~MEGANEの窓から~

Megane nomado kara naniga mie renault ? --- blog de Megane

呪文

2006-01-27 12:30:14 | 雑念・妄言
呪文って・・・・,いったいどんな呪文だったのだろう?

「けいけい くぼら びもくきち ばちしったいた しゃまらしゃまら はらちねん そばか」(十唱)

これなら,頭がよくなるかもね.

入学試験・雑感その3

2006-01-25 17:38:19 | column
最近,多様な観点から受験生を判定し,大学側が欲しい人間を選抜するという動きが加速しています.
大変結構なことだと思うのですが,学力以外の判定基準で受験生をきれいに並べることは,実は難しいことです.

各大学が「この大学,この学部に相応しいのはどういう人か」,きちんと検討して,基準を明確にすれば,独自の入試はできます.しかし「この大学に相応しい人」を規定すること自体が超難問です.

抽象的な理念や方針は,すぐに作れますが,それに適う受験生を具体的にどのような方法で判定する(=順番に並べる)かということについて,妙案がないのです.

だから,その手の試験は,手探り状態で出題し,しかも,毎年のように方法が変わります.
そして,方法がコロコロ変わることは,良いことではありません.
受験生も,何を目指して試験対策すればよいかわからないし,何が評価されるのか,わからないからです.
実は,評価する方も,何を評価すれば良いのかわかっていないのです.
わからないだらけ,というのが実態です.

そういう意味で,センター試験に優る方法ってのは,今のところありません.
だからといって,センター試験万歳!なんて気持ちは,かけらもありません.
受験生も,あの試験は好きじゃないでしょうし,大学側も(たぶん)好きじゃない.
誰も好きじゃないのに,止められない・・・・

規模が肥大化したため公平公正の確保が年々難しくなり,
試験制度自体が複雑化してマニュアルは年々分厚くなり,
受験生も,運営業務をする側も,み~んな疲労がたまり,
公平性確保のために初めて導入した機械は思いのほか故障が多く,
綿密にミスのないように作っているはずなのに,毎年複数の科目で問題訂正があり,
どういうわけか,試験当日は毎年のように各地で雪が降って,交通機関が乱れ,
去年は遅刻しそうな受験生のために,新幹線が止まる必要のない駅で止まり,
受験会場を間違えた受験生のために,パトカーがタクシーの代わりになって,
携帯電話は鳴らすな電源切れと受験生に言ってる監督が,携帯電話を鳴らしたり・・・
とまあ,いろいろ疲弊だらけです.

入学試験・雑感その2

2006-01-25 17:25:05 | column
続きです.
さて,「選抜」のためには,受験生を並べなければならないわけですから,
次は,できるだけ並べやすい方法を考えないといけません.

回りを見回して,並べやすいものは・・・例えば,背の高さ,体重の重さ・・・等.
身長計や体重計を使えば,より正確な結果が出て,簡単に順番に並べることができます.
およそ数字で結果が示され,単位があるようなものは,並べやすいものです(物理的真実性が確立しているから).

それに比べると,学力や能力は並べることが難しいもののグループに入ります.
誰でも使える物差しはありませんし,隣の人と比べようと思っても,何か適当な材料がないと比べることができません.
もっと言うと,学力順に並べるためには,「学力がある」とはどういうことなのか,先に定義をしておく必要があるということです.

所詮,この定義は,定理や公理ではなく,人間が勝手に考えたものですから,ときどき勝手に変更されます.
それに基づいて測定方法も変わりますので,30年前の大学入試で80点とった人と,先日の試験で80点取った人の学力が同じであるとは言えません.

したがって,言い換えれば,試験の種類だけ「学力の定義」があると言えます.
ここで,試験の種類が増えることは,学力の定義をいくつも増やすことになりますから,試験の種類は少ない方がよい.
これがセンター試験の意義の二つ目です.

多くの人が,同じ学力の定義のもとで,一斉に試験を受けると,並べやすくなるし,その順位は信頼性が高いということになるのです.

まだ続きます.

入学試験・雑感その1

2006-01-25 17:19:08 | column
日頃より「入学試験」については,自分なりに考えているのですが,これが一番というものには,なかなか辿り着けません.

LDニュースのおかげでどこかへ飛んでいったセンター試験ですが(入試センターはホッとしてるんじゃないか),
先日,うぐいすさんから「センター試験の意義を述べよ」というコメントを頂きました.
確かに,意義がない試験は,それを行う理由がありません.
センター試験には,どんな意義があるのでしょう.考えてみました.


「入学試験」は,「授業中の定期試験」とは性質が違います.
違いは,「選抜の過程」が大きく入っているということです.
つまり,入試は,合否を判定して「選抜」をする試験だということです.

