東野圭吾氏という作家がいる。広末涼子主演の映画「秘密」の原作者であり、近年では高額納税者番付の作家部門ベスト10の常連にもなっているのでベストセラー作家と言って良いと思う。
15年程前に「放課後」という本を読んだのが、彼の作品との出会いだった。江戸川乱歩賞を受賞した作品と本の帯に書かれていたが、その評価に違う事ない魅了される内容だった。それから、彼の作品は全て読破する事になる。
良く思うのは、彼と漫画界の巨匠手塚治虫との類似点の多さ。共に大阪出身で、理系コースを歩んでいる事(手塚氏-大阪大学付属医学専門部、東野氏-大阪府立大学工学部電気工学科)や、作品の題材を一つの分野に留める事なく、守備範囲が広い。作品による当たり外れが比較的少ない。作風も、ハッピーエンドで終る事がほとんどなく、読後に何とも言えない物悲しさや不条理感が漂うのも似通う。この物悲しさや不条理感が、何とも言えない余韻となって記憶に長く留まる。
そして、大きな賞に縁遠いというのも似ている。手塚治虫は多くの賞を受賞しているではないか?という声や、東野圭吾は江戸川乱歩賞の他に日本推理作家協会賞も受賞しているではないか?という声もあるだろう。確かに、全く賞と無縁という訳ではない。でも、これは絶対に取れるだろうと思われる賞には縁がなかった。手塚治虫で言えば、あの実績からすると当然と思われた「国民栄誉賞」を受賞出来なかった。東野圭吾は、何度も直木賞にノミネートされながらも、未だ受賞ならず。自分が、両者は「賞に縁遠い」というイメージを持ってしまう所以である。
賞には縁遠い(かった)かも知れないが、両者の作品がそれに拠って輝きを失うわけではないし、多くの読者の心に残っていく存在に変りはないと思う。両者の熱狂的ファンである自分の負け惜しみと言われてしまうかもしれないが(^o^;;;。
ちなみに、自分が選ぶ東野圭吾作品ベスト5は以下の通り。騙されたと思って読んでみては如何だろうか。
1位 魔球
2位 手紙
3位 パラレルワールド・ラブストーリー
4位 殺人の門
5位 トキオ
15年程前に「放課後」という本を読んだのが、彼の作品との出会いだった。江戸川乱歩賞を受賞した作品と本の帯に書かれていたが、その評価に違う事ない魅了される内容だった。それから、彼の作品は全て読破する事になる。
良く思うのは、彼と漫画界の巨匠手塚治虫との類似点の多さ。共に大阪出身で、理系コースを歩んでいる事(手塚氏-大阪大学付属医学専門部、東野氏-大阪府立大学工学部電気工学科)や、作品の題材を一つの分野に留める事なく、守備範囲が広い。作品による当たり外れが比較的少ない。作風も、ハッピーエンドで終る事がほとんどなく、読後に何とも言えない物悲しさや不条理感が漂うのも似通う。この物悲しさや不条理感が、何とも言えない余韻となって記憶に長く留まる。
そして、大きな賞に縁遠いというのも似ている。手塚治虫は多くの賞を受賞しているではないか?という声や、東野圭吾は江戸川乱歩賞の他に日本推理作家協会賞も受賞しているではないか?という声もあるだろう。確かに、全く賞と無縁という訳ではない。でも、これは絶対に取れるだろうと思われる賞には縁がなかった。手塚治虫で言えば、あの実績からすると当然と思われた「国民栄誉賞」を受賞出来なかった。東野圭吾は、何度も直木賞にノミネートされながらも、未だ受賞ならず。自分が、両者は「賞に縁遠い」というイメージを持ってしまう所以である。
賞には縁遠い(かった)かも知れないが、両者の作品がそれに拠って輝きを失うわけではないし、多くの読者の心に残っていく存在に変りはないと思う。両者の熱狂的ファンである自分の負け惜しみと言われてしまうかもしれないが(^o^;;;。
ちなみに、自分が選ぶ東野圭吾作品ベスト5は以下の通り。騙されたと思って読んでみては如何だろうか。
1位 魔球
2位 手紙
3位 パラレルワールド・ラブストーリー
4位 殺人の門
5位 トキオ
僕は東野作品を全部読んだわけではないのですが、あえて選ぶならこんな感じでしょうか。
1位 理由
2位 どちらかが彼女を殺した
3位 パラレルワールド・ラブストーリー
4位 名探偵の掟
5位 天空の蜂
東野圭吾はどんな作品でも本当にハズレのない作家だと思います。
東野圭吾さんの作品はだいたい読みましたが、
ベスト5をつけるとすれば・・・
1位 白夜行
2位 悪意
3位 幻夜
4位 変身
5位 トキオ
番外編・・眠りの森
実をいうと、1位以外は甲乙つけがたいです。。
「白夜行」などを読むと、作品を超えたところで、
共感できたりします。「白夜行」は、時代を
組み込もうとしていた気がしません?
で、私はといえば、直木賞に何度もノミネートされ
ながらとれずに、しかし、山本周五郎賞の選考委員
やってる北村薫のファンです。
ではでは。
広末涼子主演の映画「秘密」の原作も東野圭吾さんなのですね。
私は、まだ、トキオも読み始めていないですが、トキオを読み終わったら、「秘密」を読んでみようと思っています。
映画を見たかったのですが、見られなかったのですよね。。
これからもよろしくお願いします。
トラックバックありがとうございました(^^)
これからNHKのドラマの第1週の再放送があるので、楽しみにしています!
私のお気に入りは
1 トキオ
2 白夜行
3 幻夜
4 秘密
5 手紙
う~ん・・・ランクって難しいかも?
これからもよろしくお願いします!
私も東野圭吾さんの大ファンです。
本は全部持ってます!!(自慢)
私のベスト5は、
1位 宿命
2位 天空の蜂
3位 同級生
4位 手紙
5位 悪意
番外編 超・殺人事件
かな。
最近は悲しい結末の物語が多くて、もう少し救いが欲しいかも…。
私も「手紙」を元に書きたいお題があるのだけど、いつの日になるかわからない(笑)。
私は『放課後』は読んだのですが、その後暫くは忙しさにかまけて“読書”そのものから遠ざかっていました。
最近再び、本を読む愉しさを思い出し、そのきっかけの一冊が『幻夜』でした。
皆さんのようにDEEPなファンではないので、彼の著書について語ることは出来ません。
ですが、読んでいて登場人物の表情や仕草、果ては彼らの暮らす部屋の片隅の小物(実際には文章には書かれてはいませんが...)までが、鮮やかに映像となって脳裏に映しだされました。素直に感動しました。
できるだけ、いろんな作家の本を読んで行こうと思っているのですが、多分...書棚には彼の著書が増えてゆくことでしよう。
~それも、嬉しいかも!
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログが見当たりませんでしたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
ブログでも触れましたが、最初に読んだ東野作品が「放課後」でした。陳腐な言い方になってしまいますが、既存のミステリーとは一味も二味も違った世界に魅せられてしまいました。謎解きの要素は勿論有るのですが、それよりも何よりも、根底に流れる物悲しさや不条理感がずっと心に残るんですよね。「浪花少年探偵団」の様なコミカルな作品も好きですが、やはり東野作品の醍醐味は、物悲しさと不条理感に有る気がします。
是非是非、東野作品で書棚を満たしてやっちゃって下さい(笑)。
これからも宜しく御願い致します。