事実は映画よりも奇なり

乳がんで余命2週の告知もキリスト教の27歳の裏千家師範は延命薬で百八夜を内鍵付きの病室にて戦うも・・・

病室の母 「看護計画」

2011年07月14日 19時59分25秒 | 介護   

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机の上を整理してたら既に黄ばみかけたB4で三枚綴りの、これなる「看護計画」発見。
どうやら病院側 ( 回復期リハビリテーション病棟 ) が家族なる私に手渡されたもの、らしい。
こんな連絡事項の存在なんてキレイに忘れていた。

読んでみると、、、
これって見舞いに・差し入れに・介助を学びに行く家庭内の問題としても常識としてピタリ当て嵌まると考えたので、一字一句書き換えることなく以下に書き写します。

なお母の病態は、元来からのパーキンソン病に「右外傷性大腿骨頭壊死」から左半身不随の脳梗塞後遺症です。詳細は日々に投稿済み 病室の母 6月17日-7月6日 ( 八ヶ月間に及んだ最後の投稿分 ) なので省略します。

内容については互いに同じ心構えで為すべき行動計画でしょう。
少なくとも完全看護だとして病院側だけに押し付けられる類ではない、ことだけは確かである。

 

 

 

               看護計画

 

氏名 相浦◯◯様   主治医 ーーーーー   担当看護師 ーーーーー  

 

1、痛みがやわらぐように援助します。
  1、症状の観察をします。
    1) 足の痛みの有無・程度。
    2) 足のしびれの有無・程度。
    3) 創部の状態(腫脹・熱感の有無)・発熱の有無。
  2、足首・指の動きを観察します。
  3、朝、夕食後に鎮痛剤の内服があります。
  4、痛みがひどい時は医師の指示により鎮痛剤が処方されます。

2、残された機能を十分に活用し順応できるように援助します。
  1、麻痺の部位と程度を観察します。
  2、症状に合わせた日常生活動作の方法を検討します。
    1) 食事動作・・・セッティング
    2) 排泄動作・・・リハビリパンツを使用。日中は車椅子トイレ。夜はポータブルトイレを使用。
    3) 清潔動作・・・シャワー浴、清拭。
    4) 移動動作・・・車椅子。
  3、医師の指示によりリハビリを行います。
  4、何かあればスタッフに声をかけてください。

3、入院生活を安全に過ごせるように援助します。
  1、ベッド周囲の環境を整えます。
  2、滑りにくいような履物(運動靴)を使用しましょう。
  3、麻痺の程度に応じて必要時動作の援助をします。
  4、移動時はスタッフに声をかけてください。

4、褥瘡が悪化しないように援助します。
  1、ベッドの上では以下のことに注意しながら援助します。
    1) 2時間毎に体の向きを変えます。
    2) ウレタンマットを使用します。
    3) 寝巻きやシーツのしわを作らないようにします。
    4) ベッドの上は清潔に保つようにします。
  2、イスに座る時は以下のことに注意しながら援助します。
    1) 座ったときの姿勢に注意し、必要時クッションや座布団を使用します。
    2) 長時間イスに座るのは避けましょう。
  3、スキンケアは以下のことに注意しながら援助します。
    1) 全身の皮膚の観察を行います。
    2) 症状に応じて体拭きや入浴を行い清潔を保ちます。
    3) 右踵・・・洗浄後ネグミンシュガーを塗布しガーゼで保護。
       仙骨部・・・マルフィックス貼布。
    4) 床ずれの状態を毎日観察し医師の指示により処置内容を検討します。
  4、栄養状態の改善にむけて援助します。
    1) 食事摂取量を観察します。
    2) 医師の指示により点滴で栄養の管理を行う場合があります。
  5、リハビリテーション時は以下のことに注意しながら援助します。
    1) 筋力低下や関節の動きの観察をします。
    2) 日常生活動作を把握し必要時動作の援助します。
    3) リハビリテーションの進行状況を把握し援助内容を検討します。

 

 

 

 



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