昭和46('71)年 放映開始
訳もわからず、見てましたネ。当時は「音声多重放送」なんてまだ実用化されていませんでしたから、「二ヶ国語放送」なんて無くて、ただただ英語で放送されていました。でも、画面を見ているだけで、何となくニュアンスは伝わってきました。
しかし、文化的な側面だけは理解できず、アーニーがハサミで切ってバートと分け合っていた「ゴムみたいなもの」が「リコリスキャンディー」だなんてことは、それから15年経ってから知ったりして‥‥。
私は小学校の低学年の頃から何となく見ていた記憶があります。そして、小学校の高学年になるとイッチョマエにテキストなんかを買って、何とかセリフを目で追おうと必死になりました‥‥が、すぐにやめました。そんなことをしていると画面が見られないことに気付いたからです(^^ゞ
その頃のテキストが、実家で発掘されました。
日付を見ると、昭和52年の1月~12月までのが残っていました。この前年にも買っていたのですが、処分してしまったようです。
このテキストの中の写真から、懐かしのキャラクターたちを拾ってみました。
まずは有名どころから。
ご存知、「アーニー」と「バート」です。お風呂には「ゴムのアヒル」が欠かせないアーニー。悪戯をして、いつもバートを困らせています。
カエルの「カーミット」です。彼がジム・ヘンソン氏のマペット(マリオネット+パペットの造語)第1号なのだそうです。この「フロックコート」は「フロッグ」とのシャレのようで、彼がリポーターとして登場する時に着ています。
普段はハダカなんです。
ジム・ヘンソンは映画『ダーク・クリスタル』(昭和57('82)年)や『ラビリンス 魔王の迷宮』(昭和61('86)年)の監督もされましたネ。彼のマペット技術は非常に高度なものになりました。
ジム・ヘンソンの片腕のフランク・オズは、『ダーク・クリスタル』で共同監督をしたり、『スターウォーズ』の「ヨーダ」の操演と声を担当したり、『ブルース・ブラザース』(昭和55('80)年)に出演したりと、いろんなところで活躍されています。この『セサミストリート』では、「バート」や「グローバー」、「クッキーモンスター」を担当されていたヨーダ(^o^)/
というわけで「クッキーモンスター」。
最近は「好き嫌いを助長する」とかケチをつけられ、野菜も食べる「良い子」になったそうで‥‥って、それじゃ「クッキー」モンスターじゃないじゃん! 何にでも「教育的配慮」を求める風潮って、オカシクネ?
お次は「ビッグバード」。彼はカナリアなのだそうです。彼の英語は聞きやすいですネ。
どんどんいきましょう!
左はひねくれ屋「オスカー」。「グラウチ」という名の通り、いつも不機嫌です。
右は「カウント伯爵」。「伯爵」は英語で「count」という(Duke(公爵) Elligntonに対してCount(伯爵) Basieは有名ですネ。)のですが、それにかけて「数を数えるのが生き甲斐」という設定のドラキュラのようなキャラになりました。数を数えるのが好きなので、教育番組には最適のキャラです。現在も活躍中。
上は、オスカーとありし日の「フーパーさん」。フーパーさんがお亡くなりになった時には、番組内で彼の死にちなんだ内容が制作され、伝説となっています。フーパーさんはドラッグストアの店主で、今はルイスが後を継いでいます。
その他のセサミストリートの住人です。
前列右から「ボブ」、アーニーを挟んで「スーザン」「ゴードン」、バートを挟んで「ルイス」。
後列、今度は左から「マリア」と「デイビッド」です。純粋な白人はボブとフーパーさんだけなんですネ。マリアはプエルトリカンで、『ウェストサイド物語』のマリアと同じです。ルイスもラテン系。
アーニーとバートの他に、当時の人気者のクッキーモンスター、グローバー、オスカー、そしてビッグバードの姿があります。番組開始からの黄金メンバーですネ。
みなさんは彼を覚えているでしょうか? 彼はビッグバードの親友の「スナフルアパガス(=スナフラパガス)」です。セサミの子ども達は彼を知っているのですが、大人たちはすれ違いで彼には逢うことができないのです。だから、大人たちはスナッフィー(スナフラパガスの愛称)はビッグバードの想像の産物だと決め付けています。
彼の着ぐるみは大人2人が入り、かなり大きいものです。象だから大きくてあたりまえか(^^ゞ
お次は「サム」。
時々セサミストリートにやって来て、人間と友達になりたがるロボットでした。
「ガイ・スマイリー」(左)と「グローバー」(中央)。ガイ・スマイリーは「ご対面番組」の「ガイ・スマイリー・ショー」のホストです。
グローバーは以前は大活躍のキャラでしたが、彼の活躍の場は「エルモ」に取られてしまい、今は登場していないのでしょうか‥‥。
セサミストリートに怪しげなものを売りに来る「セールスマン」。人間キャラもビッグバードもアーニーやグローバーも彼に振り回されます。相手が大きな声を出すと「シィィィィィィ」と言って、常に人目を気にしています。
