牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

235 光徳牧場牛乳 180mlビン (栃木県・光徳牧場)

2011-10-12 | 瓶牛乳(関東)

栃木県日光市・奥日光の光徳牧場さんで飲める、
光徳牧場牛乳180mlです!
ミツノリじゃなくてコウトクですよw
光徳牧場で搾った乳を、栃木市(旧・大平町)の栃木乳業で瓶詰めしています。





縦書きでシンプルに「光徳牧場」。
硬派なデザインですね。





中禅寺湖を更に群馬側に進んだ奥日光の光徳牧場さんでは、
広大な牧場の中で牛さんがのびのびと暮らしております。





ネット上ではアイスクリームが人気で、レビューも多くみられます。
この日も多くの車やバイクが訪れており、とても賑わっておりました。





売店ではアイスクリームのほか、牛乳(温かい・冷たいを選べる)も販売。
ところが瓶牛乳は期間限定モノで、普段は紙コップでの販売なんです。
光徳牧場さんいわく「観光シーズンのみ瓶牛乳になる」とのこと。

2011年に関しては、
「10月8日から1週間程度は瓶の予定だけど、その後は不明」。
遅くても10月末で紙コップに戻ってしまうそうです。

埼玉の桶川牛乳なみにレアな逸品ですね!

なお、瓶は冷たい牛乳のみで、
温かい牛乳は全シーズン通して紙コップでの提供になります。





ちなみに、「残った瓶だけでやりくりしている」とのことなので、
瓶代を払っても持ち帰りは不可能です。
現に、瓶の回収箱を見たところ半分ぐらいは無地瓶でした。
そして、「やりくりしている」の言葉通り、よく見ると各世代の瓶が…!





瓶の製造時代は、「まる正マーク」や温度表示で大体の目星がつきます。
(漂流乳業様のページに詳しくのっております





回収箱を確認しただけで瓶は4種類ありまして、
・新まる正マーク(平成5年~)
・旧まる正マーク、要冷蔵、10度以下表記(昭和50年代中盤~)
・旧まる正マーク、要冷蔵、温度表記無し(昭和50年代中盤以前)
・無地瓶
がありました。

そして、私が飲んだ牛乳は「旧まる正、温度表記無し」の瓶。
つまり、昭和50年代中期に義務付けられた「10度以下」の標示が無いので、
30年以上も現役で頑張っている瓶と思われます。凄い…!!

今シーズンは、とりあえず10月16日(日)までは瓶で販売しているはずです。
ただ、突如予定が変わるかもしれませんし、
17日以降の予定も不明ですので、購入したい人は事前に連絡しておくと良いでしょう。
来年以降の予定も、どうなるかわからないようです。





1年に数日しか使われることのないレアなキャップ





貴重な古いキャップをいただきました。
アナログ全開な文字。表記が吉田牛乳店。大切にします。
色々と親切にしていただき、本当にありがとうございました。





【光徳牧場のラインナップ】
牛乳(観光シーズンのみ瓶で提供。2011年は10月8日(土)から僅かな期間のみ)
アイスクリーム
他、乳製品など各種お土産品も販売

【買える場所】
光徳牧場
(ハイシーズンは渋滞に注意!宇都宮方面からだと、何時間かかるかわかりません。
距離はあるものの、群馬県沼田市から入ったほうが結果的には速いかも…)


瓶は今の時期だけの貴重品。
日光方面へ行く予定がある人は、牛乳やアイスを食べに立ち寄ってみては…?


販売者:(有)光徳牧場

製造者:栃木乳業(株)

販売者所在地:栃木県日光市中宮祠2452

購入地:光徳牧場

購入日:2011年10月


234 温海牛乳 200mlビン (山形県・温海酪農協業組合)

2011-10-01 | 瓶牛乳(東北)

あつみ温泉で有名な山形県は温海町(現在は合併して鶴岡市)の、
温海酪農協業組合さん製造。
温海牛乳200mlビンです!
「温海」と書いて、「あつみ」と読みます。





シンプルだけど、漢字が妙に存在感アリ。





ビンは必ずお返し下さい





キャップ。ホモゲナイズド。明朝体。


【温海酪農のラインナップ】
あつみ牛乳(パック…1L、500ml/瓶…200ml)
以上3種です。

あつみコーヒー(パック…500ml/瓶…200ml)2種もありましたが、
残念ながら2011年3月でコーヒーは製造中止になりました。
なお、コーヒーの瓶は牛乳と共通でした。

【購入できる場所】
パック製品2種は温泉街のAコープで売っているほか、個人商店など各地で販売。
瓶牛乳は宅配&給食がメインで、小売は「道の駅あつみ」のみ。
かつて温泉街の朝市で瓶牛乳、瓶コーヒーを購入できましたが、
現在はやめてしまったとのこと。


1日の牛乳の製造量は、
1Lパック…1000本、
500mlパック…60本
200mlビン…宅配1000本、給食1000本(宅配と給食で計1000本だったかも…)
とのこと。
500mlパックは、製造量が非常に少ないようです。



事前に入手していた瓶牛乳&コーヒーの販売場所「温泉街の朝市」で売っておらず、
温海酪農に電話すると「コーヒーは製造中止。瓶牛乳の小売も、道の駅のみ」との返事。
直接購入なら可能とのことですが、温泉街から温海酪農は徒歩で30分以上かかります。
ところが、列車の時間まで残り30分強で時間が無い。
ここまで来て瓶牛乳を入手できないのは本末転倒…ってことで、
タクシーを拾い、1000円以上の交通費を払い温海酪農へ突撃しましたw





雰囲気ある工場外観


応対してくれた男性(社長さん?)がとても親切な方で、色々とお話できました。
「宅配は減っている。
スーパーなどで広く販売できる1Lパックを中心に製造していかないと、
これからの時代は苦しい」とのこと。

そしてなんと、
「もう使わないから」
と、製造中止になった貴重なコーヒーのパックを譲っていただきました!





温海こけし!





神懸かり的に可愛いぜ…





コーヒーのキャップも頂きました。
本当に、ありがとうございました。

のどかで小さな温泉街ですが、200円で入れる共同浴場が3カ所あり、
うち2件は早朝から営業しています。
温泉の上がりに、あつみ牛乳を飲んでみては?



製造者:温海酪農協業組合

製造所:山形県鶴岡市温海己265-6

購入地:温海酪農で直接購入

購入日:2011年9月