江崎沖縄北方担当相、発言がもとで叩かれていますね。
確かに大臣発言としては相応しくない。
官邸からの呼び出し電話の応対もかなりのもの。
大臣待望の各事務所では電話が鳴るのを今か今かと固唾を呑んで待つと聞く。
ところが電話を取った江崎さん「安倍ですが」の声に「どちらの安倍さんですか?」と言ったとか。
おまけに大臣就任要請に「そんな重責は無理です」と断ったらしい。
結局派閥の親分二階さんに「派閥の総意だ」と一喝され受諾したらしい。
ご本人は知識がないから断った。何も知らないとの発言は正直なところ。
無理強いした任命権者、総理の責任ではないのですか。
猟官運動の激しいこの世界、一服の清涼剤ですね。
純粋な心を持った老齢の政治家、何となく応援したくなりませんか?
フィリピンでのASEAN外相会談に出席した河野外相。
中国の王外相と握手するところをテレビで見て驚いた。
普通は頭を下げてはいけないと聞いている
頭を下げているところを拡大され相手国の新聞に写真が載る。
いかにも相手に恭順の意を表しているような宣伝に使われ外交上マイナスに。
相手の王外相は全然頭を下げていない。
河野さんも先刻ご承知だったと思うが自然に頭を下げた。
これを見て思う、自然な方がずっといいですね。
しょうもない沽券に拘るよりも礼節をわきまえる大人の風格。
思い出すのは当時の小泉首相と金総書記との日朝会談。
初対面の握手はお互いに反り返っていた印象がある。
北朝鮮相手では下げた頭は何に使われるか分からない。
こんな時は絶対に下げないのが正解だと思いますが…。
外交とは難しいものですね。礼節だけでは通用しませんか。