「ルーズベルト・フランクリン先生」。「フランクリン・ルーズベルト」ではありません(^o^) 校歌もあって、毎回の定番コーナーだったのに‥‥。
ゆかいごはんさんのコメントにある「数字のアニメ」は、こんな感じでした。
ゲストも多彩で、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ポール・サイモンなんかも出演していました。
ごいんきょさんの「私的昭和テレビ大全集」で話題になった「手品師マムフォード」の写真は載っていませんでした‥‥。
訳もわからず、見てましたネ。当時は「音声多重放送」なんてまだ実用化されていませんでしたから、「二ヶ国語放送」なんて無くて、ただただ英語で放送されていました。でも、画面を見ているだけで、何となくニュアンスは伝わってきました。
しかし、文化的な側面だけは理解できず、アーニーがハサミで切ってバートと分け合っていた「ゴムみたいなもの」が「リコリスキャンディー」だなんてことは、それから15年経ってから知ったりして‥‥。
私は小学校の低学年の頃から何となく見ていた記憶があります。そして、小学校の高学年になるとイッチョマエにテキストなんかを買って、何とかセリフを目で追おうと必死になりました‥‥が、すぐにやめました。そんなことをしていると画面が見られないことに気付いたからです(^^ゞ
その頃のテキストが、実家で発掘されました。
日付を見ると、昭和52年の1月~12月までのが残っていました。この前年にも買っていたのですが、処分してしまったようです。
このテキストの中の写真から、懐かしのキャラクターたちを拾ってみました。
まずは有名どころから。
ご存知、「アーニー」と「バート」です。お風呂には「ゴムのアヒル」が欠かせないアーニー。悪戯をして、いつもバートを困らせています。
カエルの「カーミット」です。彼がジム・ヘンソン氏のマペット(マリオネット+パペットの造語)第1号なのだそうです。この「フロックコート」は「フロッグ」とのシャレのようで、彼がリポーターとして登場する時に着ています。
普段はハダカなんです。
ジム・ヘンソンは映画『ダーク・クリスタル』(昭和57('82)年)や『ラビリンス 魔王の迷宮』(昭和61('86)年)の監督もされましたネ。彼のマペット技術は非常に高度なものになりました。
ジム・ヘンソンの片腕のフランク・オズは、『ダーク・クリスタル』で共同監督をしたり、『スターウォーズ』の「ヨーダ」の操演と声を担当したり、『ブルース・ブラザース』(昭和55('80)年)に出演したりと、いろんなところで活躍されています。この『セサミストリート』では、「バート」や「グローバー」、「クッキーモンスター」を担当されていたヨーダ(^o^)/
というわけで「クッキーモンスター」。
最近は「好き嫌いを助長する」とかケチをつけられ、野菜も食べる「良い子」になったそうで‥‥って、それじゃ「クッキー」モンスターじゃないじゃん! 何にでも「教育的配慮」を求める風潮って、オカシクネ?
お次は「ビッグバード」。彼はカナリアなのだそうです。彼の英語は聞きやすいですネ。
どんどんいきましょう!
左はひねくれ屋「オスカー」。「グラウチ」という名の通り、いつも不機嫌です。
右は「カウント伯爵」。「伯爵」は英語で「count」という(Duke(公爵) Elligntonに対してCount(伯爵) Basieは有名ですネ。)のですが、それにかけて「数を数えるのが生き甲斐」という設定のドラキュラのようなキャラになりました。数を数えるのが好きなので、教育番組には最適のキャラです。現在も活躍中。
上は、オスカーとありし日の「フーパーさん」。フーパーさんがお亡くなりになった時には、番組内で彼の死にちなんだ内容が制作され、伝説となっています。フーパーさんはドラッグストアの店主で、今はルイスが後を継いでいます。
その他のセサミストリートの住人です。
前列右から「ボブ」、アーニーを挟んで「スーザン」「ゴードン」、バートを挟んで「ルイス」。
後列、今度は左から「マリア」と「デイビッド」です。純粋な白人はボブとフーパーさんだけなんですネ。マリアはプエルトリカンで、『ウェストサイド物語』のマリアと同じです。ルイスもラテン系。
アーニーとバートの他に、当時の人気者のクッキーモンスター、グローバー、オスカー、そしてビッグバードの姿があります。番組開始からの黄金メンバーですネ。
みなさんは彼を覚えているでしょうか? 彼はビッグバードの親友の「スナフルアパガス(=スナフラパガス)」です。セサミの子ども達は彼を知っているのですが、大人たちはすれ違いで彼には逢うことができないのです。だから、大人たちはスナッフィー(スナフラパガスの愛称)はビッグバードの想像の産物だと決め付けています。
彼の着ぐるみは大人2人が入り、かなり大きいものです。象だから大きくてあたりまえか(^^ゞ
お次は「サム」。
