梅の花がみごろの時期になりました。
西蒲区各所を車で走っていても、ハッと目を奪われるときがあって、一瞬「桜が咲いてる」なんて思うんですが、後ろからすかさず「梅だよ」という無情の一言が飛んできてそのあとに笑い声が続いたりするんです。
まぁ梅と桜の見分けがつかない自分が悪いんですが、でも瞬時に目に飛び込んできたら桜に見えたりしますよね?
えっ?しない?
そうか、そうですよね・・・はぁ~。
さて、
梅の花が咲き始めたこの時期に、デイサービスセンター五ヶ浜の若きホープが体操デビューを果たしました。
体操デビューなんて言い方は大袈裟かもしれませんが、利用者様たちとコミュニケーションをとりながら楽しく体を動かしてもらおうということで、今日初めてその体操を自分で仕切って行ったわけです。
でも体操に限らず大勢の人の前で何かを伝えるっていうのはエネルギーがいるんです。ましてやスタッフとして初めて大勢の利用者様の前で何かを発し、何かを伝えるなんてやっぱり緊張しますよ。
まずはリズム体操で皆さんの体をほぐします。リズム体操なので身体的に問題ない方は立ち上がって体操される方もいます。一通り体を動かしたらみんなで歌います。これは口腔体操もかねてます。
最後は脳トレ。自分で用意した問題で脳の活性化を図ります。
この体操の流れは担当する人によって変わります。担当者の個性がでるんですね。今まで見てきた先輩の流れを基本に、自分なりのエッセンスも加えながら懸命に頑張っているのが伝わってきました。
彼が本格的に五ヶ浜スタッフとして業務に携わり始めたのは今年の2月。
約2ヶ月で体操デビューか~、僕よりも1ヶ月以上早いんじゃないかなぁ、なんてつい自分の時と比べてしまいます。自分の伝えたいことを表現するのに苦労してるなぁとか、頭ではわかってるのに、うまく言葉がでてこないんだろうなぁとか。後ろで勝手にそんな想像をしながら見守っていました。
彼の初々しいデビューを見て思うのは、自分の時はどんな風に見られてたんだろうなぁってこと。覚えているのは頭が真っ白になって予定していたことの半分ぐらいしかできなかったなんていう苦い思い出ぐらいです。
経験を重ねる度に新たなステップへチャレンジしていく。彼を通して見た光景は、いつか自分たちも通って来た道なんだなと。たどたどしくも頑張っている彼を見ながらそう感じました。
五ヶ浜から新たな道へ踏み出していく人とこれからの五ヶ浜を担っていく人。いろいろな思いが駆け巡った3月も、まもなく終わります。
最後に彼の体操デビューを評価するならば、
合格でしょう!