ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

来季に向けて

2007年10月21日 | スポーツ関連
ドラゴンズ関係者及びファンの方々に対し、ドラゴンズの日本シリーズ進出決定を心より祝福申し上げたい。おめでとう!そして日本シリーズ進出を逸してしまったものの、5年振りのシーズン優勝を達成してくれたジャイアンツの選手達に改めて感謝の意を表すると共に、半年強の激闘に「御疲れ様!」の言葉を送りたい。

セ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージは、嫌な予感の通りジャイアンツの3連敗で幕を閉じた。5年振りにシーズン優勝を決めたのだから、日本シリーズには是非進出して欲しいという気持ちは在った。だから、今回の結果が悔しくないと言えば嘘になる。*1でも、この3試合は点数だけ見ると接戦だが、内容的にはドラゴンズの圧勝とも言える物だったので、悔しいという思いが意外な程に薄いのも事実。これは恐らく、シーズン中のドラゴンズの闘い方に”王者の風格”を感じ続けたのに対し、ジャイアンツにはそういった物が感じられず、「やはり然る可きチームに、日本シリーズ進出の道が開かれたか。」という思いが心の何処かに在ったからかもしれない。それ程、ジャイアンツとドラゴンズの”成熟度”は違っていた様に思う。

今季のジャイアンツは終戦を迎えた。後ろを振り返ってばかりいても詮無いし、来季に向けてジャイアンツの課題を記してみたいと思う。

先ず課題を挙げる前に、触れておきたい事が在る。当ブログに頂戴した御意見の中に、ジャイアンツ・ファンとして非常に残念に感じる物が在ったからだ。「タイガース=ダメ虎」、「ファイターズの試合=常にガラ空き」というイメージが如何に古めかしいステレオタイプな物か御理解願えると思うのだが、「ジャイアンツ・ファン=ジャイアンツが常勝でなければ許せない人々。」というイメージも同様の物だと信じて疑っていなかった。自分のみならず、周りのジャイアンツ・ファンを見ても、「毎年、ジャイアンツが優勝しなければ我慢出来ない。」なんて思っている人間は居ないからだ。だからこそ、そういうイメージを持っておられる”様な”御意見を頂戴したのは非常に残念。そりゃあジャイアンツに優勝を果たして欲しいとは思うが、毎年優勝なんて事は現実問題不可能に等しい。だからと言って毎年Bクラスでも構わないとは思わないし、要は毎年、”優勝争いに絡める様な”強いチームで在って欲しい。というのが素直な気持ちで在る。

では、「そんな強いチームにジャイアンツがなれるのか?」と問われると、「原辰徳監督の下では九分九厘無理。」と言わざるを得ない。5年振りの優勝を果たしてくれた事に関して原監督には感謝の思いを持っているが、監督としての能力に強い疑問を感じているのは一貫して変わっていない。疑問を感じる要素は幾つも在るが、一番大きいのは彼の采配が第一次政権の頃から全く進歩していないという事だろう。

前置きが長くなってしまったが、此処から来季への課題を記してみる。「原監督には監督の座から退いて戴き、より監督適性の在る人物を監督に据えて貰いたい。」という本音は在るが、シーズンの優勝を果たした以上は来季も原体制で行くだろうから、その前提での課題という事になる。

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① 抑え投手を誰にするのか?

今季は”期間限定”という事で、上原浩治投手に抑え役が担わされた。確かに彼が抑えをしている事で、チーム及びファンが大きな安心感を持てたのは事実。それは判っているのだが、上原投手自身に先発への拘泥が強い様だし、個人的にも彼には先発に戻って欲しいという思いが強い。

そこで来季の抑えには、林昌範野間口貴彦両投手をダブル・ストッパーという形で起用してはどうかと思っている。絶対的な抑えを一人という考え方では無く、試合毎にどちらかを先ず抑えに起用して調子が良ければそのまま、調子が悪ければもう片方を即座に起用という臨機応変な対応で良いのではないかと。もし外部に人材を求めるならばビッグ・ネームに囚われず、速球派よりもコントロールに優れた投手を獲得するのが望ましいのではないか。


