Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

現代日本人文芸:呉原百合蔵小説:次の総理の椅子に座る者は誰だ:第38回:フィクション

2016-10-12 07:00:16 | 日記

「Nさん、大物が自分の気に入った代議士を総理にしようとすると、いくらぐらいお金をもっていないとダメなの」

 Nの友人がこう聞いている。

Nは指を三本友人に見せる。

「三億円」

 この友人の問いかけに、

「まさか、そりゃ村長の世界だ」

 Nはあきれたように言葉を返す。

「へえ、じゃあ三十億」

「違うよ、三百億だ」

「うそ・・・・・」

「うそじゃない。これぐらいお金をもっていないとキングメーカーにはなれない」

「たまんない、じゃあ今稲田朋美を追い落とす絵を描いているフィクサーは三百億のお金を持っていると言うことなの」

「それぐらいの金じゃあ済まないねえ」

 友人はため息をついて、

「安倍総理を快く思わない勢力がいるのか」

 こう呟いた。 

*この物語はフィクションです。


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