フランス)。谷が休養中も世界のトップで戦い続けてきたライバルだ。組み手争いに終始した5分は決着がつかず。緊迫感あふれる展開の中で「体の中の感覚が目覚めるのが分かった」という。延長1分53秒、ジョシネの上体が伸びた一瞬のすきを見逃さず、大内刈りで効果を奪った。
現状で強豪に一本勝ちするのは難しい。この試合で谷は判断した。無理に一本を狙わず、確実にポイントを狙う方針に変えた。4回戦は延長戦の末に優勢勝ちし、準決勝も優勢勝ちした。ベルモイ(キューバ)との決勝は、押し込んでくる 相手に絶妙の払い腰を合わせ、有効を奪った。
2003年の6連覇後に結婚。出産、育児から復帰して7度目の優勝を成し遂げた。まだまだ本調子ではないが、「力負けもせず、スタミナも大丈夫だった。大きく深い自信を得た」とうなずいた。ゴールではない。ここから北京への道が始まる。(2ちゃんねる)
「田村(旧姓)で金、谷でも金、ママでも金」と宣言した五輪3連覇。「この金で、ぐっと引き寄せたというか、はっきりと見えた感じです」。