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「不登校児専門公立中」開校

2021年03月30日 22時47分17秒 | 日記

岐阜市に「不登校児専門公立中」開校。除幕式で会場を涙させた京大准教授のスピーチ | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

4月7日、岐阜市に不登校児専門の草潤中学校が開校されることが決まった。自治体主導としては初の公立不登校特例校で、説明会には40名定員のところ120家族、実に380名が参加したという。

その方針は、「すべての授業はオンラインも併用のため通学してもしなくてもOK」、「担任教師は生徒側の選択制」、「時間割は教師と生徒が相談しながら一緒に決める(義務教育としてはきわめて異例)」、「職員室は生徒に開放する、生徒は食事をしてもただくつろいでもよい」、「開校時の先生は異動でなく手上げ方式」といった、実に革新的なものだ。

そして、同校が開校に先立って27日に行った開校除幕式・内覧会で、京都大学総合博物館准教授、塩瀬隆之氏が行ったスピーチが話題を呼んでいる。


写真提供:塩瀬隆之氏

塩瀬氏は「機械学習による熟練技能継承支援システムの研究」が専門で、「ATR 知能ロボティクス研究所」研究員も務めた工学博士である一方、NHK Eテレ「カガクノミカタ」番組制作委員、日本科学未来館「“おや?”っこひろば」総合監修者、文部科学省中央教育審議会委員(数理探究)を務めるなど、教育の分野にも貢献は多い。
 
ここでは同校ならびに塩瀬氏の許諾を得、塩瀬氏の挨拶全文を掲載する。


理想は『バーバパパのがっこう』にあり?


みなさまおはようございます。京都大学の塩瀬と申します。

このたびは、草潤中学校の開校、まことにおめでとうございます。

早川教育長よりこのような機会をいただき、まことにありがとうございます。私が最初に早川教育長から、「塩瀬さん、理想の学校ってどんな学校だと思うか?」と聞かれたとき、即答したのが、「『バーバパパのがっこう』のような学校」でした。この絵本の話を少し紹介させてください。


『バーバパパのがっこう』(A・チゾン/T・テイラー著、山下明生訳、辻村益朗装丁、講談社、1976年刊)

これはフランスの小学校のお話なんですけれども、学級崩壊が起きそうなときに、親御さんや市長さんが、「おまわりさんをつけてでもいいので、学校にしばりつけて勉強をさせないといけない」と言いだすところからスタートします。それを見かねたバーバパパが、皆を森の学校へ連れ出します。

バーバパパには個性豊かな家族がいるので、子どもたちの好きなことに合わせて、いろんなことを教えることができます。歌を歌うのが好きな子ども、自然観察が好きな子ども、機械いじりが好きな子ども、みんなそれぞれ夢中になるものが違います。
 
 
好きになったことを突き詰めると、その先に分からないことがあっても、さらに知りたいと思えるのです。の瞬間こそが、まさに勉強したいと思う瞬間で、このときに学校の先生が戻ってくると、以前と同じ算数の授業をしたとしても、子どもたちの食いつき方が違ってきます。そのような瞬間こそが、子どもたちにとっての学びの場なのです。半信半疑だった市長も親御さんも、変化した子どもたちの姿を信じて、バーバパパの学校に子どもたちを預けたい、と思うようになります。

こんな学校こそが、もしかすると理想の学校かも知れない。それが、私が早川教育長にお話ししたことです。ここで大切なことは、子どもたち自身が学びを選ぶということです。

重要なのは「学びの選択肢がたくさんある」こと


私が、世界中、それから日本中、理想的な学校がどういうところなのかというのを調べる中で、魅力的な学校に共通すると感じることがあります。それは、「学びの選択肢がたくさんある」ことです。好きな場所で学ぶことができたり、好きなことを学ぶことができたり、学ぶ内容を選べたり、さらには学びの設計図である「時間割」を先生と一緒につくることができる学校こそが、子どもたちにとって本当によい学校なのではないか、と思うようになりました。

しかし、子どもたちがこれを選ぶというのはなかなかに難しく、しかも、そういう環境はほとんどありません。大人は、時間割も、教室も、担任の先生も、9教科も、よかれと思って子どもたちに与えます。子どもたちに必要だと思うから与えるのです。
 
