実在の人物をトム・クルーズ(実際には腹も出ててイケメンでは無かったw)が演じて話題の、バリー・シール/アメリカをはめた男(字幕)を鑑賞してきました。
↓とりあえず見に行った映画館HPのストーリー紹介からのコピペ↓
民間航空会社のパイロットでトップクラスの操縦技術を持つバリー・シール(トム・クルーズ)は、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなった彼は極秘作戦の過程で麻薬組織と接触し、麻薬の運び屋としても才能を発揮する。政府の命令に従う一方で、違法な密輸ビジネスで荒稼ぎするバリーだったが……。
航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、麻薬の運び屋としても暗躍した実在の人物バリー・シールの半生を、トム・クルーズ主演で映画化。『エクス・マキナ』などのドーナル・グリーソン、『21オーバー 最初の二日酔い』などのサラ・ライトらが共演。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でトムとタッグを組んだダグ・リーマンがメガホンを取る。トムが全て自分でこなしたフライトシーンに注目。
10月に見に行く予定の映画では数年前に見たディカプリオ主演のウルフオブウォールストリートと似た系列の作品かな?と書いてますが、まあ概ねそんな感じでした。
ただウルフオブウォールストリートでの金儲けの手段は法律的に見てグレーか黒に限りなく近いグレーといった感じでしたが、
バリー・シールのやってた事は冒頭でまだ航空会社勤務だった頃に手を染めてたキューバ葉巻の密輸以外は完全に真っ黒の犯罪だという事。
麻薬の密輸で大儲けする過程はかなり痛快な感じになってて、それが犯罪である事に目をつぶれば重量過積載(麻薬でw)状態で短い滑走路からの離陸とか麻薬取締官との空での攻防とかハラハラドキドキもあり娯楽映画として普通に楽しめたのですが、
バリーがアメリカに持ち込んだであろう麻薬で人生を狂わせた人も沢山居るだろうに、その手の負の側面が全く描写されなかったのが気になりました。
まあ最期はアメリカから見捨てられるような形でCIAとバリーの関係がリークされて麻薬組織に殺される結末なので、必要以上に映画の内容が暗くなりすぎない様にあえて描写しなかったのかも知れませんが。
それにしても劇中の中盤辺り、密輸による金儲けが順風満帆で元は寂れた街にバリーが金を落として街が発展してく下りは乾いた笑いが漏れそうになりましたw
特にシール・スタジアムで休日に街の住人達とピザを食べつつベースボールを観戦してるシーンとか建設費用の出所を考えたら物凄くシュールだなとw
それをバリー・シールが体現していました^^
展開は軽快で最後まで飽きさせず♪
やはりこういった男の末路はああなってしまいますよねぇ…。
トム・クルーズがバリーを好演していました。
客観的に見たらバリーは犯罪者以外の何者でも無い訳ですが、
トム・クルーズが演じたこともあって、憎めないキャラになってましたw
予告とは裏腹にもうちょい暗い感じになるのかと思ってたのですが、終盤以外は割と痛快娯楽映画でしたねw
最近麻薬関係の映画鑑賞が多かったので、
特にそう感じます。
やっぱりトム演ずるバリーの明るさは、
麻薬をやってなかったからかな~
<麻薬中毒で人生狂わされた人も多かったでしょうね>
↑そこについて全くノータッチだった点がちょいと気になったというか不満でした。
痛快娯楽映画なノリだった前半から中盤にかけてタッチしなくても、終盤の転落人生な部分でそういう描写を入れておけば良かったのにと。
でもアメリカなら球場に罪はないとか言い出しそう…。
色んな意味でアメリカってやっぱり凄いですわ。
日本人なら非合法な手段で手に入れたお金ならもうちょい使い方を考えそうなモノですが、
大金を所持している事を隠す気ナッシングの使い方と隠し方で、あの野球場の場面はちょっと笑ってしまいましたw