ゆとりある住まいの考察

将来不安を失くす頑丈な家・100年住宅を提案する『松岡在丸(さいまる)とハウジング・ワールド』のスタッフによるブログ

いちばん安全な「食」の追及?

2009-02-28 20:26:42 | Weblog
家庭菜園の話題がヒートアップしていますが(笑)

昨今の賞味期限偽装の社会問題等に目を向けていると、家庭菜園をしている皆さんの言葉が身に染みて「その通りだ」と思います。つまり、「最も安心なのは自分で育てて収穫した食べ物だ」ということ。

家づくりも同じことかもしれません。自分で作ることには限界があるわけですが、すべての工程において自分でちゃんと把握できるようにすることとか、目が行き届くようにすることなど。どんな建材が良くて、どんな工法が良いかを理解すること。そして、地元で「収穫」された、国産無垢材。

ですから、やっぱり向上心をもって勉強しなければいけないと思いました。

福岡の某歯科医院の話

2009-02-27 20:32:50 | Weblog
昨年、福岡を訪問した際に、とても繁盛(?)している歯科医院があることを知りました。何が秘訣かというと、内装に無垢材をたくさん使用しているとのこと。

床や壁に杉板を使用することで、あの独特の「キ~ン」という音が減少し、子供たちの恐怖心が和らいだそうなんです。また、全体の和やかな雰囲気が功を奏したのか、孫と一緒に祖父母も来るようになったとか。

言われてみればその通りですよね。病院のあの独特の冷たい雰囲気が、木のぬくもりによって和むのであれば、そこに居るどれだけの患者さんの気持ちが落ち着くことになるか。

クリニックの建設などには、こんな成功事例を参考にしたいですね。当然、自宅の雰囲気というのも、子供たちの精神に、家の内装が大きな影響を与えるということも知っておきたいと思いました。

ガーデニングを楽しめる家

2009-02-26 14:21:06 | Weblog
ガーデニングがブームになって、たくさんの方が家庭菜園を楽しんでいらっしゃいます。でも、せっかくステキなお庭があるのに、家の中からお庭を眺めたり、菜園作業をしている家族の姿を見たりできない間取りのお宅が少なくないような気がします。

せっかくですので、リビングから菜園を眺め、実りを家の中からも観察できたり、パパと子供が菜園作業している様子をママが家の中から眺めたりできる家づくりができたらうれしいですよね。

お庭と建物は一体、という意識を持って、新しい家づくりの概念を生み出していきたいと思います。

平面図だけで判断しないで

2009-02-22 20:20:49 | Weblog
一級建築士の中には、プランを提出する際、「平面図」しか持って来ない場合があります。平面図は確かに間取りや部屋の数、広さ、位置関係を確認できるので便利です。でも、実際に建物が建った時の印象はイメージできますか?

これがいけないと思います。

家を何度も建てているプロでも、「どんな外観だろう?」とイメージすることは困難なのですから、一般の方は「平面図だけでなく立面図もお願いします!」と必ず交渉したいですね。

あと、家の外観(外から見た時のデザイン)も大切です。

「平面図を書いたのだから、間取りや部屋数だけチェックしてよ!」という一級建築士には、くれぐれも注意しましょう。一般的に、「平面図」よりも「立面図」のほうが、建築士の力量やセンスが明確に表われます。誤魔化しが聞かないからです。

同じ建築予算でも、センスの良い外観デザインもあれば、格好悪いデザインもありますしね。

コンクリートから木へ

2009-02-21 22:40:15 | Weblog
六本木ヒルズに住んでいたような「高級志向」の方々が、奥様や子供の健康を考えてコンクリートの環境を離れ、木造の家に引っ越しているという状況が見られるようになっています。

とはいえ、こうした傾向はハウジング・ワールド的に見れば、あるべき姿の復興のような気がします。人が人間らしく住めるために、自然素材に囲まれた環境が大事であり、陽の光の大切さも認識され始めている昨今、日本の在来工法は本当に見直されてきています。

マンション離れも同様の理由だったりしますが、建物はそこに入る人の目的や認識にあわせてよく選ばなければなりません。

日本の山が危ない

2009-02-16 21:05:47 | Weblog
日本の山が死につつあります。

植林された木々が放置され、輸入木材に頼っている日本の建築業界は、まさに利益主義に走って日本の自然をダメにしています。木が育てば日光が地面に届かなくなり、その結果、山からできる川の水が汚染され、漁業にも影響を及ぼしています。

植林された木は、育つ段階でたくさんの二酸化炭素を吸収します。育ちきった木々の吸収量は限られてきます。日本の山の木を伐採し、新たに植林するというサイクルを復興させないと、日本の自然は破壊され、経済も破壊され、そして私たちの健康も害されていくのです。

ハウジング・ワールドでは、国産材を活用することによって環境配慮型の住宅建築をめざし、林業の復興とバランスの取れた建築業界の建て直しを目標に、これからも喜ばれる家づくりを心掛けたいと思っています。

屋上菜園

2009-02-14 22:05:10 | Weblog
ガーデニングに凝っている方もたくさんいらっしゃいますが、土地が狭いという理由で、屋上のある家を建て、そこで家庭菜園を楽しんでいるという方がいらっしゃいます。確かにこの手法は効果的ですね。

もちろん、その土地における条例などもクリアしていなければなりませんが、広い土地が手に入らないというケースの場合には、発想の転換でいくらでも工夫できるものです。近々ハウジング・ワールドのホームページで「ガーデニング特集」というのをやりたいと思っているのですが、詳しい方は是非ともアドバイスをお願いします!

