三文

冬至の前後の時期の六時ころはまだまだ暗い。早起きといっても良いくらいである。早起きは三文の得とよく言われるが、三文は安物や粗末な物の意味で使われており、二束三文、三文判、三文芝居などあまり良い例えとしては使われてはいない。このブログを始めてから起床後すぐ体重計に乗り七時前後に記事を投稿している。リタイヤする前は二度寝、三度寝は当たり前で出かける時間ぎりぎりに起床していたが、今暗いうちに起きて、はたして三文の得といわれるようなことがあるのかどうか頭を傾げてしまう。と言っているうちに今年も除夜の鐘とともに過ぎていく・・・・・



３１日体重６７．５㎏　　体脂肪２５．５％

目標

今年も残り少なくなった。この一年を思い起こしてみて一番の出来事はやはり禁煙である。起床後の咳、痰に耐えられず受診し肺機能検査でこの病気の怖さを知ることになった。以前何度か挑戦したのだが失敗ばかりで今回の禁煙が現在も続いているのは奇跡みたいなものである。いずれ意識しなくなるまでという目標ができたのでそれに向かうつもりである。



３０日体重６７．３㎏　　体脂肪２４．８％

散髪

十二月中旬に散髪しようかと言っていたが、それこそ芝居の幕切れに打つ拍子木の音みたいにチョーンとそれっきりになり、かっとのかの字も出てこない。出かけるときはいつも帽子で多くもない髪の毛を押さえていた。先週末Ｍ市のイオンみなみに出かけた際、千円カットの店に飛び込んだ。祝日の午前中だったが五人くらい並んでいた。カットマンは三人いて一人当たり平均三十分くらい。直ぐに番が来た。終わったあと後ろを見ると待合の椅子は全部塞がっていた。人口の多い町の違いを垣間見た感じである。時間は短かったが、これもまた一週間の幸せである。



２９日体重６７．６㎏　　体脂肪２４．９％

師走

年賀状の宛名書きで一日が終わった。明日明日と言いながら先延ばししてきた「つけ」と思えばしょうがない。でもこれで漸くゆっくりと年を越せそうな気がするが、師走というだけあって師匠ではないがなにか気ぜわしく感じる。お師匠さんが走る、お住職さんが走るなんてわいわいがやがや言っている間に十二月もあっという間に過ぎてしまう。

何にこの　師走の町に　行く烏　　　　　芭蕉



２８日体重６７．５㎏　　体脂肪２４．３％

故障

ここに来ての故障はちと厳しいものがある。焦げ臭い臭いがするのでどうやら基板が原因のようだ。裏面までは出来上がったのでなんとかなりそうであるが、毎年のトラブルで大変な年賀状作成。今年も残すところ後五日プリンター修理は年を越しそう。



２７日体重６７．４㎏　　体脂肪２６．０％

烏百態

雪が降った次の日道路沿いにある田んぼに烏が群がっていた。烏は鳥類のなかで一番賢いといわれている。宮沢賢治の烏百態を思い起こすような情景だった。その田んぼの一角は収穫した籾をこぼした場所で雪が降る前から場所を記憶していたのだと思う。日を経るごとに数は少なくなったが朝夕には飛んできて嘴の跡を残していく。
烏百態（宮沢賢治詩集から）　
　　　
雪のたんぼのあぜみちを 　　
ぞろぞろあるく烏なり
　　　
雪のたんぼに身を折りて 　　
二声鳴けるからすなり
　　　
雪のたんぼに首を垂れ
雪をついばむ烏なり
　　　
雪のたんぼに首をあげ
あたり見まはす烏なり
　　　
雪のたんぼの雪の上
よちよちあるくからすなり
　　　
雪のたんぼを行きつくし
雪をついばむからすなり
　　　
たんぼの雪の高みにて
口をひらきしからすなり
　　　
たんぼの雪にくちばしを
ぢっとうづめしからすなり
　　　
雪のたんぼのかれ畦に
ぴょんと飛びたるからすなり
　　　
雪のたんぼをかぢとりて
ゆるやかに飛ぶからすなり
　　　
雪のたんぼをつぎつぎに
西へ飛びたつ烏なり
　　　
雪のたんぼに残されて
脚をひらきしからすなり
　　　
西にとび行くからすらは
あたかもごまのごとくなり