② 戦闘集団に相応しい選手を選り分ける

ドラゴンズとジャイアンツの選手達を見比べた場合、強く感じるのは”頭の差”。勿論これは学力的な頭という意味では無く、現状を冷静に分析し、状況に応じて”相手が嫌がるプレー”を常に心掛け、そして次に起こり得るあらゆる事態を想定している。という頭がドラゴンズの選手達は優れているという事。この事で相手の選手達は疑心暗鬼になり、精神的に追い詰められて行く事になる。この3連戦でもジャイアンツ側に御粗末極まり無いエラーやミスが続出したが、その殆どが現状分析や次に起こり得るプレーの想定が出来ていなかった為と自分は考えている。

人間誰しもミスはしてしまうものだが、プロとしては”何度も”同じ様なミスを繰り返すのは論外。「厳し過ぎる。」と言われるのは承知で書くが、頭を使えない選手はジャイアンツに不要。同様に手抜きプレーが目立つ選手も、チームのモチベーションを下げるので不要。今オフはそういった選手達に”見切り”を付け、戦闘集団に相応しい選手を選り分けて貰いたい。素晴らしい選手で在る事は認めているが、何時迄も”チンタラ走り”が改められないので在れば、二岡智宏選手と雖も”整理対象”の例外では無い。それだけ厳しい姿勢を打ち出していかないと、ジャイアンツを強いチームにするのは無理だろう。


③ 選手起用

「『数年後にはジャイアンツを、こういうチームにしたい。』という明確なヴィジョンを、原監督は持っているのだろうか?」と良く思う。どうしても彼からは、ヴィジョンや戦略というのが見えて来ないのだ。一番不思議なのは、「矢野謙次選手を何故スタメン起用しないのか?」という事。数年後に居るかどうか判らない外国人選手等を起用する位なら、チームの軸と成り得る矢野選手を起用して欲しいもの。守備に難が無い訳では無いし、代打で素晴らしい結果を残しているもののスタメン起用すると結果を残し切れていないというのは確かに認めるが、これも試合に出続ける中で改善されて行く物ではないか?目先の勝利を完全否定するものでは無いが、もっと将来のジャイアンツを見据えた選手起用をして欲しい。

選手起用だけでは無く、若手選手の育成も重要。ドラゴンズには何人か居るが、ジャイアンツで言えば大道典嘉選手の様な「打ってもヒットにならない球は徹底的にファウルにし、甘い球を呼び込める。」粘っこい選手を作り上げて貰いたい。


④ 監督の進歩

実際にプレーをするのは選手で在り、敗戦の責任を選手達が負うのは当然の事。だが、監督の責任も決して小さくは無いと思っている。特に原監督の場合には、彼が指揮を執った(今季を含めた)過去4年間、全く采配に進歩が見られなかったというのは致命的。上記した様に”頭の使えない選手”は問題だが、選手が頭を使う様に”教育”出来ないというのも、監督として如何なものか。実際に教育するのはコーチ陣だし、当然そういった教育は行っているとは理解している。でも、実際に選手達が頭を使っていない”様に”思えてしまうのだから、例え教育しているとしてもそれは為されていないのと同じ事ではないか。

門前の小僧習わぬ経を読む」というが在るが、「経を読めない小僧で在っても、何度も何度も経を耳にする事で自然と経を読める様になる。」もの。監督が確固たる指示を打ち出し、コーチ陣がそれを選手達に煙たがれ様とも意に介さず執拗にやらせる。(自分が監督としてのノムさんを高く評価しているのは、この点に尽きると言っても良い。)元々プロ野球という狭い入り口を通って来た選手達なのだから、ドラゴンズとジャイアンツの選手達に、”技術的な差”が埋め難い程在るとは思えない。要はプロになって以降の”頭のトレーニング”を、首脳陣達がどれだけ真剣にさせて来たかが此処一番での力の差となっているのではないか。

