「スティーヴ・オースティン 復讐者」
原題:RECOIL
製作:2011年
●アメリカのとある片田舎に1人の男(スティーヴ・オースティン)が降り立った。彼は町を支配するバイカーギャングの一団に立ち向かい、あっという間にボスの弟を殺害。激怒したボス(ダニー・トレホ)は復讐に燃えるが、スティーブの進撃は止まらなかった。
果たしてギャングと戦うスティーヴの目的とは?そして彼とトレホの間に隠された意外な因縁とは?戦いが激しさを増していく中、遂に2人の男は雌雄を決する時を迎える!
様々な格闘俳優と共演を重ね、マーシャルアーツ映画の新たなスターとなりつつあるスティーヴ・オースティン。本作はそんな彼が製作を兼ね、対戦相手にあの『マチェーテ』のダニー・トレホを呼び寄せた作品です。
ストーリーはかなりシンプルな復讐もので(どことなく『死神の使者』に似てます)、作中に散りばめられた謎も大したものではありません。しかし、ザックリとした脚本に寡黙なスティーヴの人物像が不思議とマッチしており、作品の持つ雰囲気はとても良好でした。
一方、作中の格闘アクションは派手な動きを極力減らした、無骨な殴り合いがメインとなっています。こう書くと「殴ってはフラフラしてばかりの格闘戦」を連想してしまいますが、立ち回りはテンポ良く展開されるので、あまり冗長さを感じさせませんでした。
注目のVSトレホでも、握手をした状態で交互に殴りあったり、武器を持ち出したり(トレホが一瞬だけマチェーテを手にするシーンあり・笑)と工夫が凝らされています。本格的な格闘俳優でないトレホをどう強く見せるかという点に関しても、本作は上手く描写できていたと思います。
『スティーヴ・オースティン S.W.A.T.』で戦ったキース・ジャーディンとのリターンマッチなど、見せ場には事欠かない本作。シンプルすぎる作風は評価が分かれるところですが、個人的には結構気に入っています。こうなるとセガールと共演した『沈黙の監獄』、ドルフと対決する『マキシマム・ブロウ』にも期待が膨らみますね。
原題:RECOIL
製作:2011年
●アメリカのとある片田舎に1人の男(スティーヴ・オースティン)が降り立った。彼は町を支配するバイカーギャングの一団に立ち向かい、あっという間にボスの弟を殺害。激怒したボス(ダニー・トレホ)は復讐に燃えるが、スティーブの進撃は止まらなかった。
果たしてギャングと戦うスティーヴの目的とは?そして彼とトレホの間に隠された意外な因縁とは?戦いが激しさを増していく中、遂に2人の男は雌雄を決する時を迎える!
様々な格闘俳優と共演を重ね、マーシャルアーツ映画の新たなスターとなりつつあるスティーヴ・オースティン。本作はそんな彼が製作を兼ね、対戦相手にあの『マチェーテ』のダニー・トレホを呼び寄せた作品です。
ストーリーはかなりシンプルな復讐もので(どことなく『死神の使者』に似てます)、作中に散りばめられた謎も大したものではありません。しかし、ザックリとした脚本に寡黙なスティーヴの人物像が不思議とマッチしており、作品の持つ雰囲気はとても良好でした。
一方、作中の格闘アクションは派手な動きを極力減らした、無骨な殴り合いがメインとなっています。こう書くと「殴ってはフラフラしてばかりの格闘戦」を連想してしまいますが、立ち回りはテンポ良く展開されるので、あまり冗長さを感じさせませんでした。
注目のVSトレホでも、握手をした状態で交互に殴りあったり、武器を持ち出したり(トレホが一瞬だけマチェーテを手にするシーンあり・笑)と工夫が凝らされています。本格的な格闘俳優でないトレホをどう強く見せるかという点に関しても、本作は上手く描写できていたと思います。
『スティーヴ・オースティン S.W.A.T.』で戦ったキース・ジャーディンとのリターンマッチなど、見せ場には事欠かない本作。シンプルすぎる作風は評価が分かれるところですが、個人的には結構気に入っています。こうなるとセガールと共演した『沈黙の監獄』、ドルフと対決する『マキシマム・ブロウ』にも期待が膨らみますね。