２６日体重６７．７㎏　　体脂肪２６．１％

バナナは草

ついこの間までバナナダイエットなるものが流行したが、連れ合いもご多分に漏れず誘惑に乗った口である。さほど変化はなく今はその時の名残で時々ダイエットに関係なく食する程度になっている。バナナは果物と思っていたが調べたところ草（野菜）に分類されていた。葉鞘が幾重にも重なりあっているものであり、いわばタマネギの球根を引き延ばしたようなものとのことである。どっちに転んだとしても大勢に影響はないが農林水産省によると、バナナは果物だとはっきりと定義しているようだ。草には二種類存在し、一年間で枯れてしまう草（一年草）から取れるものを野菜。数年にわたって生き延びる草（多年草）から取れるものを果物と。植物学と農林水産省とでそれぞれ見方が違っているとは面白い。



２５日体重６７．２㎏　　体脂肪２５．０％

プレゼント当選

いつもテレビを見ながら葉書を書いているなと思っていた。夫婦で出かけ帰宅したところ郵便箱に不在時の連絡票が入っておりすぐに運送会社に連絡したらしい。届いたのがプレゼント当選の和歌山産の観音山みかん100％ジュース。番組アナウンサーの一筆「今まで苦しいことと戦ってきたからこそ今日の当選があり、これが褒美でありこの当選をきっかけにあきらめず日々体に無理がかからない程度に感張りましょう」印刷とはいえ手書きの一言は嬉しいなーと言っていたが、品物のほうが一番嬉しいようだ。勿論お相伴預かる自分も嬉しい。



２４日体重６７．５㎏　　体脂肪２５．９％

どんぶり勘定

自家用車がなくバスで通っていた時代。乗車して後ろの方に歩いていったところ、従兄弟が座席に座っていた。ご飯食べてきたかと声をかけたところ「おういっぱい食べてきたぞ、腹いっぱい」そうかーいっぱいかと言ったところ「おーどんぶりでー」と返され付近にいた乗客に笑われてしまったことがある。よくどんぶり勘定というがカツ丼とか天丼のどんぶりの事だと思っていた。テレビの番組でむかし職人などの腹掛けの前に付けた大きなポケット用の物入れのことと説明していた。お金を入れて無造作に出し入れしていたことから、大雑把な金の出し入れを言うようになったらしい。どんぶり勘定できるくらいの景気が戻ってきて欲しいと思う今日この頃である。



２３日体重６６．８㎏　　体脂肪２５．５％

３００日

禁煙成功といえるのはいつか考えてみた。禁煙の森では３００日が一応の目標のようだ。禁煙しているのが気にならなくなったとき、意識しなくなったときと思えるが、これから先その状態が来るとは到底思えない。元喫煙者という範ちゅうからは抜けられないからである。



２２日体重６６．８㎏　　体脂肪２５．２％

雪かき

今シーズン初めての雪かき。市の除雪車が朝早く除雪して行ったようだ。出入り口に雪が盛り上がっていた。これから降雪のたびにこのように除雪することになる。農閑期なのであまり身体を動かすことがなく雪かきは良い運動になる。
SPO2を計ったところ冷えているのかエラー続き、三回目で９４、脈８６まずまずといったところか。



２１日体重６７．１㎏　　体脂肪２５．１％

バスツアーその２

牡蠣で満腹のお腹に蒲鉾の試食、別腹と言いながらパクつくどこかの小母さん。と思いきや連れ合いでした。さて鐘崎笹かま館を後にして向かうのは仙台市内西公園駐車場。ガイドさんの説明の間に駐車場到着、時間は余裕の３時間前。ガイドさんの案内で定禅寺通りへ。途中から雨がしとしと降り始めたがそのまま歩く。帰りの時間１８時３０分まで自由時間で夕食は各自とることになっていたが牡蠣と蒲鉾がお腹にあり特に食べなくても大丈夫と連れ合い。何時の間に連絡したのか仙台在住の姪と待ち合わせしたとのこと。場所は仙台市民図書館でガラス張りの目立つ建物。平日なのにこんなに通行人がいるなんてと思う自分の田舎者の気持ち都会の街角に立つとよく分かる。姪が来るまでと図書館の内部探検。エレベーターで上階へ行くとガラス張りなので別世界の感がする。盛岡のマリオスとどこか雰囲気が似ている空間である。１階に降り歩道を見ていた妻が変わった時刻表をみつけたと外に出て行った。しばらくすると外から二人でガラス越しに手招きしていた。久しぶりにみる姪っこウシ君は冬でも元気そう。ウシ君の案内でバスに乗り仙台駅へ真っ直ぐ向かう。駅の売店で働いている姪っこタツ君に会うためである。二人に会うのはお盆以来で懐かしい。タツ君は仕事中なので邪魔すると悪いのであまり長居できず少し話してお別れ。タツ君も滅茶苦茶元気そうで良かった良かった。その後定禅寺通り近くの三越の地下で試食の始まり。今日は一日切らさないで食べ通して来ている。一食くらい食べなくても大丈夫と言える。外に出ると雨は上がっていた。光のページェントは聞いたところによると今年から軽量で発熱量が小さく電力消費量が今までのスターライトリーフの約十分の一であるLEDに変えたとのことである。また西公園などにもイルミネーションが広がり様々なイベントも行われるようになり仙台の冬の風物詩として全国的な知名度を得るようになったらしい。点灯時間は１７時３０分から２３時までであるが帰る時間の関係で１回目のスターライトウインクの一斉に輝きだす様子の歓声を聞きバスに集合。１８時４０分駐車場出発、予定通り２１時２０分ころM市到着、朝と同じ雪で真っ白。これにて日帰り顛末記終了。