半年という長丁場を闘い抜くレギュラー・シーズンではチームの欠点を或る程度ならカバーし、帳尻合わせとしての優勝に導かせる事は出来ても、短期決戦はそうはいかない。チームの欠点があからさまに、勝敗へと直結してしまうのが短期決戦だと思う。原監督が来季以降”も”進歩を見せなければ、帳尻合わせでシーズンの優勝を果たす事が在ったとしても、同時に最下位に転落する可能性も秘めているという、極めて安定性の無いチーム状態がずっと続く事だろう。
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この他にも「苦手選手の対策を徹底的に行う。」というのも重要な課題だが、これに付いては一昨日の記事で触れたので、此処で触れるのは控えたい。

さて日本シリーズは、2年続けてファイターズとドラゴンズが闘う事になった訳だ。名古屋は自分の故郷と思っているし、セ・リーグの仲間としてドラゴンズに頑張って欲しいという気持ちは在るのだが、唯、どうしても「日本シリーズは、レギュラー・シーズンの優勝チーム同士が闘う場。」という思いが拭い切れない為、ファイターズを応援したくなる気持ちの方が正直強い。兎にも角にも、好ゲームを期待したいもの。

*1 4年連続で悔しい思いをしているホークス・ファンに比べたら、自分の悔しさなぞは大した事では無いと考えなければいけないのだろう。少なくともシーズンの優勝が担保されただけでも、ジャイアンツはホークスよりも幸せなのだから・・・。

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Unknown (toshi16)
2007-10-21 11:00:27
巨人は、大補強するもののなかなか優勝できなかったかつてのヤンキースににているような気がしますね。
巨人は若手成長が必要な気がします。
これは2軍が機能しているかということも大切ですが、我慢強く起用するということも重要かと思うのです。

ドラゴンズの場合は荒木、井端、森野が入団した時、彼等がそろってレギュラーになると予想したひとなんてどれくらいいたでしょうか?

彼等を我慢強く起用したことが今に繋がっていると思うのです。
そういった意味では、前監督の山田久志氏の功績もあるのではと思います。

ですから、giantsー55さんが危惧することは理解できます。
今、巨人軍の主要メンバーは由伸、阿部、二岡、上原、ヒサノリ、などの生え抜き選手にしても、入団時に将来を約束された選手ばかりです。
言い換えれば、巨人のドラフト下位指名選手は、レベルがひくいということでしょうか?
それか、首脳陣の育てる能力がないか?見る目がないか?ということになってしまいますよ。
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伊原ヘッド、三塁コーチやめる (パリーグはロッテファン)
2007-10-21 15:58:36
なんですか、この予定調和は。
giants-55氏には朗報の記事でしょうか。

ところで進歩が無いというのは理解しかねます。
例えば脇谷や鈴木の四球率や1・2番適性は昨年よりも桁違いに上がってるんですけどね。鈴木は昨年の失敗、脇谷は今年の失敗があったからでしょう。
それに守備軽視というのは戦略的なものだと思いますよ。

帳尻優勝というのもJFK酷使で巨人と中日から
ムリヤリ星を削った阪神のほうがよほど反則では。

なんというか55氏は賛同者以外を排除しないと生きられない方なのかもしれない。もし巨人が今年ペナントを勝ち抜けたか、それを補足してほしいのならできるし、それを話し合って行きたいのだけれど・・・。氏がソレを望んでいるのかどうか・・・。
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”成果”と”課題” (ハニスポ)
2007-10-21 16:53:38
(今回3本立てです。しかも長文。)

 今回のCS 2ndステージ敗退は、ジャイアンツにとって悔しい結果となりました。

 しかし、突き放した言い方をさせてもらえれば、”野球の神様”がいたとして、何日も休みをもらっている先発投手陣が簡単にマウンドを降り、誰一人として規定投球回数を達せられなかった3位チームと、そんなチームに5つも借金を作り、特定のバッターに37本中14本もむざむざ献上している1位チームに、「日本2位以内」になる事を許さなかったのだ、と。
 それに、例えCSが無くても、ジャイアンツのあの3試合の戦いぶりでは、確実にヒルマン監督(ファイターズ)の胴上げを拝む事になっていたでしょう。