時々セサミストリートにやって来て、人間と友達になりたがるロボットでした。
「ガイ・スマイリー」(左)と「グローバー」(中央)。ガイ・スマイリーは「ご対面番組」の「ガイ・スマイリー・ショー」のホストです。
グローバーは以前は大活躍のキャラでしたが、彼の活躍の場は「エルモ」に取られてしまい、今は登場していないのでしょうか‥‥。
セサミストリートに怪しげなものを売りに来る「セールスマン」。人間キャラもビッグバードもアーニーやグローバーも彼に振り回されます。相手が大きな声を出すと「シィィィィィィ」と言って、常に人目を気にしています。
「ルーズベルト・フランクリン先生」。「フランクリン・ルーズベルト」ではありません(^o^) 校歌もあって、毎回の定番コーナーだったのに‥‥。
ゆかいごはんさんのコメントにある「数字のアニメ」は、こんな感じでした。
ゲストも多彩で、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ポール・サイモンなんかも出演していました。
ごいんきょさんの「私的昭和テレビ大全集」で話題になった「手品師マムフォード」の写真は載っていませんでした‥‥。
いつの間にか二ヶ国語放送とかになってましたが正直、何だか「野暮だなあ」なんて思ったりして(笑)
クッキーモンスターとか最後には「食い散らかす」ようなアナーキーなところ(爆)が面白かったのに過剰な「教育的配慮」はどうかと思います。
「ゴミ箱」から出てくる(と言うことは「住んでる」?)オスカーなんてのも今では大丈夫なのかしら?
数、数える度にいちいち笑いと雷鳴の起こるカウント氏もいいなあ、
カラーテレビを購入するのが異常なまでに遅かった家庭だったので氏の顔色を初めて知った時には驚きました。
(他のマペットキャラも色んな色がありましたね)
またアルファベットや数字を順に並べて紹介するだけのコーナーでの音楽やアニメーションも忘れられませんでしたね!
小学校低学年の頃ですが…
12chで復活してからのセサミは
あまりにもとほほで
とても見てられませんでした…
人間型のマペットなのに顔が青かったり‥‥(苦笑)。
アニメの音楽もよくできてましたネ。「one, two three, four, five, six, seven, eight, ni---ne, ten」 私は「8」の時のタコのアニメが印象に残っています。あ、そのアニメのシーンの画像もあったので追加しておきます。
制作している「Chidren's Television Workshop」の意向として、語学学習よりはエンターテインメントとして楽しんでもらうことを望み、NHKとの折り合いがつかなくなって放映が終了したようです。
>ハロルドさん
テレ東での放映は、制作会社の意向に沿った形のようです。エルモが騒ぎまくっている印象しかありません‥‥。
ビニール(ガラス?)のコップに画がかいてあって、それがアニメになってるもの。
「ちっちゃなスーパーガイ!」「そのとおりさ!」
パペットでは、グローバーかな?
アメリカでは男女平等のせいかわからないんですが、男のキャラにはかならず対になる女キャラっていましたよね。
エルモに対してゾーイ。
カウント伯爵にたいしてカウンテス伯爵夫人。(数を逆に数えてくれる。カウンテス=フォン=バックワーズ)
オスカーに対してグランジェッタとか。
あとフォゲッタフルとクレメンタインも好きかな?
マニアックですね。
アニメのキャラでは「タイプライター」は記憶にあるのですが‥‥。あとは実写の「変なペンキ屋さん」。
手品師マムフォードを検索していて流れ着きました(笑)
あの呪文が気になって仕方なかったんですが、アメリカ人は本当にピーナツバターとジャムを挟んだサンドイッチが大好きらしいですね。
私はグローバーが大好きで、あの馬鹿らしいコントや、スッパグローバーが楽しみでした。
あと、ボブはプロ歌手だけあって上手でしたが、なかでもWho are the people in your neighborhoodというフレーズだけは当時まったく英語もわからないのに後で覚えていて、自分でもビックリしました(笑)
初回から長々と失礼しました(^^;
(うれしくて、過去記事からトラックバックもさせていただきました・汗)
『セサミ』の番組内でも、ピーナッツバターの工場の様子が紹介されたりして、いかにアメリカではピーナッツバターが浸透しているかが窺えました。
そんなアメリカに憧れてだったか、私もピーナッツバターが食べたくなって買ってきたことがあります。甘いものだと思っていたら、本当にピーナッツが入ったバターで、しょっぱかったのに驚いた記憶があります(苦笑)。
NHKで放送されていたのは2004年までだったそうで。その後のテレビ東京版は、全くカラーの異なる番組となってしまっていました‥‥。それも今では終了しているんですネ‥‥。つまり、日本では現在『セサミストリート』は放送されていないということです‥‥。