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ニューカッスル戦 苦しい戦いは続く

2007-12-07 | アーセナル

ニューカッスル 1-1 アーセナル


得点)テイラー / アデバイヨール


HOME)ニューカッスル

                     A・スミス

           ミルナー               マルティンス

                 バートン    ジェレミ

                      バット

        エンゾグビア                      ベイェ
                 ロゼフナル   テイラー


                      ギブン


AWAY)アーセナル

                 アデバイヨール
                         エドゥアルド

           ロシツキー                エブーエ

                 ディアッラ
                       ジウベルト・シウバ   

        クリシー                          サニャ
                  ギャラス    トゥーレ


                     アルムニア


交代)エドゥアルド → ベントナー


主審)マイク・ディーン

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

「CL予備予選」による未消化分の試合。
勝って2位以下との差を広げたかったところですが、引き分けが妥当な結果であり、ジウベルト・シウバの、
「(勝ち点を)2ポイント失ったんじゃない。1ポイント得たんだ。
という試合後のコメントが、試合内容を如実に表していると思います。


開始早々にアデバイヨールのスーパーゴールで先制するも、後半を耐え切れませんでした。
リードした状況で後半に攻め込まれるのは、アストンビラ戦と同じ展開。 どちらも後半からパフォーマンスが極端に落ちているのが気になります。
ただ、攻められてはいましたが、実は決定的なチャンスはほとんど作らせていなかったので、やはりもったいない結果とも言えます。


試合開始時は「2トップ」だったものの、後半からは、相変わらず機能を見せないエドゥアルドの左サイドを置く「1トップ」のシステムに変更しました。
どうも、ここ最近のヴェンゲルは守備的です。 アストンビラ戦を守り切ったことに自信をつけたのかもしれませんが、ああいった運も味方した試合は長くは続きません。
やはり、このチームはアウェイでも攻撃的に行って、ボールポゼッション率を高めて、守備に追われる時間できる限りを少なくしないと。

 

 

 

アデバイヨールは「結果」を残したものの、この日もアストンビラ戦と同様に“「結果」のみ”と言える出来でした。
一番の不満は、楔のボールを受けた後のポストプレーの精度が低いこと。

現在のアーセナルのこの1トップ・システムでは、
まずアデバイヨールがパスを受け、後方から走り込んで来るサイドやセンターの選手に叩くことでようやく攻撃のエンジンがかかるわけで、この最初の段階のアデバイヨールのプレーが雑だと、そこで攻撃が終わってしまい、チームは必然的に劣勢を強いられることになります。
アデバイヨールとロシツキーが速攻のチャンスをふいにした後に口論したシーンでも、あれはアデバイヨールのフリーランニングの質が問題でした。

ただ、徐々に良くはなってきています。
この日のゴールで既に昨季のゴール数を超えました。 開幕前の展望で、アンリの穴を埋めるためには、アデバイヨールやロシツキーやフレブやセスクのゴール数の増加が求められると書き、彼にはシーズン「12点」を求めましたが、それは余裕でクリアしてくれそうです(セスクの「5点」も既にクリア)。
あとは、ファン・ペルシーが復帰してお互いがゴールを量産してくれることを期待しますが、ファン・ペルシーはちょっとこの先も怪我なくいられるかわかりませんね… 復帰まで1ヶ月と言われ、既に2ヶ月が経過しています。


エドゥアルドは、まだ“プレミアシップの戦い”に慣れていない様子です。
CLやヨーロッパでは結果を残していますし、動きも良いのですが、今回のようなフィジカルな展開になると、相手の当たりにもゲームスピードの早さにもついていけていないです。

そろそろ、リーグ戦でベントナーにチャンスを与えてもいいのかと思います。
ヴェンゲルは、
「アデバイヨールとベントナーの同時起用は難しい。」
と考えているようですが、アデバイヨールというのは見た目と違って“典型的なセンターFW”、“典型的なポストプレーヤー”ではないですし、アンリの影響からか、やたらと左サイドに張りたがるので、それなら今のエドゥアルドと同じであり、ベントナーを中央に置いてみるのもいいかと。 相手にとっても、190cm台の選手が前線に2人いるのは脅威でしょう。