 ただ今年のジャイアンツは、「ミスをしたら、そのまま致命傷」で課題と屈辱と虚しさしか得られなかった過去4年間と異なり、「ミスをしても、リカバーして踏みとどまれた」でリーグ優勝という”成果”と、「ミスをして、リカバーし切れなかった」でCS敗退という”課題”を得られました。
 これは来期以降に大きな財産となるかと思われます。
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来季に向けて (ハニスポ)
2007-10-21 16:58:53
それでは、本記事に関する私なりの回答を提示してみます。

①+②+③ 選手陣容の選定・整理
 まず、来年上原投手の先発復帰によって空席となる抑え投手(①)に関しましては、第一候補の林投手については左肘の間接ネズミをどうするのかが気になる所です。もし手術をすれば、来期戦列に加わるのが遅れる事が必至ですので。
 それでも、先発のエースにしてみたい西村投手を泣く泣くながらもズバッと抑え固定という手もあれば、福田投手および野間口投手といった良い素材もいると思いますので、彼等が豊田投手から様々な事を盗んでいけば、久々となる「生え抜きの抑え投手」が誕生するかもしれません。
 あと、外部からの補強は無しで。今期FA権を取得した岩瀬投手(ドラゴンズ)は100%残留ですし、同じくFA権を取得した小林(雅)投手(マリーンズ)を獲るぐらいだったら、久保投手に抑えをさせた方がはるかにマシです(うわっ、我ながらひでぇ言い分・・・)。また、国外に目を向けても、横浜の背番号42の様に常時155km/hオーバーとはいかないものの、鋭いカットボールを武器に長年超名門の抑え投手を勤め上げた背番号42が面白そうなのですが、高齢と衰えもあって、2005年の悲劇を繰り返す危険性も・・・。
 それと、セットアッパー(7、8回)の人選も重要であり、個人的には右に豊田投手、左に山口(鉄)投手が良いかと思われます。もし、山口(鉄)投手では無理ならば、二軍+育成枠から探すか、11月の大学・社会人ドラフトでの獲得を目指す他無いです。で、右に関しては、ベテランの吉武投手の他、二軍でセットアッパーを勤めている東野投手が個人的にはお勧めです。
 ただ、あくまで個人的な考えなのですが、先発投手には7イニングを”最低限”にしてもらいたいのです。 今期のタイガースの様に、JFKを中心とした優れたリリーフ陣に寄りかかって、先発陣が長いイニングを投げられないなんて事は、絶対避けて欲しいのです(一方、今期のドラゴンズは、「岩瀬投手、岡本投手に甘えるな」と言わんばかりに先発投手を引っ張っていましたし)。

 次に、野手(②+③)に関しましては、現状ほぼスタメンが固定されてはいますが、秋・春のキャンプを通して再選定を行う必要はあるかもしれません。ただ、選手も人間なわけで、適性とか合理性を追い求めているだけでは、「戦う集団」は作れないと思うのですよ。
 今期の由伸外野手の1番起用が正解だったと思えたのは、適性とか合理性とかで6番打たすのでなく、生え抜きの中心選手が先頭に立ってチームをグイグイ引っ張る形にした事で、由伸外野手自身だけでなくチーム全体の士気を高まったと思ったからで、そういった所も重要ではないかと思うのですよ。
 で、矢野外野手に関しては、今期前半は小田嶋内野手と、後半は大道外野手と共に「右の代打」というポジションを勤めてきたけれど、来期はそろそろ「5番・センターorレフト」で1年通してもらいたく思っていますし、その代わりの「右の代打」としては、坂本内野手に任せてみても良いかと思っております。
 あと、ホリンズ外野手とゴンザレス内野手は無理に切る必要は無いと思いますよ。2人を切って代わりに若手に”タダで”出番をやっても、働かない事だってありえますので。また、ホリンズ外野手には貪欲に吸収しよう進歩しようという姿勢もあるらしいので、教育しようによっては優れた選手になるかもしれません。
 ただ、チャンスを活かせる・活かせない、ミスを繰り返す・反省できるというのは、「その選手がどの様な人生を生きてきたのか」、「どの様に物事に対して向き合っているのか」という所まで突き詰める必要があると思え、これはスカウティングの部分で解決していく必要があるかもしれません。

