気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

カモさんチーム B1bis 作ります !!  その6

2014年07月06日 | ガルパン模型制作記

 ステップ19と20は、砲塔および47ミリ砲の組み立てです。ステップ21で47ミリ砲塔を車体にセットし、A7を取り付けますが、ガルパン仕様ではA7は不要です。これでキットの組み立てガイドは終わりですが、ガルパン仕様への制作はまだ終わりません。


 ステップ19で、47ミリ砲と砲塔上のペリスコープを組み立てました。このステップは組み立てガイドの指示通りでOKでした。


 ステップ20で砲塔を組み立てますが、キットの砲塔は、形状が劇中と少し異なるので注意が必要です。


 劇中と異なる点は、上図の三ヵ所の黄色円内です。上部パーツC23においてはコマンダーズハッチのすぐ上の突起、下部パーツC22においてはコマンダーズハッチのすぐ下の両側の出っ張りです。


 公式設定資料の図を御覧下さい。下部パーツC22にある出っ張りが無く、ほぼストレートな輪郭になっています。


 斜め後ろからの図でも、コマンダーズハッチのすぐ下の両側の出っ張りは見当たりません。コマンダーズハッチのすぐ上の突起もありませんので、これらを削り取る必要があります。


 上部パーツC23の突起を削り取り、下部パーツC22の出っ張りの両側を斜めに削って出来るだけ緩いラインに直しました。


 一回目の修正があまり出来が良くなかったので、もう一度ヤスリがけを施してさらに削り、パテで整形し直しました。


 砲塔部分におけるガルパン仕様への工作は、あと二つありました。一つは、砲塔右側の吊り上げ用フックの位置の修正です。公式設定資料の図で見ると、フックはキットの指示位置よりもやや前についているのが分かります。


 タミヤのパーツでは、フックの取り付け位置を分かり易く窪ませてあるのですが、それよりも前寄り、フックのある面のほぼ中央に取り付けるのがガルパン仕様です。


 なので、本来の取り付け位置の窪みは、パテで埋めておきました。タミヤのキットにみられるユーザーへの配慮が、こういう場合には無用のものになってしまいますね・・・。


 もう一つの工作は、47ミリ砲の先端の延長です。劇中のワンシーンでも、47ミリ砲の先端が更に太くなり、長くなっているのが分かります。


 そこで、47ミリ砲砲身のA12の先に、ランナーをカットしてピンバイスで開口しておいたものを取り付けました。ガルパン仕様では、75ミリ砲も47ミリ砲も先端が太くなっていますから、いちいち修正しなければなりません。


 とりあえず完成した砲塔部分です。まあ、こんなもんでしょうか。


 反対側から見たところです。この、砲塔右側の吊り上げ用フックの位置の修正、というのは、多くのモデラーさん達もほとんど気付いておられなかったようで、先行作品では全く見かけた記憶がありません。
 こんな細かい点になぜ私が気付いたかというと、ガルパンのB1bisは砲塔の形状が左右対称なので、タミヤのキットの状態に作るとフックの位置がずれているからフックは非対称に見える筈なのに、公式設定資料の図や劇中シーンで見ると、フックもしっかり左右対称になっているからです。


 組み立てガイドの範囲の工程を全て終えた状態です。普通に組めば楽なキットの筈ですが、ガルパン仕様でゆくとこの段階まで仕上げるのも大変でした。


 反対側から見たところです。各所に見える削り落とし跡やパテ修正の部分が、大変だった作業の数々を示しています。タミヤのキットでこんなに苦労したのは初めてかもしれません。


 ここで、履帯がはまるかどうかを試してみました。キットの指示通りの片側61枚連結でいくと、きっちりと駆動輪や誘導輪にかませ、転輪にぴったりつけてピンと張りつめた状態でどうにかはまりました。試みに予備パーツを1枚つけると、今度はダブダブになってしまい、かえって不自然でした。
 つまり、転輪部を真っ直ぐに並べて修正しても、履帯はキットの指示通りの片側61枚連結のままでOKであるわけです。ただ、履帯もピンと張りつめて限界点に達しそうな状態になっていますから、接合の際には慎重に扱わないと、どこかで履帯のパーツが外れてしまうかもしれません。
 私の制作では、履帯一つ一つの繋がりを均等に伸ばすという方法でなんとか長さをかせいだので、片側61枚連結のままではまりましたが、普通に組んではめ込む場合には、やっぱり予備パーツが1枚必要になるかもしれません。
 これらをふまえて各工程を振り返ってみて、組み立てのステップ5またはステップ9にて前もって駆動輪、誘導輪のどちらか一方の位置を0.5ミリほど内側にずらしておくとか、もしくはステップ8にてA28からA33までのパーツを少し削っておく、というような手順が必要であった、ということに気付いた次第です。 (続く)

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