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韓国文化の紹介。

韓国の散歩道、参鶏湯

2017-09-22 00:00:13 | 日記

我が家には、余り縁がありませんが、世間では、いい夫婦の日だそうです。

 

 

 

 

サムゲタンは、夏バテの体力回復、冬場の身体増強など、年中愛食される食べ物です。

名前の通り、鶏肉を、高麗人参、なつめなど、薬効の高い食材と一緒に、柔らかく

煮込んだスープです。

医食同源と言う言葉があります。

薬効のある食べ物で、健康を保ち、病を封じるの意味ですね。

韓国では、薬を飲むでは無く、薬を食べると表現します。

朝鮮王朝の頃から、王様が、補薬として常食していた物が定着したと言われております。

余談になりますが、補薬として常食されていたものに、ポシンタン(補身湯)があります。

犬肉のスープです。

韓国朝鮮人にとっては、無くてはならない食べ物ですが、イメージが悪いというので、ソウルオリンピックを期に、

名前を、譲養湯(ヨンヤンタン)と変えて、表通りから引っこまされてしまいました。

当時、韓国へ出向しておりましたが、重要な商談がある時は、必ず、ポシンタンを手配してもてなしたものでした。

日本で言えば、松坂牛のすき焼きみたいなものでした。

mcnjさん、今夜は、ポシンタンで行きますが、いいですか?と、よく、聞かれたものでした。

それでいいけど、俺はだめだよと答えると、そうしますということで、料亭に出ると、自分の前には、

ケンタッキーフライドチキンが置かれていました。

 

それでは、参鶏湯(モドキ)を造ってみましょう。

 

若鶏1匹丸ごとは、手に入りにくいので、切り身を使います。

むね肉、もも肉、手羽を使えば、ほぼ、一匹分です。

 

 

 

鳥のむね肉は、美味しくないそうですので、もも肉で代用します。

もっとも、養殖の鶏肉では、運動不足で、もも肉の筋肉も、貧弱で、変わりありませんね。

皆さんが、おやりになる時、ぜひ、地鶏を使いください。

 

野菜は、適当です。

高麗人参、なつめは手に入りにくいので、なくても構いません。

 

 

 まず、もも肉と手羽先をいれて、柔らかくなるまで良く煮込みます。

本物の場合は、鶏の腹に、もち米を詰め込みますので、30,40分かかります。

モドキですから、もち米は省略して、普通のご飯を使いますので、そんなには必要ありませんが、

手羽が柔らかくなって、骨から、出しがよく出るまで、30分位煮込みます。

 

 

 

 

 

 

 

野菜が煮あがったら、炊いたご飯を乗せます。

 

 

よく煮込みます。

 

 

 

 

なちめのかわりに、梅を乗せます。

 

 

味付けは、塩コショウだけ。

手元の皿にとってから、お好みで味をつけてください。

鍋で、加減しそこなうと、全部、失敗します。

 

 

 

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正式なレシピと作り方を上げておきます。