②+④ 選手達への教育、選手達の意識改革
 この辺のところが、「某”自称・名称”のジャイアンツ監督待望論」とか「阿部捕手の他ポジションコンバート待望論」の根っこになっていると思うのです。
 管理人様もご存知の通り、「同じ投手・打者に工夫も無くいいように抑え込まれる・打ち込まれる」という事も、「チンタラとプレーしている」という事も、原・堀内政権から始まった事ではなく、古くは川上監督退任以降から始まっている様に思え、ジャイアンツの「悪しき伝統」と化していると言えるでしょう。
 今期のリーグ優勝という”成果”から、新加入した小笠原内野手、谷外野手、大道外野手、伊原コーチの働きによって、選手達の意識改革はある程度は進んだと見ているのですが、CS敗退という”課題”から、改善の余地はあり過ぎるとも思えます。
 状況判断といった頭脳面および勝負勘の強化、ならびに「悪しき伝統」の払拭は、原監督よりかは伊原コーチおよび尾花コーチ、内田コーチといった辺りに完全に任せてしまった方が思うのですが、それでもここまでが限界と言う事でしたら、コーチ陣の刷新も考えなければなりません。
 それと、コーチ陣が教えても、それが身につくかどうかは、前述の「その選手がどの様な人生を生きてきたのか」、「どの様に物事に対して向き合っているのか」という所まで突き詰める必要があるように思えます。

 ただ原監督には、今回のCS敗退という結果というものを、深刻に考えてもらいたいのですよ。
 ジャイアンツOBとか戦いに生きている人間とか以前に、真に”自惚れの強い人間”であるのなら、2年連続で落合監督の前に屈したと言う事実および自分が低く扱われる事に対して非常に屈辱感を感じるはずであり、このまま終わっては死んでも死に切れないはずです。
 この今オフこそが、己の気付かない”内に隠されている牙”を剥き出しにする、最大にして最後の大チャンスであると考えて、明日以降の日々を過ごしてもらいたいものです。

 正直な所、toshi16様の仰る様に、真に「強いチーム」は一朝一夕で作れないものだと思います。
 それと、②~④を読んで、何故か真っ先に4年連続で泣きを見ているホークスを思い起こしてしまいました。もしかすると、ここ数年のホークスの勝負弱さの原因が、こんな所にあるのかもしれませんので、ジャイアンツにはホークスの轍を踏まぬ様、成長して欲しいものです。

 ただなぁ・・・
 親会社グループ(てゆうか、ナベツネ)が何か勘違いして、他球団からの選手乱獲に走りそうで、気が気でないです・・・。
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どこ応援します? (ハニスポ)
2007-10-21 17:00:11
 ところで、管理人様は日本シリーズではどっちのチームを応援しますか?
 私はドラゴンズを応援するつもりです。
 去年は”44年ぶり”対”52年ぶり”という事もあって、どちらかを応援すると決めなかったのですが、今年は53年物の”呪い”が解かれる瞬間を、この目で拝んでおきたいと思っております。

 また、CS 2ndステージ第1戦で、落合監督は先発に小笠原投手を起用したのですが、あれはジャイアンツへの奇襲ではなく、「パ・リーグ代表チームへの挑戦状」だと思うのですよ。
 「予告先発」を頼りに打順を組んでいるパ・リーグ代表チームに対し、「先発が右(川上、朝倉、中田、山井の4投手)の可能性が高いからと思って打順組むと、コレがあるよ。」という・・・。
 そこまでの執念が実るかどうか、見ものではあります。

