時代劇ファンの丸の内さんのお勧めで「太秦ライムライト」をYOUTUBEで見ました。
考えさせられることが多かったです。
考えさせられることが多かったです。
特に脇役の切られ役で見事な演技を続けておられる福本清三さんの演技や生ざまにも感動しました。
福本さんの演技やその人生にはすでに絶賛が寄せられているので今さら私が賞賛を言ったところで表現は異なるにしろ同じような論調になると思い、視点を変えて映画の中でも押し寄せる時代劇がすたれる理由を考えてみたく思います。
端的に言うと、衰退の原因は時代劇のバックボーンの考え方についてゆけない人が多いからと感じます。
少し箇条書きで書いてみても
・仇討みたいな私的復讐劇を理解できない。
・封建制度そのものが嫌。
・主君の為には命を懸けるというのは北朝鮮と同じでいやだ。
・斬首などイスラム国ではないか。
・時代劇には男尊女卑がみられる
・主君の使命で運命を惑わされる様相に耐えられない。
・ちょんまげがダサい。
・着物が田舎臭くて洗練されていない。
・見るから特に冬は寒そうである。
・刀の斬られ方は残酷である。切腹なども。
・時間の進み方がおそろしく緩慢で退屈。まどろこしい。
・ところどころに出てくるセリフの意味が解らない(上意とか蟄居とか)
・殿様とその家来の扱われ方が差がありすぎて民主主義の世界では考えられない。
・結局は兵力と軍事力の差で物事が決まってしまう世界である。
・刀での戦法は古い。今は銃の時代だ。
・師匠と弟子の関係が堅苦しい。
・劇に出てくる巻物や筆でしたためられた文字が読めない。難読である。
・幽霊とか怪談ものもあり、怖い。
・斬首などイスラム国ではないか。
・時代劇には男尊女卑がみられる
・主君の使命で運命を惑わされる様相に耐えられない。
・ちょんまげがダサい。
・着物が田舎臭くて洗練されていない。
・見るから特に冬は寒そうである。
・刀の斬られ方は残酷である。切腹なども。
・時間の進み方がおそろしく緩慢で退屈。まどろこしい。
・ところどころに出てくるセリフの意味が解らない(上意とか蟄居とか)
・殿様とその家来の扱われ方が差がありすぎて民主主義の世界では考えられない。
・結局は兵力と軍事力の差で物事が決まってしまう世界である。
・刀での戦法は古い。今は銃の時代だ。
・師匠と弟子の関係が堅苦しい。
・劇に出てくる巻物や筆でしたためられた文字が読めない。難読である。
・幽霊とか怪談ものもあり、怖い。
以上のようなことなので人々の意識にも変化が見られ、時代劇は人を奇妙に束縛するからいやだ。それならディズニーのアニメの方が美しくて見たいということになります。
唯一時代劇で現在の若者の心をとらえるのは アクションシーンとラブシーンでないかとおもう。これならゲーム感覚で楽しめるしゲームの中のことだから安心。ラブシーンは古今東西永久のテーマであるから分かり合えるわけですね。
現在はつねに「わかり合えるシチュエーション」でないと時代劇であろうがなんだろうが取捨選択される厳しい時代になっています。スポンサーの視聴率志向を考えるとさらにややこしい。それゆえ時代劇は孤立した空想小説の世界ということなのでしょう。
私の手元にある真刀や居合刀もそういえば抜いていないし手入れもしなくてはいけないかも。
時代劇は剣道をやっていた私のような人間でさえ身近に衰退を感じるのです。時代は容赦なくどんどん過ぎてゆきます。
太秦ライムライト 福本清三 山本千尋
※「この動画はYOUTUBEでご覧ください」の箇所をクリックしてみてください。
さすが、よしひろさん。的を得ていらっしゃる。
う~ん、なるほど、と うなづきながら読んでいます。
時代劇って、子供の頃から見慣れていればいいのですが、大人になってからは、何かきっかけがないと見ないかもしれませんね。
私らが子供の頃は、テレビは一家に一台。
祖父母や親が時代劇を見ていれば、傍らで一緒に見るしかない。子供にチャンネル権ありませんからね。
そうするとそのうちに見慣れてくる。中には時代劇好きになる子供も(私みたいにw)
でも、昭和末期や平成っ子になると、自分の見たいものだけを見ることができるようになります。
家族が見ている時代劇を付き合って見なくても、ビデオ録画しておいたり、レンタルがあるから、好きなものだけを見ることが可能になってきます。
要するに 【チョイスできる世代】 になってきたんでしょうね。
