先週の初め国会閉会中の予算委員会、予想通りの質疑に終わり進展なし。
真相解明ならずとも公式の場で一層疑惑が深まったのは確かだ。
岩盤規制に風穴を開ける改革が実現。
加戸守行愛媛県前知事は以前から加計学園と獣医学部認可に向け行動を共にしてきたとの事。
長年の二人三脚を前知事が評価し身贔屓するのも当然と思う。
知事の言う加計ありきと権力私物化の加計ありきは別物。
申請の実績からするとすんなり今治、加計に決まって当然のように思うのだが。
ただ規制改革は加計の為ではない。
当然手を挙げる大学も出てくる。それが京都産業大学。
取り巻きや官僚が慌てだしたのはここからですか?
地域を限定したり開校のタイムリミットを設定したりで加計に絞り込む。
新設を認める4条件も満たさずに。
例えばライフサイエンスなどの新たに対応すべき具体的需要が明らかで既存の大学が対応困難な場合かどうかも調査せず。
既に作成した募集要項には新大学をステップに一段上の国公立大学への進学可能と書かれているらしい。
時代の先端を目指すどころか従属姿勢を自ら発信している。何をかいわんや。
深まった疑惑の数々
マンツーマンの話し合いで水掛論だが「総理に代わって言う」など言っていないと和泉総理補佐官。
相手が複数で記録も残っているのに
今治市職員と会ったかどうか記憶にない柳瀬秘書官。
獣医師会と会って加計に決まったなど言っていないと山本地方創生相。
などなど平気で誤魔化す。
極めつけは安倍首相
今年1月20日まで加計学園が応募していると知らなかった。
さすがにこの一言には委員会室がどよめきましたね。
この予算委員会で本当のことを言ったのは前川前事務次官だけと思う。
この人には嘘をつく必要性がない。
寄ってたかっての誹謗中傷に耐えているのは立派。
行政を曲げられたとの発言で集中砲火を浴びている。
農水など関係省庁との話し合いもなく4条件の検討もなされず頭越しに取り巻きが動き恫喝に近い言葉まで浴びせられた。
行政が曲げられたと言ってどこがおかしいのですか?
思うに安倍内閣の命運は尽きかけている。
内閣改造で余程のサプライズがないと支持率が上がることはないでしょう。
右に偏り戦争に舵を切り国民を縛ろうとするこの内閣は怖い。
自民党には長年の経験で政治に精通した人材が豊富と思う。
とにかくまともな人に代わってほしい。
選挙に強く支持率が高いのは対抗馬がいないだけの砂上の楼閣であることが都議選ではっきりした。
健康で健全な精神を持った人材に変わらん事を切に願う。