 それに、落合監督は去年までに1位、2位、1位と成績を残しており、今年は2位ながら日本一になれば、”2年に1度”リーグ優勝、”4年に1度”日本一、しかも”1回も3位以下は無し”となり、”2年に1度”リーグ優勝、”4年に1度”日本一、でも”2回も3位以下(うち1回Bクラス)”の原監督はもとより、”4.3333年に1度”リーグ優勝」でも”1回も日本一無し”、しかも”3.25年に1度”Bクラスという”あの御方”を数字的に上回る事になります。

 そんな邪な動機がありつつも、今年の日本シリーズを迎えようかと思っております。
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Unknown (破壊王子)
2007-10-21 20:09:21
レギュラーシーズン終了後にダラダラと始まって、しかもセパ同時に進まない。
CSは主催側が色々準備しなきゃいけない。

野球界は盛り上げる気があるのか。野球があれば盛り上がる時代ではないんですがね。

ま、批評家きどりで何か言うことが最近恥ずかしいことと考えを抱きつつあるのでこの辺で。
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>パリーグはロッテファン様 (giants-55)
2007-10-21 20:09:32
書き込み有難う御座いました。

「なんというか55氏は賛同者以外を排除しないと生きられない方なのかもしれない。」というのは正直心外ですね。当ブログでは開設時から「異論&反論大歓迎。」というスタンスを一貫して採り続けていますし、実際問題過去の記事を読んで戴ければ御理解して貰えると思うのですが、異論&反論を排除した事は一切在りません。どんな御意見で在れ、其処に「論」が在る以上は尊重したいと思っておりますし、”明らかな荒らし”という文章を過去1度削除した事は在りますが、それ以外は削除を行っておりません。人が10人居れば10の意見が在って当然だと思っておりますし、自分の意見と異なるから排除するなんていうのは愚かな事。そういった考えを持っているし、当ブログでも何度もその考えは書かせて貰っているので、「賛同者以外を排除しないと生きられない。」という点は明確に否定させて貰います。

様々な御意見を頂戴し、議論を深めて行くのはウエルカムですが、単なる皮肉合戦の場にはしたくないし、だからこそ自分としてはきちんと筋立てて記事を書いているつもりです。それを「賛同者以外を排除しないと生きられない。」という全く無根拠な書き込みをされてしまうのは正直残念です。

どうも誤解されている様ですが、自分はパリーグはロッテファン様の意見が100%間違っているとか、自分の意見が100%正しいといったおこがましくも尊大な気持ちは持っていません。パリーグはロッテファン様の御意見に賛同出来る部分も在れば、「この点に付いては、どうしても自分は納得出来ない。」という考えを腹蔵無く書き記しているつもりです。それが何故「排除」となってしまうのか理解出来ないです。

自分は原監督が憎い訳でも何でも無いし、過去の記事を読んで戴ければ御判りの様に、彼の采配に於いて褒める点は褒めております。唯、総合的に評価した場合、余りにもマイナス面が多過ぎるというのが、自分が原監督を”指揮官として”見限った所以。

さて本題に入りますが、伊原ヘッドを3塁コーチから外すというのは或る程度予想された展開だと思います。と言うのも、シーズン中に原監督と彼の意思疎通
が上手く図れていないのではないか?と思ってしまうシーンが少なからず在りましたから。球団としても原采配に疑問を感じる所が在り、それ故に”御目付け役”としてヘッド職に専念させるという意味合いも在るのではないかなあと邪推しております。

脇谷選手、チャンスでアッサリと見逃し三振を食らうシーンが今季もそこそこ見受けられましたが、終盤になって積極性が出て来た事が嬉しいです。そういう意味では彼は進歩していますね。唯、鈴木選手はどうかなあというのが自分の思いです。あくまでも総合面で言えば、彼の場合はつまらないポカが今季”も”結構目立ちましたよね。(優勝決定の試合だけの事を指している訳では在りません。)脇谷選手は半レギュラー化した感が在りますが、鈴木選手がそうなっていない”様に思われる”のは、やはりそういった部分の未熟さ故ではないかと。

