ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「アリス・イン・ワンダーランド」

2010年05月21日 | 映画関連
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想像力豊かな19歳のアリス(ミア・ワシコウスカさん)は、退屈な男ヘイミッシュ(レオ・ビル氏)から求婚され、困惑して逃げ出してしまう。すると彼女の前に懐中時計を持った白マイケル・シーン氏)が現れる。兎の後を追ったアリスは、誤って兎の穴に転がり落ちてしまう。アリスが辿り着いた先は、「アンダーランド」と呼ばれる「ワンダーランド」。その不思議な国は、独裁者・赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーターさん)によって支配されており、其処に暮す奇妙な住民達は暗黒時代を終わらせる救世主の登場を待ち侘びていた。そして彼等はアリスこそが、その救世主だと言う・・・。
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聖書の次に世界中で読まれている本。」とも言われる、ルイス・キャロル氏の「不思議の国のアリス」。初出版が1865年というのだから今年で145年が経つ訳だけれど、この作品がこれ程に広く愛される理由の一つに、「単純に面白さを追い求めたストーリー」というのが在る。昔話や童話には概して「嘘を付いてはいけない。」とか「高齢者を大事にしなければいけない。」等の教訓が盛り込まれているけれど、この「不思議の国のアリス」にはそういった物が無い。そういった点が、「単純に面白さを追い求めたストーリー」と言われる所以なのだろう。「不思議の国のアリス」、そして6年後に出版された続編「鏡の国のアリス」を題材にした映画「アリス・イン・ワンダーランド」を観て来た。

今から33年前の1977年、「立体アニメーション」と銘打たれたアニメ「家なき子」が放送され、結構話題になった。記憶違いで無ければ、雑誌に付いていた特殊眼鏡(赤と青のセロファンが貼られた眼鏡だったと思うが。)で何度かこの番組を見たけれど、「そう言われれば、飛び出して見えるかなあ。」というレベル。それ以降アミューズメント・パーク等で所謂3D作品」を幾つか観て来たけれど、映画としては初めて3D仕様で観た作品となる。(「アバター」は2D版で観たし。)非常に期待して観たのだが、「確かに飛び出しては観えるものの、期待していた程では無かった。」というのが正直な所。あらゆる分野に於いてテクノロジー進化著しいけれど、その割に3D技術の進化は今一つの様な気も。

ハンプティ・ダンプティが登場しなかった(見落としたか?)のは残念だけれど、子供の頃に読んだ“アリス本”に登場する馴染み深いキャラクターが次々に登場し、ワクワクした思いに。エキセントリックな役を好んで熟すジョニー・デップ氏が、今回は「いかれ帽子屋」の役で登場しているが、相変わらず役に成り切っているのが凄い。

娯楽作品として、純粋に楽しめる。総合評価は星3.5個

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