お金持ちがベンツに乗る理由?

2009-02-13 20:45:25 | Weblog
よく耳にする話かもしれませんが、どうしてお金持ちの人はベンツに乗るのかというと、「万が一事故に遭っても、頑丈で身が守られるから」という声があります。ブランドイメージも大切ですが、頑丈で安心というその考えや意見にも納得いきます。もちろん、日本車が軟いというつもりはありませんが(笑)。

では住宅は?というと、これが、お金持ちだからとしても本当に「いい家」「丈夫な家」「健康的な家」に住んでいるとは限らりません。というよりも、見た目のディテールやブランドイメージにこだわり、実質的にその家を本当に「いい家」とみなせるかどうかという部分に通じていない方がほとんどではないでしょうか。

大きな立派な家を見ていても、あるいは建設中のその家を見ていても、「あ、あの柱はいざというとき大丈夫だろうか」とか「そんな建材を大量に使ったら、体に悪いだろうな」と思うことも多々あります。もちろん、一般的な住宅ならなおのこと同様に感じることが多いものです。

悲しいと感じるのは、「いい家」の見抜き方を知らないで家づくりや住宅購入に踏み切ってしまう方が多いということです。建築家の良し悪しを見抜けるようになるには、まず、「いい家」とはどういうもので、そして「頑丈な家」「長持ちする家」「健康的な家」というのがどういうものなのかということをしっかりと知ることだと思います。

せっかく多額の資金を使うのですから、「いい家」を見抜いていきましょう。

体の芯から温める

2009-02-12 19:49:09 | Weblog
家づくりをしていると、シックハウス症候群の問題にぶつかります。アトピーやアレルギーのメカニズムについて知るきっかけにもなるこの問題ですが、住宅の建材選択や室内空気のあり方など、いろいろなことを総合的に考えなければなりません。また、最近では引きこもりやうつ病なども社会問題化しています。

共通点はなんでしょうか。少なくとも、住まいのあり方が一つの大きな要因となっているのではないかと考えています。朝一番の日光が全ての部屋に入るだろうか?健康的な建材で、健康的な広さと明るさのスペースを確保しているだろうか?

病気の多くが、体の芯熱、つまり血液の循環の悪さから来るという話を聞いたことがあります。それが病気の原因の全てではありませんが、部屋が寒く、厚着して決行を悪くしてしまったり、十分な運動ができていなかったり。ラジウム温泉で血液循環を良好にし、あるいは自宅で38度のお湯に20分間半身浴し、体を芯から温めることで、健康を保てることもあります。

こうして考えると、健康と住まいの関連がわかるような気がします。温かい空間、光あふれる空間、そしてリラックスできる空間。お風呂であれ仕事室であれ子供部屋であれ、「健康的」をテーマに住宅作りを考えると、そのプランニングは必然的に決まってくるものだ、ということをもっと追求していきたいと思います。

教師という職業

2009-02-10 20:25:35 | Weblog
お客様の中には、教師という立場の方々がいらっしゃいます。小・中・高と教員をされている方々が家づくりをする際に、多くのケースで言われることが、「生徒たちを呼べる家にしたい」ということです。

んん?「生徒を呼べる家」?広ければいいのか、キレイであればいいのか。これは一つの大きなテーマだと思いました。学校の先生が、生徒を呼べるようになる家とは?

将来は個人塾を開くということを意図しているケースもあれば、教師として親しみをもって生徒とコミュニケーションを取りたい、というケースもあるでしょう。いずれにしても、課題の一つとなりました。皆様からのご意見もいただきたいところです。

心機一転、リニューアル!

2009-02-08 14:55:26 | Weblog
2009年は住宅業界にとっては大きな変動の年。多くのプロからも「これからどうしたら?」という相談を受けます。もちろんユーザーの家づくりも、テレビ宣伝に翻弄された相談者も増えています。

家づくりは、一筋縄ではいきません。ハウジング・ワールドも、ここ数年でたくさんの勉強をさせていただきました。もっともっとユーザーにとって「いい家」と「ゆとりある暮らし」を提案していきたいと思います。

今年からブログを再開いたします。同時に、ホームページもリニューアルいたしました。ぜひぜひ、今後ともよろしくお願いいたします!