２０日体重６６．８㎏　　体脂肪２４．７％

バスツアーその１

まだ昨日のことのような思い。寒気と冬型の気圧配置の影響で冷え込むなか、連れ合いが申し込んでいたバスツアー「殻付き焼き牡蠣食べ放題と仙台光のページェント」日帰り顛末記。出発したのは１５日火曜日。雪景色の中バス会社の駐車場を目指し高速道を南下。トンネルを抜け北緯４０度付近雪が降っており積雪あり。この先どうなることかと思いながらもバス駐車場到着。周辺はうっすらと雪で白くなっていた。８時５０分一緒に行く人たちがぞくぞく到着。ここからは全体の半分くらいの人数。M駅西口で後の半数の人が乗車しこれで全員２６名高速道を南下。K市付近で路肩に雪があったが南に向かうに従い雪の気配がなくなりお日様がフロントガラス越しに暑くガイドさんが思わずチャーシュウになりそうと言ったので大笑い。大和インターから一般道を松島目指しバスはひた走る。お昼少し前牡蠣食べ放題会場に到着。春のような気候で素手でも寒さは感じない。プレハブ小屋の中は麻雀卓よりいくらか大きいくらいの机が４つあり６～７人づつ別れて椅子に座り、牡蠣の開け方などの説明を受け焼きあがるのを待つ。目の前にはお皿、軍手、割り箸、前掛けが用意されている。蓋をして数分、焼けましたさあどうぞと蓋を取った途端争うように手を伸ばし食べ放題開始。足元には殻入れ用一斗缶がありどんどん殻が増えていった。時間は４５分だったが３０分くらいで満腹状態。ご馳走様と外に出て行くと個人で来ている人たちが列を作っている。みんなが食べ終わるまでバスの前でぶらぶらしていると連れ合いがでてきて「もう一年くらい牡蠣は食べなくても良いくらい食べたよ」と満足そうに言っていた。ということはまた来年来るつもりか。みんな牡蠣に満足したようで何事もなく松島の海岸線を眺めながら仙台市内に向かった。そしてその途中、光のページェントまで時間的に余裕があるので予定に組み込まれていた鐘崎笹かま館、仙台土産のひとつに数えられる蒲鉾の工場でのお買い物と試食の楽しみの時間。２階でのコーヒータイムで店舗内散策。もちろんお土産、自宅用の蒲鉾は購入済み。・・・続く



１９日体重６６．４㎏　　体脂肪２５．３％

気持の持ちよう

眼科予約日。この日で今年の病院予約分終了。年末に近づいたせいか皆忙しそうで余裕がなさそうにみえる。と言っても自分だけが余裕があるわけではなくぽつねんと取り残された感じではある。前の検査のときの目張りについて医師に尋ねると「そうしないと検査はできない。誰にでもそうしている。」と強い口調で言われ、取り付くしまがなく後味の悪い気持ちだけが残った。会計等を済ませ帰宅。気を取り直し午後からはわんこ達の混合ワクチン接種、爪きりのため出発。爪が伸び過ぎ獣医さんと助手の人が血だらけになりながら格闘無事終了。こちらはなぜか気持ち良く帰ることができた。言葉ひとつで気持ちが違うことの面白さ。終わり良ければなんとやら。



１８日体重６７．１㎏　　体脂肪２６．０％

世知辛い

人と話していて最近は特にせちがらい世の中になったなどと時々言葉に出る。今も昔も世の中を渡っていくにはさまざまな知恵が必要になるが、そうした知恵を処世術と言い昔は「世知」といったとのことである。世知辛いは世渡りの知恵が辛いこと、つまり打算的で抜け目が無いことにつながる。いつの世も世の中そんなに甘くは無いよと言うが、皆が世知辛くなってはちょっと寂しい感じがする。



１７日体重６７．１㎏　　体脂肪２６．２％