今日は2回目のサフェーサー吹きをやりました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、サフェーサーというのは下地材です。これを塗る目的は次のような物です。
一つは塗料が食い付きやすい下地を作ることです。特に今回は、塗料が乗りにくい塩ビ管。表面が滑らかになりにくい紙管。塗料をどんどん吸い込むMDF。と異種材料を組み合わせているので、強力に食いつくサフェーサーでコーティングすることによって、均一な肌を作ってやる必要があります。
もう一つは下地色の隠蔽。先ほど書いたように、いろいろな材料を組み合わせているので、色も様々です。今回の塗装色「白」は下地の色が透けやすく、そのまま塗ると何回塗っても下地の色の差が現れてしまいます。(今回はグレーを使っていますが、強力に下地の色を隠す必要があるときはシルバーを使います)
この色の差を隠す必要がある。
さらに上の写真のような状態だと、細かい傷の状態が分かりにくいため、サフ吹きをして確認する必要があります。というわけで、サフ吹きは最低2回は必要なわけです。
さて、前回の塗装が乾燥してから(完全乾燥は気温20℃・湿度65%で72時間掛かります)、チェックするとうんざりするほど傷があります。まぁもともと鏡面塗装にするほどは根性がないので、細かい傷には目をつぶって、目立つ傷を埋めておきます。
しかし、ウレタンというのは今回初めて使ってみたのですが、塗膜が強力ですね。300番でさっと表面を整えると、大理石のような肌触りになります。すげーなー。この「エアーウレタン」という商品は高価ですが、これだけの塗膜が設備のない素人でも手に入るという事を考えると、値段以上の価値があると思います。でもやっぱり高いけど(^^;)。
ちなみにこれまで使ったパテを紹介しておきます。
一番左は「エポキシパテ」です。2剤混合タイプ、ヒケ(乾燥すると凹むこと)はありません。混ぜた時点でかなり固く、硬化すると石のように固くなります。かなり大きい穴が空いてしまった時に使いますが、まぁ普通のスピーカー工作では使わないと思います。今回は塩ビ管と紙管のすき間に詰め込みました。塩ビ管には食い付かないので、塩ビ管を100番程度のヤスリで荒らした上、エポキシ接着剤流し込みとのコンビネーションで使います。
次は「ウッドエポキシ」2剤混合タイプ、ヒケなし。上のエポキシより柔らかい(ポテトサラダくらい)ので、充填がやりやすいです。これも普通のスピーカー工作では使うことがないでしょう。かなり固く硬化しますので、その部分が木と違う響きになると思います。
次は「ウッドパテ」、溶剤タイプ、ヒケます。この商品は木粉を接着剤で練り込んだような感じなので、材料的にはMDFに近く、なんとなく安心です。今回多用しています。紙管の導管などはこれで埋めています。
最後は「タミヤパテ(^^;)」。模型用のパテです。溶剤タイプ、ヒケます。サフを塗った後の傷埋めは、上3種類のパテでは食い付かないのでこれを使います。色は白で下地色の邪魔をしないようにします。
さて、正統派の人々(銘木を釘無しで使うような人たち)から見ると眉をひそめるような内容だと思います。「塩ビとかパテとか使って音はどうなのよ」と言うツッコミが来ると思うのですが、実際、無塗装の状態でユニットを着けて聴くと「確かに音がバラついています」(苦笑)。まぁ予想はしていたのですが、やはり響きのいい木で作った筐体のようにはいきませんね。というわけで、手間も金も掛かるウレタンを決断したのは、この前の音出しの直後なわけです(^^;)。
サフェーサー2本で、ようやく下地が作れたかな。本当はもう一度傷埋めをしたいのだけど、経済的にムリ(笑)。ウレタンスプレーは化学反応で固化させるので、1日で使い切らないとダメなのです。つまりちょろっと塗りたいだけでも一本必要になってしまうという・・・。んーむ。
作業も薄く塗っては、タイマーを掛けて20分待ち、また薄く塗っては、タイマーを掛けて20分待ち・・と、半日仕事です。今月の日曜日は塗装で全て潰れそうですね(苦笑)。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、サフェーサーというのは下地材です。これを塗る目的は次のような物です。
一つは塗料が食い付きやすい下地を作ることです。特に今回は、塗料が乗りにくい塩ビ管。表面が滑らかになりにくい紙管。塗料をどんどん吸い込むMDF。と異種材料を組み合わせているので、強力に食いつくサフェーサーでコーティングすることによって、均一な肌を作ってやる必要があります。
