ブラッドダイヤモンド

衝撃的な映画を観た。“ブラッドダイヤモンド”である。

永遠に輝くものがある。誰もが憧れるダイヤモンド。
そのダイヤモンドの価値を決める
4つのC（色）（カット）（透明度）（カラット）
実は5つめのC（争い）が存在するのだとこの映画を観て感じる。
紛争ダイヤ・・・

内戦下のアフリカで、
ひとつのダイヤに運命をゆだねる男達の物語。
強烈なメッセージが伝わる社会派映画である。

“戦争がなければ楽園”という台詞・・・
アフリカの“闇”を目の当たりにしたようだった。
資金のために不法取引される血のダイヤモンド。
犠牲になるのは、いつも一般市民なのである。

反政府軍によって家族と離ればなれになる漁師。
たとえ間違いであっても手段を選ばないダイヤ密売人。
紛争ダイヤの真実をつきとめようとする女性ジャーナリスト。
3人が複雑に絡み合い物語りは展開してく。

その中でも衝撃的だったのは反政府軍によってとらえられ、
マインドコントロールされ武器を手にする少年兵たちの姿。
子供に薬を飲ませ、殺人マシーンに変えようとする大人達。
それが現実。
僕達がアフリカの子供たちを救うことができるのは、
紛争ダイヤを買わないことでる。


一緒に観た友人がこの映画を観終わったあと、
「美しければ美しいものほどそれと同じだけ
　黒い部分も持ち合わせているんだ」感じていた。


美しいダイヤの裏側には悲惨な事実があることを、
少しでも多くの人に知ってほしい。

アフリカの子供たちの未来のために・・・。
現在もアフリカには２０万人という少年兵が存在する。