サニャは、この日も1対1の守備に苦戦していました。
アストンビラ戦はヤング、今回はミルナーと、ドリブラーへの対応に残念なものがあります。
反対サイドのクリシーが、ミルナーよりももっと厄介なマルティンスやロナウドをほぼ完璧に抑えているだけに、守備の荒さが目に付きます。


この試合のMVPはアルムニアです。
飛び出してボールをキャッチしてほしいところでゴールに縮こまったりするのも、この日はご愛嬌。
キャッチが非常に安定しており、彼の存在が大災害から免れた最大の要因です。

 

ニューカッスルは、ボルトンと同じ「ラグビー・フットボール」の戦法で臨んできました。
90分間ファイトする姿勢は認めますが、バートンやスミスの危険なタックルはもはや“ファイト”ではなく“暴力”です。
また、それを手伝ったのが主審のマイク・ディーン。
大体、何で「アーセナル対アラダイス(ボルトン、ニューカッスル)」の試合になると、いつもコイツが担当なんでしょうか? フィジカルという名の暴力を黙認するこのダメ審判をアラダイスの試合に割り当てるのは、対戦チームにとって不公平です。
ニューカッスルの選手がアーセナルの選手に喧嘩をふっかけてきているのを止めもしないのは、やはり、ホームの熱狂的なファンからブーイングを受けることを恐れたからでしょう。
アーセナル戦に出て来るなとは言いませんが、アラダイスのチームとの試合では出て来るなと言いたいです。

 

現地コメンタリーによると、ニューカッスルの後半の出来は、
「今季のベストパフォーマンス。」
だったそうです。
確か、これはアーセナルと対戦した時のウィガンにも言われていた台詞ですが、本当に勘弁して下さい(苦笑)
と言うよりも、是非他のチェルシーやユナイテッドやリバプール戦でも同じように頑張って下さい。
まぁ、そこまで頑張れないのがこの辺のチームのクオリティーかと思いますが。

 

ニューカッスル戦を引き分けに終えたことで、次節のミドルズブラ戦は「勝ち点3」が必須の試合となりました。
アウェイ3連戦を「勝ち点7」で終えれば上出来と言えますが、「勝ち点4もしくは5」では悲劇と言える、大きな境目です。

ニューカッスル、ミドルズブラと、またしてもノース・イーストへ移動するのは大変ですね。 本当に、この日程はどうなっているんでしょうか…

プレミアシップの中継の際に、唄の枕のように必ず使われる
「今季絶好調のアーセナル」
というフレーズは、ご存知のように既に10月で終焉を迎えています。 ベストパフォーマンスを披露していた時期は疾うの昔です。
なんとか勝ち点の被害を最小限にくいとどめ、怪我人の復帰を待ちたいところです。

 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ベビシャン)
2007-12-07 17:57:00
お久しぶりです!!2回目の投稿させてもらいます。自称グーナーです。
今回も凄くわかりやすい解説ですね。待ち遠しかったです。いつも勉強させてもらってます。
少し気になる事があります。ジウベウトはやる気を無くしてしまったのでしょうか?かなりパフォーマンスの質が低下してしまってるような・・・ユーベへの移籍に心が揺れてしまっているのが原因なような気もします。
後,1つ質問があるのですがウォルコットが活躍中のイングランドUー21が参加してるUー21欧州予選選手権ってどーすれば見れるのでしょうか?
ピレスさんは"ネットで観戦した"と書かれていらっしゃるので,自分も調べて見たんですが方法が分かりませんでした。もし良かったら教えて下さい。
ウォルコットが大活躍みたいなんで是非見たいんです。
返信する
Unknown (kiriek)
2007-12-07 23:59:28
ピレスさんお久しぶりです!
またもやアラダイスチームwithマイク・ディーン…
やってくれましたね。
壊し屋がすぐ目の前にいるというのに、
なぜか出るカードはガナにばかりで…

アデバヨルは足元軽すぎてLost ballが多すぎます。
ディアラは頑張ってましたが
まだ前線への飛び出しとか前への繋ぎが今ひとつ。

次のボロ戦もフレブ&フラミニは帯同しないようで、
セスクも微妙らしいですが…
この3選手がいないのは痛すぎます。

Numberで特集組まれたり
普段プレミア見ない人達から「Arsenalって強いね」
なぞと声かけられても(BSのせいだぁ)
まだ静観している私としては、あまり強い強いと
騒ぎ立てないでほしいのが本心です。
今月と来月が正念場です。
踏ん張ってくれ~!!!