そのためには,受験生を,何かの順番で並べなければなりません.
大学入試の場合,とりあえず「高校までの学習課程における学力」を判定の材料にして,学力の高い順に並べることが一般的です.
最近では,上記学力以外の「何らかの能力」を判定基準にする場合もありますが,その場合でも,何らかの基準にもとづいて,並べます.
つまり,どの基準を採用しても,受験生を最高位から最低位まで並べなければなりません.
そのため,試験は,受験生がきれいに並ぶ(分散する)ように作る必要があります.

もし,受験生が分散しないような試験問題を作ってしまったら,合格判定の時に大変困ることになります.
例えば,受験生全員が同じ70点だったとしましょう.これでは選抜ができないので「今回は頭のサイズが大きい人から順に定員数を合格にしましょう」なんてことをしたら,受験生に対して「詐欺」になります.

定期試験では,同じ点数の人が多くても,困ったことは起きませんが,入試では受験生の得点ができるだけ幅広く分布することが必要なのです.

そういう意味で,センター試験は,おそらく世界で一番きれいに分布する(標準正規分布に近い分布をする)試験です.
センター試験の一番の意義は,ここにあります.

正規分布させるには,学力を十分に反映するような問題を出題すること(学力測定に関する妥当性の確保)と,受験者数がものすごく大きいこと(データの信頼性の確保)が必要です.
センター試験は,前者はしょっちゅう批判されていますが,後者については十分な数字を確保していると言えます.

(その2へ続く)

エラーの中身

2006-01-23 09:25:22 | column
昨日の業務中に,今回のICプレイヤーの1件に関するエラーを考えてみた.

問い:今回のエラーの種類としては,どんなことが考えられるか?

1.ICプレイヤーに関するエラー
   ICプレイヤー自体の機械的故障
   ICプレイヤー操作に関する単純なミス
   ICプレイヤーの操作ミスが起きやすい構造
    (操作が誰にでもわかりやすいものだったか)
    (当該の機械を初めて使用するということ)
    (試験の都合上1回しか再生できないことになっていること)

2.ICプレイヤー以外のエラー
   監督官の判断エラー(途中で止めさせるべきなのに,続行を指示した等)
   監督官の説明エラー(マニュアル通りに説明がなされたかどうか)
   説明マニュアルのエラー(マニュアル自体に,誤解を与えるような記述はなかったか)

   これらに関しては,監督官によって判断や説明の仕方が微妙に異なる問題がいつまでも払拭できない.
   これを解決するには一斉放送による指示しかないのであるが,
   これは下記の大教室一斉放送による座席の不公平議論と同じ議論になる.ジレンマである.
   
3.この他に考えられる要因
   受験生の心理的緊張ないし不安
   監督官の心理的緊張ないし不安
   試験方法の問題
    (大教室での一斉放送による実施の場合の座席位置の不公平と比べて,今回の方法は優れていたのか)
    (再生が1回のみでなくても,時間内であれば何度でも再生できるという方法ではダメなのか)
   試験時間割の問題
    (これは難しいところであるが,英語の試験は1日目の夕方になってからの5眼目,
     リスニングはその後6限目で,受験生・監督官とも疲労の極地にある状態での実施である)


細かく考えていけば,まだ他にもあるが,こういうふうに考えると「ミスが起きないように実施する」のは至難の業といえる.
ちなみに,50万人の受験生と,全国約700箇所の会場,それぞれ15程度の試験室,1教室に監督官3名が,
完璧に全体一致でミスを起こさない確率は,

単純に計算して,
500000×700×15×3 だから 15750000000分の1
つまり,157億5千万分の1ってことになる.

今日も1日,おつかれさま

2006-01-22 18:30:37 | もろもろの日常記録
長~い一日が終わろうとしています.先ほど開放されました.

何よりも,受験生のみなさん,おつかれさん.

ところで,業務中に計算してみた.
50万人が受験して,500人,トラブルが起きたとして・・・1000分の1じゃねぇか.
事前の説明では,「万が一,トラブルが発生したときは・・・」のはずだったのに.

大手電機メーカーの製品らしいけどね.

今日も1日,ガンバロー!

2006-01-22 08:07:12 | もろもろの日常記録
思った通りです.不安的中.400人以上とはねぇ.
昨日担当の人は大変だったと思います.ホントご苦労様.

それ以上に大変だったであろう当の受験生,
どうか今日は気を取り直して,がんばってくださいね.

今から10時間超の労働です.私も倒れないように,がんばろー!

理想と現実

2006-01-20 16:04:08 | 雑念・妄言
そうは世の中良いことばっかりじゃない.ホントは誰でも知ってるんだけどね.

そんなことは想定内だと,今も思っているのかどうか知りませんが,
世の中ってそういうもんよね,と日本中が思ってるじゃないかな,と.

ここまで来てしまうと,シロかクロか結果がどうあれ,この後は難しいのではないか.
「人生万事塞翁が馬」なんて言葉は,勿体なくて使えないね.

提携解消を口にした会長さんの顔が,心なしかニンマリしていたような・・・・気のせいか?