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逼迫

2022年02月03日 14時22分48秒 | 日記

私の体験した過労死一歩手前の話〜マネしちゃいけない社会人の働き方〜

 
教員生活ももうすぐ2桁になり、自分の送り出した卒業生もとうに20歳以上になり、社会人として働くようになりました。
 
若いときは経験も少ないので、何が正しいのかわからず、夢を叶えた気持ちから求められるままにがむしゃらに仕事をしていました。
 
今日はそんな数年前の私の経験した「あぁ、これ続けてたらきっと死んでたな」という話をしたいと思います。
良い子のみんなはマネしちゃダメだよ🙅‍♀️という反面教師的な意味合いで紹介しますね。
 
 
20代前半の頃、まだ実家から職場に通っていました。職場は電車と徒歩で1時間10分〜20分かかる場所でした。
 
私は当時、全国大会に何度も出場しているようなチアダンス部の主顧問をしていました。私がいたときで最高全国4位。若くて活動をよく見られるからと抜擢され、ダンスの経験はないので、大会の申し込みやユニフォームの購入、チアダンス協会のコーチとの連絡や部活動インストラクターとして来てくれる卒業生との連絡、地域のお祭りへ参加の手続きや保護者との綿密な連絡、保護者会の設定、生徒のメンタルサポートや、全国大会優勝を目指すための考え方の共有などをしていました。
 
放課後の練習は19時まで、活動場所である武道場の鍵の返却がそれ以降、学校にいられる時間は19:30までなので大体19:30過ぎにやっと帰路につけるという生活でした。さっきも書きましたが、そこから1時間20分家までかかるので、家に着くのは大体21時近くでした。それがほぼ毎日。
 
そして朝練もあります。朝練は毎日ではありませんでしたが、週に2〜3、大会が近くなるとさらに増えました。大会は年に3回あります。地区大会で3回、全国に行けばそれぞれ1回ずつ増えます。朝7時には学校に着いていないといけない日々です。さて、私は何時に起き、支度をして、電車に乗っていたでしょう?思い出したくもないくらい、睡眠時間も、家で過ごす自分の時間もありませんでした。家には夜ご飯を食べ、シャワーを浴びて寝るために帰っているような生活でした。それを数年続けました。
 
家に帰っても保護者やコーチ、部活動インストラクターから連絡がくることもありました。気持ちが休まることは少なかったですね。
土日も必ずどちらか部活があります。3連休は2日は必ず部活があります。全国大会優勝を目指すからには、自分たちの足りないところを埋める、よりよくするための時間がいくらあっても足りなかったんです。彼女たちが一生懸命取り組むので、私もそれに応えたいと部活動を見ない日はありませんでした。
 
秋には地域貢献活動で「地域のお祭りに出てくれませんか?」と依頼されるので、まず本人たちに出たいかどうかを聞き、本人たちに出演するかどうかを決めさせました。出ると言ったら、地域の人と打ち合わせするのはこちらの仕事です。必要なもののやりとりや、会場の広さを聞き、生徒に伝え、お祭り用にフォーメーションを考えさせて、それをインストラクターに連絡。インストラクターが来られない日は、添削された内容やアドバイスを生徒たちに伝えました。お祭りは土日にあるので、両日引率、もしくは土曜日にリハ、日曜日に本番なんて場合もありました。1ヶ月に休みが1日あればいい方なんてザラにありました。
 
残念なことにお祭りによっては、盗撮犯が出ます。盗撮をする気でカメラを持ってきている人たちは独特なカメラの使い方をするのでわかるのですが、その人たちに生徒が安心して演技をするためにカメラをしまってくださいと頭を下げます。嫌な顔で罵倒されることもありました。それでも生徒を守るためと会場を駆け回りました。
 
平日は朝から夜まで学校、土日休みはあまりなし、仕事は山積み、いろんなストレスを抱えてそれでも「生徒のためだ」と日々をこなしていました。大会になると約30人いる部員のためにカツおにぎりを全員分作りました。前日は入浴剤とお菓子を包み、手紙を書きました。もう今は心を一度ひどく折ったのでできないと思いますが、人生をかけてチアダンス部の生徒を応援し、支えてきたつもりでした。
 
そうやって体も心もフルで使って、担任もして授業もあって、生活していれば学校でいろいろ問題もあって、それも指導してと教員生活を送っていたら、壊れてしまったんですね。気づかないうちに。
 