返信する
Unknown (oka)
2007-12-08 03:21:11
はじめまして。OKAです。
凄くわかりやすい解説なのでびっくりしました。またこれからもお邪魔すると思いますのでよろしくお願いします。
セスク、フレブなどの主力の怪我かなり痛いですね。まるで別のチームを見てるかのように感じます。

私が注文を付けたいのがディアラとジウベルトです。
まず、ディアラは、パス出した後の動きが少なく、パスをもらう気がないのではと思いました。そのため、サーニャ、エブエあたりがボールを持ったときになかなか出すとこがなく、とられてしまう場面が目立った気がします。

次に、ジウベルトなのですが、視野が狭く、クリシーなどから、ボールをもらった時に、逆サイドに展開さえすれば楽になるところを、また、同じサイドのクリシー、ロシツキーにだし、ボール回しを辛くしているように感じました。
この二人がもう少し、パス回しにリズムを付けてくれないと、この先、主力が戻るまでかなり難しいと思ってしまいます。勝ち点を落としそうで。

後、ピレスさんと同じでエドアルド、開幕前よりかはだいぶ良くなったとは思うのですが、ベントナーを出したほうが、攻撃の形がよくなると私も思います。

この1月、是非、ベンゲルが好みそうな足元がうまくある程度攻撃を引っ張っていける、MFもしくはFWを一人獲得したほうが良いと私は思うのですが、ピレスさんはどう思いますか??

返信する
Unknown (ピレス)
2007-12-09 16:35:25
>>ベビシャンさん
どうも!!
いえいえ! そう言って頂けると嬉しい限りです♪

ネット観戦には色々なサイト経由でできますが、1つご紹介するとしたら、
http://www.myp2p.eu/index.php?part=home
これですかね。

ただ、普通にクリックして見れるわけでなく、そのチャンネル毎に1度ダウンロードしたり更新する必要があって、最初は結構手間がかかります。
それに、中国(笑)経由での映像だったりもしますから、安全性での保障は全くないんですよね。。。 だから、このブログでもそれをオススメしていないんです。
まぁ、よかったら1度お試しを♪


>>kireikさん
お久しぶりです!
ビラ戦のクリスフォイは良かったですけど、ここ最近は審判にもかなり悩まされています。 まぁ、セビージャ戦がワーストでしたが。

numberで特集組まれてるみたいですね! まだ見てないんですけど、見てみようかと思います♪ 毎日公式サイトやなんやらをチェックしてるので、目新しい情報があるかわかりませんが(笑)



>>okaさん
はじめまして! また是非遊びに来てください(^0^)

個人の力で勝負するチームではありませんが、さすがにセスク、フレブ、ファン・ペルシーがいないと別のチームですね。。。
ディアッラは本当はジウベルトの位置が本職でしょうから、なかなか攻撃面では期待ができません。

ウィガン戦でのデニウソンのところでもそうでしたが、やはりセンターの2人がパス回しにリズムをつけて、右に左に素早く叩いてくれないとなかなか相手陣内に攻め込むことができませんね。 サイドの選手も、中央を信用できずに上がっていくのが難しい状況かもしれません。

私も攻撃の選手が1人欲しいと思います。
全員が怪我なくいれば問題ないと思いますけど、ご承知の通り、ロシツキー、フレブ、ファン・ペルシーは怪我が多く、今季は右サイドアタッカーとしてコンスタントに出場しているエブエも1月はANCで抜けます。
ちょっとエドゥアルドがプレミアでは不確定な気がしてきたんで、もう少し違いの加えられる選手が欲しいですね。
「FW兼左サイド」ということが条件でエドゥアルドを獲ったらしんですけど、それならもう7億円払ってバベル獲った方が良かったんじゃないかと思いますが。。。
返信する
Unknown (コバ)
2007-12-10 01:48:49
>ボロ

