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『グリーン・ゾーン』破壊兵器はどこ??

2010-10-30 23:49:20 | アクション
グリーン・ゾーン
GREEN ZONE(2009年アメリカ、フランス、スペイン、イギリス)
 監督    ポール・グリーングラス
 脚本    ブライアン・ヘルゲランド
 原案    ラジーフ・チャンドラセラカン
 出演    マット・デイモン
        グレッグ・キニア
        ブレンダン・グリーソン
        エイミー・ライアン
        ハリド・アブダラ
        ジェイソン・アイザックス
 
 ■ストーリー■
 2003年イラク、フセイン政権を倒したアメリカ軍は大量破壊兵器を発見するため、動いていたが、結果は得られないでいた。アメリカ軍のロイ・ミラー准尉は、ある日、地元の住民の情報から不審な家を探索する。銃撃戦が始まり、家の中にいたグループは逃走するが、その中に指名手配犯のアル・ラウィがいたことが判明するのだった。また、その家の主人サイードが持っていた手帳には謎の暗号が書かれていたのだった。サイードを確保するものの、アメリカ軍の特殊部隊が現れ、サイードを連れ去ってしまうのだった。

 ■感想■
 マット・デイモン主演、ポール・グリーングラス監督の『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』のコンビが放つアクション映画。
 
 脚本がブライアン・ヘルゲランドだったんで、少し心配だったんですけど、今作は普通に面白い作品になっていました!
 ブライアン・ヘルゲランドは、作品によってかなりデキ、不出来があるんで、観るまで安心出来なかったんですけどね。
 脚本を書いた作品で有名な作品をあげると
 『LAコンフィデンシャル』(1997年)(満足度★★★★★)
 『陰謀のセオリー』(1997年)(陰謀度★)
 『ペイバック』(1999年)(アクション映画度★★)
 『ロック・ユー!』(2001年)(青春映画??度★)
 『マイ・ボディガード』(2004年)(マイナス5000点
 と、自分の評価の中ではかなり差があるんですよね。

 ストーリー的には、イギリス映画的なオチでけっこう好きな感じです!
 でも、ランニングタイム114分は長すぎ!
 「長すぎ!」ってわざわざ言うほど、テンポは悪く無いんですけど、イギリスの“スパイ映画”みたいな、いつもと同じストーリーに、いくらなんでも114分は使いすぎでしょう!
 でも、今作はハリウッドの「メジャー作品」なんで、このストーリーも、認めないといけないですね。今作は、万人受けが前提のハリウッドのメジャーのエンターテイメント作品なんですからね。
 今作は、実は、アメリカ、フランス、スペイン、イギリス合作の作品なんですよね。監督のポール・グリーングラスも、イギリス出身ですしね。こういうオチは、お得意なんでしょうね。

 “映画的”というより、小説向きな内容なのかもしれないですけど、自分的には大満足です!
 ただ、「大量破壊兵器があったのか??なかったのか??」っていうテーマが、ちょっと普通すぎちゃう気がしちゃうんですけどね。
 生粋のイギリス映画だったら、最後に事実も公表されず、主人公も、おっ死ンじゃったりって感じですけど、そこまで暗くならないので、家族全員で観れる作品になってます。

 ちょっと捻ったストーリーに、程よいアクション!まさにエンターテイメント!
 アクション映画ファン、必見ですね! 75点

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