遅ればせながら、先週11日の日曜日に行われた「W杯決勝戦」を振り返ります。
○オランダ 0-1 スペイン
得点)イニエスタ
オランダ)
ファン・ペルシー
カイト ロッベン
スナイデル
ファン・ボメル デ・ヨング
ファン・ブロンクホルスト ファン・デル・ヴィール
マタイセン ハイティンハ
ステケレンブルク
交代) カイト → エリア
デ・ヨング → ファン・デル・ファールト
ファン・ブロンク・ホルスト → ブラーフハイト
スペイン)
ビジャ
イニエスタ ペドロ
シャビ・アロンソ シャビ
ブスケツ
カプテビラ セルヒオ・ラモス
プジョル ピケ
カシージャス
交代) ペドロ → ヘスス・ナバス
シャビ・アロンソ → セスク
ビジャ → F・トーレス
「オランダ」と「スペイン」というこれまで華麗なサッカーを披露してきた歴史を持つ2つのサッカー大国による決勝戦でしたが、実際は、誰もが期待し胸踊らせるような展開にはならず、イエローカードが乱れ飛ぶ荒れた展開となりました。
イングランドのハワード・ウェブ主審がゲームを上手くコントロールできていませんでした。
デ・ヨングのシャビ・アロンソへのハイキック然り、イニエスタの報復行為然り、“W杯決勝でなかったらレッドカード”というシーンが多数見受けられました。
その退場すべきイニエスタが決勝点を決めたのだから、スペインには運も味方したということでしょう。
しかし、全体的にスペインが総合力で勝っていたと思います。
オランダがやりたいサッカーというのは、この日のような肉弾戦ではないはず。ファウルを多発して自ら自滅への道を選択した形です。
ただ、これもスペインの中盤を警戒し、劣勢を覚悟してこその戦法。
オランダをもってしても、スペインの中盤の完成度に対抗する術がなかったのです。
そして、スペインが切った交代のカードが、後手に回ったオランダのものよりも有効に働いたことも勝因でしょう。
ヘスス・ナバス、セスクの2人が決定的な仕事をやり遂げました。
この試合を観ると、至る所にバルセロナとレアル・マドリードの顔が見えました。
特にスペインは、新加入のビジャを含めると中盤より前の攻撃陣は、シャビ・アロンソ以外5人全員がバルセロナ所属。 それにプジョルとピケを加えてスタメンは7人。
残りはレアル・マドリードが3人と、まるでバルサとレアルの選抜チームの様相です。
その上、オランダにも、バルサOBのファン・ブロンク・ホルストとファン・ボメル、レアルOBのロッベンとスナイデルと、「エル・クラシコ」の経験者が多数。
今季はクラブサッカーでも、プレミアの支配に陰りが見られたように、今後のリーガの復権を予感させるには十分な決勝戦の陣容でした。
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