いやはや、AWAY3連戦は最もいいチームに勝ってはじまり、最も勝ちを計算できるチームに敗れて終えました。ユナイテッドがボルトンに敗れて得た勝ち点差をもう不意にしました。

ヴェンゲルはどうしたかったんでしょう?結局機能しないスタメンを続けて、同じように戦っていて何かが変わると思っているのでしょうか?自ら勝ち点3を放棄したと思います。ある意味、ベニテスと大差ないです。私ならセンターはロシツキーとディアラにします。CHの選手が受けた後に前を向けないことが、何よりの停滞の原因だと思います。

どの選手も同じミスを繰り返して、改善しようという気配がないです。上手い選手が抜けて、テクニック的には普通だった選手の粗が一気に出てしまった感じです。

>エドゥアルド

使われ方が可哀想すぎますが、ここまで消えるとね。
何故、「彼の左でもできる」はあくまでもPA内での上手さがあるゆえの持ち味でしょう。
返信する
Unknown (りぼーる)
2007-12-10 22:40:22
ついにやられてしまいましたねえ。まあ、4銃士のうち3人がいなくなってしまったのですから、ある程度予想はできましたが。本当にロシツキー頑張れ、てとこですね。彼の真価が問われるところでもあります。ロシツキー・ディアラのセンターには大賛成です。

まあ、代表主将も自ら望んで引き受けたという話ですし、ネドヴェドもポボルスキーもいない代表で、ようやくリーダーとしての自覚というか、自分が引っ張って、点も取るという意気込みを見せてくれるようになったので、逞しくなったのは間違いないです。

本当に、壊れないで乗り切ってくれることを祈るばかりです。それにしてもプレミア下位チームは世界にラフプレーをばらまいている気がしてならないのですが。「プレミア下位軍団」のアイルランド代表とか、乱戦に持ち込んで勝とうというたちの悪いチームでした。あの類のプレーを何とかしないと、怪我人がやたら増えるばかりです。

我がスラヴィア・プラハは、主力の多くが夏からユース代表・A代表との掛け持ち、2回戦からのCL予選、CL本大会という過密スケジュールで見事に故障してしまいました。結局はアヤックス戦がピークだったことは否めません。ただ、国内では何とか首位を堅持して長い冬休みにたどり着き、UEFA杯32強も決めたので、悪くない結果といえそうですが、セヴィージャ戦に期待はできなそうです。
返信する
Unknown (ピレス)
2007-12-12 17:37:39
>>コバさん
リバーサイドではここ数シーズン勝っていませんので、難しいと思いましたが、予想以上に難しかったですね。
逆に、ユナイテッドがボルトンに負けていてくれないと、恐ろしい状況でしたね。

アウェイになると、どうもヴェンゲルは采配が極端に消極的ですよね。 疲労が溜まる中、この日こそウォルコットやデニウソンを使ってほしかったですけど。

エドゥアルドはこれまではサイドをやらされましたが、この日はしっかりとFWでしたね。 ただ、それでも良い内容ではなかったのが残念です。


>>りぼーるさん
ロシツキーは頑張っていますよ。 ただ、フレブもセスクもペルシもフラミニもいないと、攻撃で彼にかかる負担が大きすぎます。 エドゥアルドがもっとゲームメイクの段階から顔を出せればいいんですけど。

ロシツキーは確か、ドルトムントの時はセンターやってましたよね? 3センターでしたが。
彼を獲得した時に、セスクやフラミニが怪我をしたら彼が中盤の攻撃的な位置をやるんだろうなと予想していましたが、まだそれは1回もありませんね。
ちょっと見たいですけど。

そんな悲観的にならずに、スラヴィア頑張って下さいよ(笑)
せっかくのホームですので、セビージャから勝ち点を取ってほしいと願ってます♪ まぁ、ちょっと厳しいかと思いますが。。。
返信する