現場知略

株式会社自動車情報センター、白柳孝夫の取材メモです。

ついに90%が輸入品となったアルミホイール

2010年05月07日 12時18分51秒 | 自動車用品

カー用品市場の黎明期におけるアルミホイールは、贅沢なドレスアップ用品であった。
今でも、こうしたニーズは無いとは言えないが、一部のマニアの世界になってしまったようである。


現在のアルミホイールは・・・・・冬タイヤの芯である。
昔は、スチール・ホイールが冬タイヤの芯であったが、東南アジアや中国から安いアルミホイールが輸入されるようになり、スチールがアルミに変わった。

芯だから値段が無い。
タイヤとセツトで販売されるので、アルミホイールだけの価格は設定されていない。
タイヤだけで販売されることもなく、アルミホイールだけで販売されることもない。
 
今年もJAWAの「アルミホイール・イヤーブック2010」が刊行された。
2009年のJAWA会員のアフターマーケット向けアルミホイール販売本数は前年比5・9%減の658万3226個となった。

このうち92.4%が輸入品である。
新車販売と連動する高級アルミホイールの販売が減少し、冬タイヤの芯(スノーホイール)は堅調に推移した。 
単価のダウンで売上高は、さらに大きく減少していると思われる。

 


昨年度のカー用品市場は堅調だった

2010年05月06日 12時14分15秒 | 自動車用品

新車・中古車市場の低迷にも係わらず、2009年度のカー用品市場は前年並みを確保したようである。

自動車用品小売業協会(APARA)がまとめた資料によると、

・09年度(09年4月~10年3月)

会員企業のカー用品店の売上高

4523億4224万円 前年比0・1%増

2009年11月、2010年1月、2010年3月がマイナスであったが、それ以外は堅調に推移した。

好調の理由は・・・

2009年10月までETC車載器が好調。
これは麻生内閣の土日、高速道路1000円施策(ETC車載器搭載車)によるものだ。

民主党に変わってから、高速道路割引はETC搭載車に限定しなくなり、ETC商戦は終わってしまったが、2009年12月から今年の3月までは、一部地域で雪が降り、冬季用品尾販売が好調であった。
 
<品目別動向>

・タイヤ:895億6931万円(対前年比0.6%増)

・カーナビ;737億9432万円(同4・9%増)

・工賃:690億5976万円(2.9%増)