昨夜、帰宅してTVを点けた所、「ジャイアンツvs.ベイスターズ」戦では「1対5」とベイスターズが勝っている状態で終盤を迎えていた。ベイスターズの先発・三浦大輔投手は好調の様で、ジャイアンツ打線が打ち崩せそうな雰囲気は皆無。「2位のドラゴンズはどうなっているのだろう?」と思ってチャンネルを切り替えると、「ドラゴンズvs.カープ」戦はやはり終盤を迎えていて、「0対4」と負けていたドラゴンズが「2対4」へと追い上げている所。「ドラゴンズは粘り強いなあ。これだとドラゴンズが逆転勝ちするかも。ジャイアンツは負け確実だし、再びマジックナンバー消滅かあ。」と愚痴り乍ら、中継途中でTVを消したのだった。
それから風呂に入ったりしてまったりした後、TVを再び点けてスポーツ・コーナーを見た。ドラゴンズが「3対4」で負けたのを知り、「ジャイアンツは負けたけど、ドラゴンズも負けたから、マジックナンバーは一つ減ったのか。」とニンマリ。で、その後に「ジャイアンツvs.ベイスターズ」戦の結果が流れたのだが、何と何とジャイアンツが「6対5」でサヨナラ勝ちしているではないか。これにはビックリ。優勝するチームには概してこの手の奇跡的な勝利が少なくない物だが、今季のジャイアンツはどうなる事か。
閑話休題。
国民的人気が高いとされる舛添要一・厚生労働大臣。「首相にしたい人物」として常に名前が上がる一人だが、自民党内では今一つ評価が高くないという話が在る。彼の言動を評論家時代からずっと見聞して来た自分からすると、「然もありなん。」という思い。当ブログでも何度か書いたけれど、評論家時代から「自分の手柄は自分の物。他人の手柄も自分の物。」といった自己アピールが露骨だったけれど、政治家になってからそれが一段と酷くなっており、「これじゃあ信望は集められない。」と思わざるを得なかったから。*1彼のスピーチを聞いていると、兎に角「私はこれだけ遣っいるのだ!」という自己アピール三昧にウンザリさせられる。厚生労働省の人事面に関しては彼の手腕を評価しているが、その他の部分に関しては「声は大きいけれど、結局は尻窄みな事ばかり。」というのが自分の彼に対する印象。
そんな彼が、18日に公示される自民党総裁戦への不出馬の意向を明らかにした。「安倍、福田、麻生という3内閣でずっと厚生労働大臣を務めて来た。衆院選敗北に関して、内閣の一員として責任を痛感している。」というのが不出馬の理由とか。又、総裁選への出馬が予想されていた小池百合子議員も「総裁候補は小選挙区の勝利者で、且つ明確に党再生策を打ち出せ、実行出来る人物(にすべきだ)。」として、やはり不出馬の意向を明らかにしたとの事。
双方の不出馬理由、その表面だけを見聞すると「成る程。」と思わせないでは無い。だが、本当にそれが真の理由なのだろうか?共に野心満々な人物故、どうしても裏読みをしてしまう。
衆議院で民主党が圧倒的多数に近い議席数を占めた今、「自民党総裁=首相」には先ず成り得ない。衆議院解散は先ず行われず、自民党は野党のままこれからの約4年間を送るのは確実。壊滅的な状況の自民党の総裁になっても、ハッキリ言って良い事は全く無いと思われる。「自民党総裁に就任したものの、唯一首相になれなかった人物。」という説明が付いて回る前議員の河野洋平氏と同じ立場になる事だろう。「この状況で総裁になっても、全く旨味無し。」というのが両者の本音ではないだろうか?