唯、そもそも自分が「進歩が全く見られない。」と指摘したのは、選手では無く原監督に付いてなんですけどね。

タイガースが終盤に失速した要因に、「JFKの酷使」を挙げられる方は結構居られるでしょうね。奇襲作戦は得意?とするものの、”レギュラー・シーズン中の”特攻作戦(先発投手を中2日で登板させる等。)は(多分)行っていない落合監督。その落合監督が率いるドラゴンズが結果的にクライマックスシリーズを勝ち抜けたのですから、余計に「酷使」という面がクローズアップされるのは必然と言えましょう。

そしてこれも誤解が在る様なのですが、自分は「帳尻合わせの優勝=反則」とは全く思っておりません。「長期戦の中では帳尻合わせで優勝出来る可能性は在っても、短期決戦では『真の地力』が出てしまう。」という事を言いたかったのです。
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>ハニスポ様 (giants-55)
2007-10-21 21:03:39
書き込み有難う御座いました。

「日本シリーズにジャイアンツが進出したとしても、ファイターズには勝てなかっただろう。」というのは全く同感です。短期決戦ではレギュラー・シーズン以上に細かい野球が要求されると思うのですが、「それをきちんと実践出来たドラゴンズと、それが全く出来なかったジャイアンツという対比」をあれ程迄見せ付けられると、「ファイターズにジャイアンツが勝とうなんておこがましい。」という気持ちになりました。日本シリーズへの進出が雲散霧消したのにも拘わらず、意外な程に悔しさがこみ上げて来ないのには、そういった諦観の念が在るのも影響しているのでしょうね(苦笑)。

「課題」だけでは無く「成果」も残したという点では、仰る様に過去の3年間とは異なると言えましょう。問題はその課題を如何に克服して行くかですね。ジャイアンツの歴史を紐解くと、課題を残し乍らもその克服に積極的に注力していかなかったという部分が少なからず在る様に思っています。嘗て”黄金期の”ライオンズと日本シリーズで闘った際、クロマティー選手の緩慢な守備等でジャイアンツは完膚無き迄に叩き潰されました。シリーズ後に岡崎選手が「自分の野球観が変わった。」とコメントしたのが有名ですが、ではそれ以降にジャイアンツがチームとしてこういった点を改善して行ったか?と問われれば、非常に疑問なんです。課題を挙げるだけではなく、その克服に向けて全力で取り組む。その姿勢が生まれない限り、ジャイアンツの未来は明るくないでしょう。

抑え投手に付いてですが、自分も西村投手が頭を過りました。でもハニスポ様もチラッと触れられている様に、彼は先発でより大きく育つ選手ではないかという気がしておりますので、林&野間口両投手を挙げました。確かに林投手は手術の可能性が在り、施術という事になれば来季に余り期待を懸けてしまうのは酷なのかも。野間口投手の”売り”は、あの気の強さ。入団1年目はビッグマウス振りを思う存分発揮し、先輩選手達を何度も激怒させたという逸話を持っている彼だからこそ、抑えという極限の状態で力を出せるのではないかと期待しています(笑)。

ホリンズ選手は野球に対して真摯な姿勢を持っていると聞きますので「頑張って欲しい。」という気持ちは在るのですが、芽を出し始めている若手選手がチラホラ見受けられるのに起用されていない現実を考えると複雑なんですよね。前にも書いたのですが、坂本選手等は天晴れな結果を出したものの、その後は一切起用されないままに短期間で二軍落ち。「実戦を二軍で数多く踏ませたい。」という首脳陣の親心なのかもしれませんが、折角結果を出したのに直ぐ二軍落ちでは若手選手達のモチベーションも下がる一方ではないかなあと心配しています。