もう一つは下地色の隠蔽。先ほど書いたように、いろいろな材料を組み合わせているので、色も様々です。今回の塗装色「白」は下地の色が透けやすく、そのまま塗ると何回塗っても下地の色の差が現れてしまいます。(今回はグレーを使っていますが、強力に下地の色を隠す必要があるときはシルバーを使います)
この色の差を隠す必要がある。
さらに上の写真のような状態だと、細かい傷の状態が分かりにくいため、サフ吹きをして確認する必要があります。というわけで、サフ吹きは最低2回は必要なわけです。
さて、前回の塗装が乾燥してから(完全乾燥は気温20℃・湿度65%で72時間掛かります)、チェックするとうんざりするほど傷があります。まぁもともと鏡面塗装にするほどは根性がないので、細かい傷には目をつぶって、目立つ傷を埋めておきます。
しかし、ウレタンというのは今回初めて使ってみたのですが、塗膜が強力ですね。300番でさっと表面を整えると、大理石のような肌触りになります。すげーなー。この「エアーウレタン」という商品は高価ですが、これだけの塗膜が設備のない素人でも手に入るという事を考えると、値段以上の価値があると思います。でもやっぱり高いけど(^^;)。
ちなみにこれまで使ったパテを紹介しておきます。
一番左は「エポキシパテ」です。2剤混合タイプ、ヒケ(乾燥すると凹むこと)はありません。混ぜた時点でかなり固く、硬化すると石のように固くなります。かなり大きい穴が空いてしまった時に使いますが、まぁ普通のスピーカー工作では使わないと思います。今回は塩ビ管と紙管のすき間に詰め込みました。塩ビ管には食い付かないので、塩ビ管を100番程度のヤスリで荒らした上、エポキシ接着剤流し込みとのコンビネーションで使います。
次は「ウッドエポキシ」2剤混合タイプ、ヒケなし。上のエポキシより柔らかい(ポテトサラダくらい)ので、充填がやりやすいです。これも普通のスピーカー工作では使うことがないでしょう。かなり固く硬化しますので、その部分が木と違う響きになると思います。
次は「ウッドパテ」、溶剤タイプ、ヒケます。この商品は木粉を接着剤で練り込んだような感じなので、材料的にはMDFに近く、なんとなく安心です。今回多用しています。紙管の導管などはこれで埋めています。
最後は「タミヤパテ(^^;)」。模型用のパテです。溶剤タイプ、ヒケます。サフを塗った後の傷埋めは、上3種類のパテでは食い付かないのでこれを使います。色は白で下地色の邪魔をしないようにします。
さて、正統派の人々(銘木を釘無しで使うような人たち)から見ると眉をひそめるような内容だと思います。「塩ビとかパテとか使って音はどうなのよ」と言うツッコミが来ると思うのですが、実際、無塗装の状態でユニットを着けて聴くと「確かに音がバラついています」(苦笑)。まぁ予想はしていたのですが、やはり響きのいい木で作った筐体のようにはいきませんね。というわけで、手間も金も掛かるウレタンを決断したのは、この前の音出しの直後なわけです(^^;)。
サフェーサー2本で、ようやく下地が作れたかな。本当はもう一度傷埋めをしたいのだけど、経済的にムリ(笑)。ウレタンスプレーは化学反応で固化させるので、1日で使い切らないとダメなのです。つまりちょろっと塗りたいだけでも一本必要になってしまうという・・・。んーむ。
作業も薄く塗っては、タイマーを掛けて20分待ち、また薄く塗っては、タイマーを掛けて20分待ち・・と、半日仕事です。今月の日曜日は塗装で全て潰れそうですね(苦笑)。
今夜も鹿児島は暖かく、暖房一切なしなのに室温21℃もあります。冬場は乾燥に時間を喰いますが頑張ってください。
この休日はクルマへのオーディオ&前車から外したカーナビの取り付けでまるまるつぶしてしまいました。最初はディーラーに頼むつもりだったのですがスタッフに話してみると「土日は持ち込みが多くて込むんですよ。え、CD-ROMタイプですか? いやーアクセラは内装外し易いから自分でできると思いますよ」配線とケーブルを押し込むのが厄介なことを知っているからか、明らかに逃げ腰(爆) ま、いいやと思い12年前に続き自分でやっちゃいました。
スピードメーターの裏から車速パルスを取るのとダブつくコネクター・ヒューズホルダー・ケーブルを押し込むのに汗をかくほど手こずりましたが、何とか動作確認OK。F131Pは慣らしをしてから装着することとします。
この時期は塗装にはつらい時期ですねぇ。スピーカー工作も、冬くらいに始めて、暖かくなった頃に塗装工程が来るようにするのがいいのかもしれません。
でも、暖かくなってくると、あちこちに出かけたくなるんですよね(^^;)。