「今回総裁に就任して、自民党の衆議院に於ける議席数が過半数になる日を待ち、そして首相に就任する。」という長期的展望も無い訳では無い。唯、壊滅的な状況での党再生は非常に厳しく、総裁としてマイナス評価される危険性は高い。仮に自民党が過半数を得る日が来たとしても、河野洋平氏の場合にも在った様に「既に総裁を経験した人物よりも、未経験の人物を総裁に担ぎ出し、党としての生まれ変わりをアピールしたい。」という思いから、引き続き総裁に担がれない可能性も在るだろうし。「『潔く責任を取って不出馬。』とした方が国民の受けは良いだろうし、後に『自民党総裁→首相』という道も残せる。」という計算高さが感じられて仕方無いのだが。
「壊滅的な状況だからこそ、我が身を捨てて党再生に当たりたい。」と“真に”思って出馬する人物が出たならば、自民党の将来は決して暗くないと思う。でも「どんな状況で在れ自民党総裁を務めたならば、後世に名を残す事が出来る。」とか、「こんな時でないと、自分の存在をアピール出来ない。」といった理由だけで出馬する人間ばかりなら、自民党の将来は暗いと言わざるを得ない。個人的に評価している石破茂氏辺りなら、党再生の為に粉骨砕身する様な気がしている。勿論、党再生が最終目標では無く、「より良き社会構築の為の党再生」が差し当たっての目標で在って欲しいけれど。
*1 今回の衆院選で落選を強く願った一人が、舛添氏の元妻でも在る片山さつき女史。この方も「自分の手柄は自分の物。他人の手柄も自分の物。」といった所が非常に強く感じられ、「似た者(元)夫婦だなあ。」というイメージが。それに加えて「これは○○から聞いた話だが。」とか「XXが言っていたけれど。」等と、自身に責任が及ばない“逃げ道”を常に用意するという、「流石は元官僚だなあ。」と思わせる所も嫌悪感しか無かった。だから、彼女の落選は嬉しいの一言。
それから風呂に入ったりしてまったりした後、TVを再び点けてスポーツ・コーナーを見た。ドラゴンズが「3対4」で負けたのを知り、「ジャイアンツは負けたけど、ドラゴンズも負けたから、マジックナンバーは一つ減ったのか。」とニンマリ。で、その後に「ジャイアンツvs.ベイスターズ」戦の結果が流れたのだが、何と何とジャイアンツが「6対5」でサヨナラ勝ちしているではないか。これにはビックリ。優勝するチームには概してこの手の奇跡的な勝利が少なくない物だが、今季のジャイアンツはどうなる事か。
閑話休題。
国民的人気が高いとされる舛添要一・厚生労働大臣。「首相にしたい人物」として常に名前が上がる一人だが、自民党内では今一つ評価が高くないという話が在る。彼の言動を評論家時代からずっと見聞して来た自分からすると、「然もありなん。」という思い。当ブログでも何度か書いたけれど、評論家時代から「自分の手柄は自分の物。他人の手柄も自分の物。」といった自己アピールが露骨だったけれど、政治家になってからそれが一段と酷くなっており、「これじゃあ信望は集められない。」と思わざるを得なかったから。*1彼のスピーチを聞いていると、兎に角「私はこれだけ遣っいるのだ!」という自己アピール三昧にウンザリさせられる。厚生労働省の人事面に関しては彼の手腕を評価しているが、その他の部分に関しては「声は大きいけれど、結局は尻窄みな事ばかり。」というのが自分の彼に対する印象。
そんな彼が、18日に公示される自民党総裁戦への不出馬の意向を明らかにした。「安倍、福田、麻生という3内閣でずっと厚生労働大臣を務めて来た。衆院選敗北に関して、内閣の一員として責任を痛感している。」というのが不出馬の理由とか。又、総裁選への出馬が予想されていた小池百合子議員も「総裁候補は小選挙区の勝利者で、且つ明確に党再生策を打ち出せ、実行出来る人物(にすべきだ)。」として、やはり不出馬の意向を明らかにしたとの事。
双方の不出馬理由、その表面だけを見聞すると「成る程。」と思わせないでは無い。だが、本当にそれが真の理由なのだろうか?共に野心満々な人物故、どうしても裏読みをしてしまう。
衆議院で民主党が圧倒的多数に近い議席数を占めた今、「自民党総裁=首相」には先ず成り得ない。衆議院解散は先ず行われず、自民党は野党のままこれからの約4年間を送るのは確実。壊滅的な状況の自民党の総裁になっても、ハッキリ言って良い事は全く無いと思われる。「自民党総裁に就任したものの、唯一首相になれなかった人物。」という説明が付いて回る前議員の河野洋平氏と同じ立場になる事だろう。「この状況で総裁になっても、全く旨味無し。」というのが両者の本音ではないだろうか?
「今回総裁に就任して、自民党の衆議院に於ける議席数が過半数になる日を待ち、そして首相に就任する。」という長期的展望も無い訳では無い。唯、壊滅的な状況での党再生は非常に厳しく、総裁としてマイナス評価される危険性は高い。仮に自民党が過半数を得る日が来たとしても、河野洋平氏の場合にも在った様に「既に総裁を経験した人物よりも、未経験の人物を総裁に担ぎ出し、党としての生まれ変わりをアピールしたい。」という思いから、引き続き総裁に担がれない可能性も在るだろうし。「『潔く責任を取って不出馬。』とした方が国民の受けは良いだろうし、後に『自民党総裁→首相』という道も残せる。」という計算高さが感じられて仕方無いのだが。
