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黒森峰女学園 35(t)戦車(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その1

2017年05月07日 | ガルパン模型制作記

 2017年2月に刊行された上図の「ガールズ&パンツァー フェイズエリカ」は、黒森峰女学園チームのファンである私にとっては待望のコミックであり、かつ大変に面白いものでした。逸見エリカが主人公であるというだけで大変に素晴らしいのですが、戦車道の試合がふんだんに描かれる点もまた看過出来ませんでした。


 しかも、コミックの表紙カバーイラストには、初めて見る戦車が黒森峰女学園の保有車輌として描かれてあります。


 史実では、チェコスロバキア軍の軽戦車LT-35を、ドイツ軍が接収して「Pz.Kpfw.35(t)」と命名したものです。和訳では、「35(t)戦車」となります。
 しかも、これまでの黒森峰女学園の保有車輌には見られなかった、グレー系の車体色に包まれています。こちらのカラーがドイツ軍戦車らしく感じられてカッコイイです。


 この35(t)戦車は、逸見エリカの搭乗車として劇中に頻繁に登場します。色んな角度からの描写があり、車輌の全体像も細部も明確に掴めます。模型で再現製作するにあたっても充分な情報量が得られますので、ひとつ作ってみよう、と思い立ちました。


 該当キットは2種類あり、いずれも以前から私の手元にありました。一つは上図のタミヤ製品です。本体パーツは、チェコスロバキアのCMK社からのOEM供給で、機銃や装備品の一部をタミヤパーツにて追加したものです。
 これは、かつてカメさんチームの38(t)戦車を制作した際に、模型サークルの知人から「同じチェコの戦車に35(t)戦車もあるから作ってみたらどうか」と言われて譲ってもらった品ですが、それ以来ずっと作る機会を得ないまま、今日に至ったものです。


 もう一つが、上図の韓国のアカデミーの製品です。去年の春に中古ショップで500円で売っていたのを見て、あまりの安さに衝動買いした品です。
 既にタミヤキットが手元にあったにもかかわらず、同じ戦車のキットを買ったのには訳がありました。以前にウサギさんチームのM3中戦車リー、カメさんチームのヘッツアーをアカデミーのキットで作ったことがあり、その際にアカデミー製品の扱いやすさ、作りやすさに感心していたので、アカデミーの製品ならいいんじゃないか、という思いがあったのでした。
 これもまた、ずっと作る機会を得ずに押し入れに仕舞ってありましたが、今回のフェイズエリカ版の35(t)戦車を作るにあたって、ようやく日の目をみることになりました。

 というのは、フェイズエリカ版の35(t)戦車は、描写される諸特徴によって、モデルとなったキットがアカデミー製品であると判断出来るからです。最も分かりやすい特徴は、ロシア戦線向け車輌の予備転輪ゴムの装備ですが、これはタミヤキットでは再現されておらず、該当パーツはアカデミーキットにしかありません。


 かくして通算34作目のガルパン戦車プラモデルは、フェイズエリカ版仕様の35(t)戦車と決め、使用キットはアカデミー製品をチョイスしました。

 パッケージの中身は御覧の通りです。パーツ数はタミヤキットとほぼ同じで、組み立ての流れもよく似ていますが、異なる箇所も多いので、よく言われるように一方がもう一方をコピーしたというのではなさそうです。史実の車輌へのリサーチおよびキットの再現度は、むしろアカデミーの方が勝っているという印象すら受けますが、これは前に作ったM3中戦車リーやヘッツアーにおいても同様でした。

 なお、ガルパンの劇中車を再現製作する場合、私の経験では、M3中戦車リーやヘッツアーに関してはアカデミー製品がプラッツ発の公式キットよりも適応していました。これは今回のフェイズエリカ版仕様の35(t)戦車においても同じ傾向がある、と言えましょう。


 左が組み立てガイド、右が史実の戦線別の仕様見取り図です。


 アカデミーのキットを作るたびに感心するのが、組み立てガイドのサイズの大きさです。上図のようにA4サイズで、ページも多くして図も大きくとってありますので、大変に見やすいです。ドラゴンのガイドのようにゴチャゴチャして見づらい、ということが全くありません。


 史実の戦線別の仕様見取り図には、1940年フランス戦線、1941年ロシア戦線、の二種類の仕様が示されます。フェイズエリカ版仕様は、1941年ロシア戦線の仕様に近いので、上掲の2番の見取り図を参考にします。


 コミック内にて様々に描かれる逸見エリカの搭乗車を追ってゆくと、上図のように、1941年ロシア戦線仕様よりも予備ガソリン缶の装備数が少なくなっているのが見て取れます。


 つまり、上図の見取り図にて赤枠で囲った部分の予備ガソリン缶を省くと、フェイズエリカ版仕様になります。目立った修正や改造も必要無いため、楽に組み立てられるのではないか、と思いました。デカールは、例によってモデルカステン発のガルパンデカールセットにお世話になることにしました。 (続く)


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2 コメント

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記事内容とあんまし関係ないですが (通りすがりのガルパンおじさん)
2017-05-09 09:58:25
TVシリーズ以降だと楼レイラちゃんは出てこないんですよね。本当に単に登場しなかっただけで、黒森峰女学院戦車道チームには所属していたのか、何らかの出来事が原因で辞めてしまうのか。自分は後者なんじゃないかと想像してまして、もしそうならそのへんをどう描いてくれるかが個人的に楽しみです。
話が進むにつれ、エリカの目つきも徐々に鋭くなってくんでしょうね。
楼レイラ (ホシノ)
2017-05-09 21:19:46
楼レイラとは、フェイズエリカ編の独自キャラクターだろうな、と思っております。
ただ、逸見エリカに好意的な仲間、としての存在はこの楼レイラが初めてですので、当方もコミックストーリーの今後が楽しみですね。
ちなみに元ネタは、ローレライですかね。