今月の模型サークルの定期会合にて、ガルパン戦車模型仲間のTさんに、上図の「ガールズ&パンツァー戦車模型大作戦」を見せてもらいました。
「へえー、こういう本が出てるんですねえ」
「あれ、星野さん知らへんかったのかね。先月の半ばに発売やったんけどね」
「いやあ、今年に入ってからは、「けいおん」の巡礼がメインになってきちゃってますんでね、ガルパン関係の情報とかは模型ぐらいしかチェックしてないんで・・・」
「完全に昔に戻ったようやねえ、きゅんキャラのコレクションもまだ続けてるのかね」
そういえば、Tさんとはサークル内でのアニメグループでも長く一緒に活動してきた経緯があります。2009年からの「けいおん」シリーズテレビ放送を観て、ローソンの「けいおん」一番くじに熱中していた頃の私を知る、数少ない知己です。当然、私の「けいおん」ミニフィギュアコレクションのこともよく知っておられます。
Tさん自身も「けいおん」シリーズは好きだったそうで、豊郷への初巡礼も既に2010年にこなしています。ですが、アニメ視聴のみにとどめてグッズやフィギュアの収集に走ることはなく、模型サークルでの活動の一環としてのスケールモデル製作のみを淡々と続けるスタンスを堅持しておられます。見習うべき先達の姿です。
そのTさんが、腕組みをしながら、今回の本について聞いてきました。
「この本さ、どうなんやろうねえ・・・」
「アーマーモデリングの各号の記事を集めて一冊に仕上げてるんですね」
「いや、それは分かるんやけどな、内容的にどうなんか、ってこと」
「内容的にどうなんか、ですか・・・、うーん」
正直言って、そういうことを今まで考えたことも無かった私ですので、しばらく返答に窮しました。
すると、横からモケジョのエリさんが言いました。
「つまりですよ、ガルパンの戦車のプラモデルを作ったりする時に、これがガイドブックとしてどのくらい役に立つか、ってことですよ」
「ああ、そういうこと・・・」
「例えば、星野さん、この本今まで知らなかったんですよね。アーマーモデリングの方も基本的には読まない、って聞いてましたので、こういうのって、あんまり参考とするに足りないのかなあ、って」
「そんなことはない。初めてガルパンプラモを作り出した頃は、アーマーモデリングの記事も一生懸命見て勉強していましたよ」
「でも、最初の頃だけなんですよね?」
「ええ、まあ・・・。慣れてきたらガイド類は読まなくなりましてね・・・」
「私たちは最初に星野さんのレクチャー聞いて、そこからガルパンプラモ始めたわけなんですけど、あとでこういうガイドとか見てみたら、なんだかよく分かんないんですよ。難しすぎて。ミカもレイコも同じ事言ってましたし、基本、こういう本は私たちには必要無いな、ってんで買わなかったんです」
「確かに、初心者には難しいかもしれませんね。初心者向けガイドをうたってる本が多いけど、記事を作ってるのはプロのモデラーさんですから、内容的にはどうしてもプロのテクニックの羅列になります。私だって記事読んで参考にしたんですけど、それは知識や情報として参考になったという程度なんです」
「うんうん、分かりますよ」
「やから、やっぱり、作る段階ではたいてい記事の内容の通りに作れないんです。初心者がプロモデラーさんと同じ作り方が出来るわけがありませんからね・・・」
「それですよ、私たちも、本読んだって全然分からへん、星野さんのレクチャー毎月受けて、実習で一緒に作って直接教えていただいたから、いまは何とか作れるんですよ」
「まあ、そういうことですね・・・」
「やっぱり、そういうことやねえ。こういうノウハウ本は、あんまり必要性が高くないのかもしれへん」
納得したように頷くTさんでした。
「というわけで、この本はいらなくなったから、あげますわ。エリちゃん、要る?」
「私は要りません。もう自分なりに作れるようになりましたので」
「だろうねえ、じゃ、これは星野さんに渡しときましょう」
「いえ、これは私も要りませんので・・・」
「そんなこと言わずにさ、ハイって言って持っていきなよ。でないとこれはブックオフ行きなんやからさ」
かくして手元に来てしまった「ガールズ&パンツァー戦車模型大作戦」でした。それから数日読まないままでしたから、この種のガルパン戦車プラモデル制作ガイドブック、って、いったい何なんだろうなあ、と首を傾げてしまったことでした。
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記事を見てふと思い出したのがコミックボンボンの武者ガンダムシリーズ
特集記事に作例が良く載ってましたが、よく観ると製作者はみんな後のプロモデラーの方々なんですよね
観ていて懐かしいなあと思い、書き込ませて頂きました
大洗への巡礼にも大変参考にさせていただいてます
又「和久」へ行きたいなあ♪
「やっぱり星野さんもガルパンから離れたんだなあ」というのが、久しぶりにこのブログを訪れた私の感想でした
正直申し上げると、劇場版を見てから気持ちが離れてしまいました。
放送版であれば見るたびに考えさせられることがあるのですが、劇場版については「子ども向けのデウス・エクス・マキナ」だなと思ってしまい、3回目に見たときは気持ち悪くなってしまいました。
あと「ガルパンはいいぞ」という思考停止の連呼もつらいものでした。
しかしながら私自身「ハーメルン」という二次小説サイトでガルパン小説を書いており、また、他の方のアシストもしておりますので、完全にガルパンからはなれてけものフレンズに行くとかはできません
その関係と貴ブログの影響で、去年から戦車のキットを組んでおります。
といっても1/35はかさばるため、1/72ばかり作っています。
ですからこちらで書かれているような、本格的な考証とか改造は、スキルがないこともあって困難です。
しかし、公式のⅣ号H型仕様を作ったときは、こちらの製作記を読んでいたおかげで、組んだだけではあんこうにならないことがわかり、ドイツレベル社のⅣ号とニコイチにするという無茶をやりました。
ですが、難易度が高いことで定評のあるD社のキットだったこともあり、後から「もっとらくらく作戦」というものが出て、苦労はすべて水の泡になりました。(笑)
いまは公式から「A41センチュリオン」が新金型でリリースされると発表されましたので、それを待っています。
発売されれば世界初の1/35、1/72のA41になるでしょう。
しかし車体がMk.3だったりしたら、泣くしかありません。
まほティーガーが欲しくてF社の1/72「ティーガーⅠ初期型ヴィットマン」に手を出したのですが、あまりの激ムズさに呆然としています
ではこれからも製作記を楽しみにしています
M4A1(W)も持ってますので、貴ブログを参考にアリサ仕様にしたいと思います。
それではこれで失礼いたします
御指摘のように、模型誌の記事はプロモデラーの方々によるものです。
ですので、素人の私が幾ら頑張っても、模型誌の記事と同じような作品を作ることは出来ませんでした。結果として、下手でも良いから自分なりに出来るレベルでやってみる、ということになります。
大洗の和久に行かれましたら、宜しくお伝え下さい。
ガルパンというアニメそのものは今でも好きですので、メインが戦車プラモデルであるのは不変です。あとはアニメを時々視聴して楽しめれば良い、と思います。
1/72スケールは全然経験が無いのでよく分かりませんが、公式キットも適応キットも沢山あるようですね。細部はある程度省略しても問題無いと聞きましたが、それならば制作は楽そうですね。
センチュリオンのキット、出ても買う気があまりしません。大学選抜チームというのは、私の中では高校生戦車道チーム以外はあまり対象になっていませんので・・・。
それよりも、劇中車を完全に再現した公式キットにお目にかかりたいものです。