でもこれを子どもたち自身が自分で選べるチャンスというのは、どうすれば作ることができるのか。みんな同じように同じペースで学ばないといけない、これができることが、大人になるために必要だと大人は考えます。そのためには我慢をしないといけないし、耐えなければならない。

しかし、本当にそうでしょうか。我慢して、耐えることだけが、子どもたちに必要なことで、これを6・3・3の12年間、さらに4年間足して16年間耐え続けられた人だけが大人になれるのでしょうか。


開校式を待つ校舎(写真提供:塩瀬隆之氏)

私は、そうでない場所、を作ることが大事だと思います。

子どもたちが勘違いしている言葉の一つに、「義務教育」という言葉があります。子どもたちのほとんどは、学校に行かなければいけない義務だと感じています。どんなに苦しくても、どんなにしんどくても、行かなければいけないのが義務教育だと勘違いをしています。
子どもたちにあるのは「義務」ではない、学習「権」だ

大人はここで声を大きくして、それが間違いであることを伝えないといけないと思います。子どもたちが持っているのは「学習権」です。学びたいと考えたときに、学んでいいという権利です。義務を負っているのは大人で、その子どもたちが学びたいと言ったときに、学ぶ方法すべてを提供しなければなりません。教室の中に、正方形のタイルのようにまっすぐ並ぶことのできた子だけが学んでいいという、そういう条件付きの学びではなく。子どもたち、いつ、どこで、だれと、なにを学びたいのか、そのすべてを選んでもいいはずで、その環境を提供できることこそが、大人に課せられた使命だと思います。

そういう意味で、この草潤中学校を作られた皆さんは、ものすごいハードルを乗り越えてこの場を作られたのだと思います。この理想的な学びを実現するということは非常に難しいことで、これまでのご準備をされてきた関係者のご尽力に敬意を表したいと思いますし、こういう場所を地元の皆さんと一緒に作られたということ自体が素晴らしいことだと思います。

先ほどの学びもそうですけれども、自分で選んで自分で学んだことは決して忘れないのだと思います。この学校自身も、子どもたちが学ぶ場所を地元の皆さんと一緒に作れるということ自体が、この街の中で忘れられない学校を作るという意味で、すごく大事なことだと思います。

いま学校現場は、たくさんのことを要求されています。グローバル人材、スーパーサイエンス、SDGsさらにプログラミング。これを全部できたら、スーパーマンにしかならないですよね。そんな大人は町の中に何人いるのでしょうか。
そんな大人が見当たらないにも関わらず、なぜかみな、学校に、たくさんのことを要求してしまいます。すべてを学校にやらせすぎな気がします。学校がやるべきことは、子どもたちの学びの機会を奪わないことです。子どもたちが学びたいと思ったときに、学べるような環境を用意することだけが唯一、学校に課せられた使命です。学びを嫌いにさせるのはもってのほか、絶望しそうになったときに学びを諦めない、そんな子どもたちに育つ場所が学校なのだと思います。


生徒を待つ教室(写真提供:塩瀬隆之氏)
 
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君に関心がある

2021年03月27日 12時39分03秒 | 日記

写真の説明はありません。

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影山 元気

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父が偉大で尊敬できる幸せがある

2021年03月23日 13時36分13秒 | 日記

わたしの中に父の存在を感じる、

それは、

同じような声を自分が発し感じるとき

自身の顔や手の、しわや形を見るとき

所作や考え方が同じだと、ふと感じるとき

父が偉大で尊敬できる幸せがある。

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影山 元気

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死後の世界

2021年03月21日 15時26分01秒 | 日記

死んだらどうなると

答えは知らないから、脅え祈り答えを求めだす

人格や思考、メタフィジック(世界の根本的な成り立ちの理由)のない無の世界に行く

脚本・希望・夢・思考がない胎児の形もない世界と考えるのでは・・・

生々流転(せいせいるてん:すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていく)

 

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私の生き方考え方「語録」http://blog.goo.ne.jp/genkideluzo/e/dd326ab491d1945597a540ae2dedd619

影山 元気

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