Le cheval noir

全然更新できてない…orz

トリコロールの風に吹かれて(WSJS & CXIJC 2008)

2008年12月13日 12時13分45秒 | other jockeys
去年の初め、いや、一昨年の今頃だったでしょうか。
当時、まだフランス語を勉強し始めたばかりだった私が最初に(先生の手も借りましたが)訳した記事だったので、今でも強く覚えています。

「Rouget厩舎がLemaire騎手と主戦騎手契約を結ぶ」

リーディング上位厩舎の主戦にルメさんがなれたのは素晴らしいことなのですが、これは同時にある一つの非情な結末にも結びつきました。それが

「Mendizabal騎手のRouget厩舎主戦降板→セカンドジョッキーへ」

いわずもがな、今年のフランス平地リーディングがほぼ確定していて今年のWSJSのフランス代表として日本へやってきたメンディザバル騎手のことです。
220という記録的な勝利数でリーディングに輝いたこともある名騎手がなぜ!?
と、ルメさんファンの私は素直に喜べず、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

どうやら、リーディングは最高順位が5位でもルメさんの国際的な活躍が評価されてのことだったらしいのですが…記事には「Mendizabal騎手はこの事実を冷静に受けとめている」とありました。
突然の出来事だったように記憶しています。そんなはずはない。どんな人間だって動揺するに決まっている…

9月にロンシャンに行った時は当日ルメさんもメンディザバルさんも騎乗があり、ずっと話の顛末が気になっていた私はFさんにこの話を聞いてみました。
やはりというか、この話を聞かされたメンディザバルさんはショックで騎手自体を辞めてしまおうと思ったんだそうです。

リーディングは常に1~3位に入っていても実はG1はこの時点でたった2勝だった彼。
地方の競馬場(中央競馬でいうローカルor第3場?)では大活躍出来ても、大レースのたくさんあるパリ地区(中央競馬でいう主場?)では力が足りないと思われていたのでしょう。
Rouget厩舎の主戦は降りても、奮起し高いモチベーションを保ち続けた彼は昨年はリーディング3位、今年は再び首位に返り咲きました。
しかもジョッキークラブ賞(仏ダービー)、アーリントンミリオン(アメリカ)という国内外の大レースを勝利して!!!気持ちが吹っ切れたのでしょうか、

「今はRouget調教師がどうして自分を降ろしたのかも解っている。彼の選択は正しかったんだ。」

とメンディザバル騎手は言っていたそうです。



当事者達にはどうすることも出来なかったとはいえ、
(元々どんな関係なのかは知りませんが)笑顔で会話を交わす2人の姿が見れてなんだかすごくホっとしました。

第1戦2着(11人)、第2戦10着(7人)、第3戦3着(1人)、第4戦2着(14人)と勝つことは出来ませんでしたが、人気薄を2度も2着に持ってくるイイ仕事っぷりでしたvさすがは仏リーディング。



これでWSJSは初出場だった04年が7位、06年が5位で今回が初の総合優勝!
おめでとうございます!!!でもまだ一度も1着がないんですよね…^^;



小牧さん、前半を折り返した時点でこれはもしや!と思ったのですが…
あれ、ホワイトさんの写真が無い?



「世界の一流ジョッキーが集まった中で、1位になれるとは思いませんでした。
世界の中でもトップレベルにあると思う日本でこういうシリーズに勝てたのは嬉しいよ!
クリストフがJCDに勝ってくれたのは嬉しいね。僕もいつか日本でこんな大きなレースに乗ってみたいよ!
出来ることなら来年は短期免許で2~3ヶ月騎乗してみたいね。」

嬉しいコメントありがとうございますvvv
確か、一昨年来日された時も短期免許のことは口にされていたと思います。
フランスからやってきた短期免許で騎乗する5人目(4人はペリエ先輩、すみよん、ボニヤさん、ルメさん)の騎手に彼はなることが出来るでしょうか?
もし本当に来られるのであれば(ルメさんほどじゃないですが)応援していこうと思います^^;

彼に限ったことではなく、毎年日本へやって来る騎手の皆さんは「日本のファンはあたたかいね!」と言ってくれるんだそうです。
確かに、ウイナーズサークルで見る彼らは皆、私達ファンの声援にとても嬉しそうにされていました。
ルメさんやペリエ先輩も「日本のファンのつくりだす雰囲気は世界一!すごくいい環境でレースに望めるんだ」とおっしゃっていました。
そんな世界に認められる、日本のファンの一人としてこれからもこのシリーズを盛り上げていこう!
と強く感じた一日でした。


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水曜日(12月10日)には香港版WSJSである、The Cathay Pacific International Jockeys' Championship 2008 (CXIJC)が行われました。
フランスからはルメさんとすみよんの2人が代表として参加!
とりあえずすみよんには勝て!という目標を私が勝手に立てていたのですが(汗)、見事第1戦8着(0p)、第2戦3着(4p)、第3戦1着(12p)で優勝のホワイト騎手には2p及びませんでしたが、総合2位にランクイン!
表彰&賞金があるのは1位2位だけらしく、お盆みたいな盾を貰っていました。
ルメさんおめでとう~vvv

WSJSはたとえビリでも1pもらえますが、CXIJCは4着以下だと1pももらえないみたいです。シビア。岩田さんは7位タイ(0p)でした。残念…
ていうか、同じ0pなのに7位タイと10位タイがいるのは何故?誰か納得のいく説明をお願いします。

香港ジョッキークラブのHP→HorseRacing→RacingNewsの10日の記事を見ていくと写真がたくさん見つかります。
超派手で楽しそう^^


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WSJS編はまだ終わりません。あともう一回続きます~

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