そしてパソコンやDVD時代になると、さらに 個人の好きなものを好きな場所、好きな時間で見ることができるようになりました。
しかも地上波での時代劇の再放送はなくなってしまったし。
時代劇離れは自然な時の流れなのでしょうかね~(ToT)
でもね~。 昭和の時代劇は主役はもちろん、名バイプレーヤーが 沢山いらしたんですよね~。
あと、監督はじめ撮影技術者、結髪さん等、その道の、まさに"職人"のような方々が制作しているのでしょう。
そういった良質の作品・名演技を見る機会がなくなってしまうのって、さびしいですね。この先への不安もあります。 時代劇の行く末はどうなってしまうのか。
よしひろさん、太秦ライムライト、YouTubeでご覧になったのですね。 福本清三さん特集へのコメント、また後日、入れさせていただきたいです。
太秦ライムライト良かったです。 福本さんの映画ができるというのは過去に聞いたことありましたがまさしくこれだったのですね。ご紹介ありがとうございました。
映画の中でホロリときたのは福本さんが少年時代を回顧して ワシは宮本武蔵やったんや! と 遠い昔の友達とチャンバラごっこで追いかけるシーンがジーンときましたね。福本さんの遠い時代も本人が演じているというよりその実感を回顧してそのまま福本さんの気持ちが良くにじみ出ていて涙でました。
そこには終わりゆく時代劇への惜別があり自分という時代劇の幕引きがあり、物言えぬ悲しみと時代劇への限りない愛情がくみ取れて正直、七人の侍やラストサムライよりこちらの方が格段良かったかなと思います。
でも、一つ救いは、福本さんはじめスタッフの皆さんも若い世代に これからもええ時代劇作れよ と激励するシーンもほのぼのとし安堵感がありました。
そう!そう!松方弘樹さんの立ち回りはうまかったですね。お父様の十四郎さんの血を引いておられるだけに迫力があり素晴らしいの一言でした。でも福本さんとの共演だけにいっそ真にせまったものがあったのでしょう。
ふと思いましたが、松方さん、自分の死期も事前に悟っておられこの時代劇のテーマに託すという想いもあったのではないでしょうか?
本当に考えさせられました。
本当に いい映画でした。映画館で観た時には、「この殺陣ってCGじゃないんだ。ホンモノなんだ」と、感動に震えました。(CGかと思うような迫力でした)
老殺陣師に若い女の子を絡ませているところも、一見アンバランスにみえるけど、実はしっくりくる感じがしました。 山本千尋さん、殺陣頑張ってましたね。
それから、峰蘭太郎さん。
1:00:00あたりで、福本さん 対 峰さんの殺陣シーンあります。ここも見どころだと思います。 五万回斬られた男 対 日本で一番殺陣の出来る男 です。
通常の時代劇では、セリフの少なめの峰さんの演技が、この映画ではたっぷり観られるのも嬉しいところです。
木下通博さんという東映剣友会のベテランさんも出演されてます。 木下さん、一昨年赤穂市のイベントの殺陣ショーに出演中に倒れて亡くなられてしまいました。 映画の中の殺陣ショーシーンを再見して涙がでました。
本田博太郎も いいですね。 カッコよく年を重ねていらっしゃる。
栗塚さん、最初のシーンで出てきます。
栗塚ファン友達と一緒に観に行ったので、二人で「キャー」と声出しそうになり、口に手を(笑)。
やっぱり、土方の扮装が似合います。
福本清三さん。
斬られ役・殺陣師として ただ一筋に。
不器用な、でも崇高なその生き方に心が揺さぶられる思いがしました。
見終わった後、しばらく席を立てませんでした。
CGでない本物の殺陣は迫力ありますね。まぁ、真剣勝負でないので見ていて安心感はありますが。笑
しかし、ジュラルミンとはいえ金属の刀を振り回すというのは芸術域の技量がいります。また、呼吸合わせも大変なものなのでちょっと間違うと・・・大けが。
峰蘭太郎さん確かに殺陣うまいです。気迫がありますね。木下通博もこちらもいいですね。結構セリフもあって良かったんですがなくなられたんですか・・惜しいです。
栗塚旭さんたしかに最初に出ておられました。颯爽として丸の内さんがお熱をあげられるのもわかる気がします。
時代劇は遠くにありて思うものになってしまい、それを体を張って支えた男たちも真の「侍」なのだなとこの映画で感じ入りました。
しかしそのような男たちはもう現れないのではと思います。松方弘樹さんがお亡くなりになって私の知る限りでは高橋英樹さんぐらいしかおられないような気がします。(実際はおられるのでしょうが)
ありがとうございました。