”球界の寝業師”と呼ばれた根本陸夫氏は、良い人材を求めて全国各地を飛び回った際、それこそ選手の住む近所の店やタクシーの運転手に迄選手の情報を求めたと言われていますね。単純に野球面だけでは無く、その生い立ち等も含めて精神的な面を徹底的に情報収集したと。ジャイアンツのスカウト陣もそれなりに頑張っているとは思うのですが、果たして根本氏の域迄達している人間が居るかどうか・・・。

所謂”手抜きプレー”がジャイアンツで見受けられる様になったのは、確かにここ最近の事ではないですね。リアル・タイムでの記憶が殆ど無い為、川上政権に付いて多くを語る事は出来ないのですが、選手に対しては鬼の様な厳しさを持った人物だったと書物等から判断しています。否、選手だけでは無くコーチ陣に対しても非常に厳しかった様で、チーム内は何時もピリピリした雰囲気が在ったと。手抜きプレーが見受けられる様になった頃と、選手同士が”御友達”の雰囲気になった頃が、もしかしたら結構重なり合っているのかもしれませんね。

「ナベツネが勘違いして動き回りそう。」というのは自分も懸念する所。選手の”乱獲”も然る事乍ら、「クライマックスシリーズは百害在って一利無し!早急に撤廃を!!」等と見苦しい主張をし始めないか心配です(苦笑)。「クライマックスシリーズでは、レギュラー・シーズン優勝チームにハンデを付ける。」というのは未だ判らないでも在りませんが、「クライマックスシリーズ自体を無くせ。」なんて主張をしたら笑止千万。クライマックスシリーズすらも勝てないチームが、同じ短期決戦の日本シリーズで勝てる訳が在りませんからね。

日本シリーズでどちらのチームを応援するかですか。悩ましい質問ですね。名古屋を故郷と思っている人間ですし、同じセ・リーグのチームで在るドラゴンズを応援したい気持ちも強いのですが、記事でも触れました様に「日本シリーズはレギュラー・シーズンで優勝したチーム同士が闘う場。」(ジャイアンツがレギュラー・シーズンで優勝していなかったとしても、この思いは変わりません。)という思いがどうしても強く、それ故にパ・リーグで優勝したファイターズを応援したいという気持ちが正直優っています。

唯、レギュラー・シーズンで2位とはいえ、1位とのゲーム差は殆ど無いに等しいドラゴンズですので、その抵抗感(「レギュラー・シーズンで優勝していないのに。」という思い。)は余り無いですね。これがゲーム差10以上も離したチームに、日本シリーズの進出を阻まれたとなると話は別なのでしょうが(笑)。半分負け惜しみですが、「今年の日本シリーズ”も”勝敗に一喜一憂しなくて良いのが救い。」かと。

様々な御意見は在りましょうが、落合監督は名将の一人と自分は捉えています。偶然の産物だけでは、これだけの結果を残す事は出来ませんからね。
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日本シリーズ、なんとしても勝たねばいけません (Spa supernova)
2007-10-21 21:17:56
中日は去年のような無様な試合はしてはいけませんね。多くの巨人ファンの無念さをも背負い込むのですから。あの胴上げなし、祝勝会もなし、という姿勢は東京ドームの巨人選手とファンへの礼儀でもあったと思います。


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>Spa supernova様 (giants-55)
2007-10-21 21:37:32
書き込み有難う御座いました。

他の方へのレスで書かせて戴いた様に、どちらかと言えばファイターズに勝って欲しいという思いが在る自分ですが、それでも今回のジャイアンツの様に殴られっぱなしの試合だけはドラゴンズにして欲しくないですね。ジャイアンツをあれだけ苦しめたチームとリスペクトしておりますので、どういう結果が出るにせよ、「ドラゴンズ恐るべし。」とファイターズに肝胆をを寒からしめる試合を期待したいです。

ドラゴンズが昨日、胴上げ&祝勝会をしなかったのは「日本シリーズに勝つ事が最終目標で在り、気持ちを緩めたくなかったから。」と言われていますが、落合監督の人となりを考えると、ジャイアンツ及びそのファンに対する礼儀というのも在った様に自分も思いました。色んな意味で、人の心を忖度出来る人物の様に感じますね。
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