「壊滅的な状況だからこそ、我が身を捨てて党再生に当たりたい。」と“真に”思って出馬する人物が出たならば、自民党の将来は決して暗くないと思う。でも「どんな状況で在れ自民党総裁を務めたならば、後世に名を残す事が出来る。」とか、「こんな時でないと、自分の存在をアピール出来ない。」といった理由だけで出馬する人間ばかりなら、自民党の将来は暗いと言わざるを得ない。個人的に評価している石破茂氏辺りなら、党再生の為に粉骨砕身する様な気がしている。勿論、党再生が最終目標では無く、「より良き社会構築の為の党再生」が差し当たっての目標で在って欲しいけれど。
*1 今回の衆院選で落選を強く願った一人が、舛添氏の元妻でも在る片山さつき女史。この方も「自分の手柄は自分の物。他人の手柄も自分の物。」といった所が非常に強く感じられ、「似た者(元)夫婦だなあ。」というイメージが。それに加えて「これは○○から聞いた話だが。」とか「XXが言っていたけれど。」等と、自身に責任が及ばない“逃げ道”を常に用意するという、「流石は元官僚だなあ。」と思わせる所も嫌悪感しか無かった。だから、彼女の落選は嬉しいの一言。
機を見て敏な小池百合子なんか、とっと逃げ出すと思いました。
ここは自民党にとってより良い人よりも、国民にとってより良い人になってもらいたいですね。
自民党員が望む自民党にする人物よりも、国民が必要とする自民党にする人物が新総裁になればいいですね。
もし、自民党が国民にとって不要な党なら、敗戦処理がうまい人がなればいいです。
人間は大なり小なり身勝手さを有している物で、斯く言う自分もその一人だと思っています。清廉潔白過ぎる人間よりも、或る程度なら好い加減な人間の方が魅力を感じるというケースも在り、自分の場合も結構「癖の強い人間」が好きだったりする。だから私利私欲が強かったりする人間でも、それだけで嫌いという訳では無く、総合的には好きだったりする人も居ます。“静香ちゃん”(亀井静香氏)や“宗男ちゃん”(鈴木宗男氏)等、毒々しい人物も好きだし。
唯、私利私欲や野心が前面に出過ぎてしまうと、流石にそれは受け容れ難い。政治家で在る以上は、「私利私欲や野心より」も「真に国民を思う心」が少しでも上位に持っていて欲しいし。
「権力の行方」を嗅ぎ分ける能力が抜群だった小池議員も、流石に今回は嗅ぎ分け切れなかったという所でしょうか。落選して議員を辞めて欲しかったけれど、復活した以上はパフォーマンスに明け暮れずに、まともな政治活動に従事して欲しいもの。
「毒々しい人物が結構好きだったりする。」と上記しましたが、渡辺喜美議員の父・渡辺美智雄氏も好きな議員の一人でした。「99.99%悪い事をしているだろうなあ。」とは思うものの、何とも言えない愛嬌が在ったし、勿論「彼なりの政策」もしっかり持っていた。自民党内では異端児だった渡辺喜美議員ですが、新党でどれだけ政界を浄化出来るのかを見守って行きたいと思っております。
「カメラ回ってない場所だと全然違う人」とマスゾエさんを評価していました。聴衆も「さもありなん」と笑いがこぼれました。意外とみんな見抜いている人も多い。だから、党首総裁になっちゃったらボロが出てしまうでしょう。
「隣の芝生は青い」と言いますが、傍から見ていると良く見える物でも、いざ間近でじっくり見ると「見えなかった物が見えて来る。」というのは間々在る事。「おたくの上司は何時もニコニコしているし、部下思いで良いよね。」と他部署の人からは言われるも、実際に其処に身を置いている者からすれば「気分屋だし、部下の手柄は横取りするしで最悪なんだけどなあ。」と苦笑いしてしまった経験が自分にも在りますし。
「自分の手柄は自分の物。他人の手柄も自分の物。」という舛添氏で在っても、私利私欲以上に国民の為に結果を出してくれれば、それはそれで良いのですが、概してこの手の人は私利私欲の充足だけで終わってしまい勝ちなもの。人は自分だけでは生きていけず、他者の力を借りないと大きな成果は上げられない。私利私欲がが余りにも前面に出てしまう人は、結局周りからの力を充分に得られないものだし、個人的には「舛添氏は無し。」と思っております。でも街頭インタビュー等を見聞していると、彼を支持する声の中には、その理由として「彼はゴミ捨てを自分でしていたし、凄く庶民派だと思うので。」なんて物も在り、「こういう表面だけのパフォーマンスで騙されてしまう人が居るからこそ、過度なパフォーマンスに明け暮れる議員が減らないんだろうなあ。」とガッカリしてしまう。
話変わって、渡辺氏、小池氏は結構好きです。麻生総理が「官僚からの脱却」に消極的なのが一番悪かった、と思います。まだ、本人は反省していないようですが。
一般国民や政治評論家等が「今回は風が吹いた。」と評するのは未だしも、自民党から負け惜しみの様に「風」という表現が出て来るのは、未だ国民の怒り&苦しさを本当に理解していないなあという気がします。「一回、民主党に政権を“遣らせて”みれば良いんだ。」と言い放った自民党の中堅議員も居ましたが、そういう謙虚さの無い“上から目線”が国民に嫌われたというのが、未だ判っていないのでしょうね。
落選した自民党の中堅候補が「小選挙区で落ちた高齢候補が、続々と比例代表で蘇った。自民党の最も悪しき部分に染まっている連中が復活して、若手が壊滅状態。これでは自民党の再生何か在り得ない。」と語っていました。若手候補が全て良く、高齢候補が全て悪いとは言わないけれど、少なくとも今回“蘇って来た”連中の顔触れを見ると、自民党の将来に暗さを感じる。
石破氏や後藤田氏等、自民党にだって評価出来る逸材は居る。選挙中はあれだけ「私が率先して自民党を変える!」と叫んでい乍ら、いざ自民党が少数野党に転落すると、逃げを打つ“パフォーマンスおじさん”なんかに託さず、真摯に政治活動に当たれる人物を自民党は担ぐべき。