日産は、かつてHVを販売していた。
2000年に発売した「ティーダハイブリッド」である。
全国で100台の限定販売であった。
このクルマを知人が保有しているが、今でも調子良く動いている。
限定販売の後は、本格販売へと進むと思われたが、トップの方針で開発は中断された。
こうして10年が過ぎ、再び日産から独自開発のフーガHVが登場した。
11月2日から発売する。
ハイブリッドシステムは「1モーター・2クラッチ方式」で、リチウムイオン電池を採用。
これにより、10・15モード燃費でコンパクトカー並みの 19㎞/ℓ を確保した。
最低価格は 577万5千円 からで、ベース車の「370GT」に比べ約 120万円高 となる。
1モーター・2クラッチ方式(インテリジェント デュアル クラッチ コントロール)
駆動と発電を1つのモーターで行い、エンジンとモーターをトルクコンバーターを介さずにトランスミッションに直接接続する軽量で高効率なハイブリッドシステム。
本システムは、2つあるクラッチの1つでモーターとエンジンを完全に切り離して、エンジンを停止させた静かで効率の良いモーター走行(EVモード)を可能にする。
このEVモードでの走行を、高速走行を含む運転領域まで拡大し、かつモーター走行を積極的に行うことで、クラストップの低燃費を達成している。