唯一ある休みにはいつも高熱を出しました。それも解熱剤を飲んで次の日仕事に行きました。
年末年始の絶対にもらえる休みには、ストレスで免疫力が低下しすぎ、小さな子どもがなる水疱瘡になりました。年末で病院が閉まっていたので苦労したのを覚えています。年末年始のお休み6日間は全て高熱で倒れ、水疱瘡が甥や姪にうつらないように正月は隔離されました。悲しかったですね。
 
ここまで来てもまだ大丈夫だと思っていました。応援したい、全国を目指すあの子たちを。全国大会上位のあの光景を見せてあげたい。コーチも、インストラクターも、保護者も、そして何より本人たちが望んでいる高みへ行ってほしい。そう思ってやまなかったんですね。でも、壊れるのは体だけじゃなかったんです。
 
休みもそうない中で、授業の準備もしなければなりません。授業に必要な買い物もしなければならない、でもリフレッシュのために何も考えない時間も過ごしたい、持ち帰っている仕事もしなければならない。少ない休みは、「休みたい」と「仕事しなきゃ」が交錯しました。
ある日、父母に連れられて外食に行った帰り、家に着いて車を降りると私はポロポロと泣き出してしまいました。そして、心配してこちらを見てくる母に「何が楽しくて生きているのかわからない」と言いました。悲しいのか、苦しいのか、何をしたいのか、それすらもわからなくなるくらい追い詰められて、感情もわからないのにただ涙は出てくる。そういう状況でした。そこまで行ってやっとわかりました。「応援したい気持ちに嘘はないけれど、自分は無理をしてたんだ」と。
 
そこから後の話もすると長くなってしまうので、もし気になるという方は聞いてください。でも、今生きているので、なんとなく想像がつくかもしれませんね。
 
この話で言いたかったことは、「自分を大切にして欲しい」ということです。人生投げ打ってまで、人のことを支えようとするのは間違いですし、なんなら傲慢です。社会で教えられること全てが正しいわけではないので、自分で判断できる力をつけてください。体に異変を感じる、涙が止まらなくなるのはもう危ないサインです。私も一歩間違えてたら過労死、もしくは長いお休みをいただいていたかもしれません。自分を労る時間を取ってください、睡眠時間は削らないでください。自分を大切にできる人が、人を大切にできます。でも、自分勝手で休んだり他人に迷惑をかけたりするのは違います。必要最低限はしましょう。そこは履き違えないでください。心は折れたら元通りにはなりません。体も壊れたら同様です。どうかどうか大切に。幸せに生きてください。
 
 
 
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六、人の嫌がる仕事を真先に担当せよ。(学校法人玉川学園創立者小原國芳 先生曰く)
七、・精神を外にして健康もないし、健康をはなれて精神生活もありませぬ。富の価値を度外視して精神文明も成立しないし、精神文明の発展なくして物質文明の進歩も望み得ませぬ。しかも、健康も富もすなわち一切の物質文明は宗教と道徳と哲学で聖められ深められて行きます。(学校法人玉川学園創立者小原國芳 先生全人教育論著書よりp24)

八、嫌だと、思うと なお嫌になる。(目標や笑顔・ジョークが苦境を乗り越えさせてくれる)(やってもみないで、「事の成否」を疑うな。福沢諭吉先生曰く)
九、ステップ バイ ステップ、一歩一歩確実に。 (自分の力を発揮できるところに、運命は開ける。福沢諭吉先生曰く)

十、今 心に雨が降っていても、明日晴れることを信じ傘をさし、長靴をはき、雨宿りの場所を探せ。( 虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ。 ドリー・パートン 米国のシンガーソングライター、女優)(苦しい時、生きた言葉が自分を支えてくれる、ノンノ曰く)(運動・汗・涙、甘い物を食べないことはノイローゼに効く) (何時も明るく元気でさわややか腹を立てづに心は丸く)

三三、苦しむときは長い、楽しむときは短い、愛するときは永遠にと、優しさの努力。(美人は性格不美人が多い、なぜ、わがままが通ると思っているから)(私は、強い心が持てますようにと祈ってきた。))(生きる力は愛を探す力、遊ぶこと、学ぶこと、好きなものを探す力苦しみから這い出すための生きた言葉が必要、)                         

三四、人を動かすには、自然な流れに強い押し、されど見えない糸〈意図〉こそ誠。(仕事が出来ると評価される人は、八面六臂(はちめんろっぴ=八つの顔と六本の腕があるようだ)に出来という人で、人を働かせるのが上手な人が、仕事が出来ると評価される。一人で多方面にわたって何人分もの働きをする仕事職人に経営を委ねるには時間がかかると知れ。)

 

 

私の生き方考え方「語録」http://blog.goo.ne.jp/genkideluzo/e/dd326ab491d1945597a540ae2dedd619

影山 元気

 
コメント
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